2017年08月28日

68年ぶりの法改正で通訳ガイドが自由化!親子で英語力を試すチャンスかも!?

68年ぶりに通訳案内士法改正!通訳は英語力とプレゼン力を鍛えるチャンス。世界大交流時代に向けて、親子ではじめてみませんか?


こんなに物知りで英語を話せる子供がいるなんて!

先日、ソーシャルメディアで「観光ガイドをする子供たちが凄すぎる!」という動画が拡散されていました。

この動画の子供たちは、岡山県に住む8歳と5歳の男の子。ディズニーのDWEという通信教育を利用しているという事ですが、よどみなく美しい英語を話していてビックリします。そして、外国人の大人相手に怯むことなく、堂々とガイドしていて、まるでプロの観光ガイドのようです。

ホームページによると、彼らは通訳ガイドの不足を解消しようと、地元を案内するボランティアの英語ガイドとして活動を始めたのだそう。

ソーシャルメディア上では、「こんなに物知りで英語を話せる子供がいるなんて!」という驚きとともに、瞬く間に拡散されていきました。

幼児英語教材「ディズニーの英語システム」 | DWE (Disney's World of English) | みんなの声 | 先輩ユーザーの声 | 英語で外国人旅行者をおもてなし♪

https://world-family.co.jp/sp/voice/seniors/201705-03.html

「先輩ユーザーの声/英語で外国人旅行者をおもてなし♪」ページ。DWEは、キッズ英語教材としてウォルト・ディズニー・カンパニーが正式に認めた唯一の英語教材です。無料サンプル請求を受付中。00777-85-889

増え続ける訪日外国人旅行者

 

日本政府観光局(JNTO)の報道発表によると、「訪日外国人旅行者」は2012年から5年連続で増加しており、2016年は2400万人を突破しました。今年は4月の時点で900万人を超えています。

2020年には東京オリンピック・パラリンピックを控え、訪日外国人旅行者の増加はまだまだ続きそうです。

2017年4月の訪日外国人数と前年推移

 

市場別の4月のトップは韓国で、前年同月比56.8%増の55万4600人。昨年は4月に熊本地震が発生して訪日敬遠の動きがみられた反動もあり、特に大幅な伸びを記録した。続く中国は2.7%増の52万8800人。台湾が7.6%増の41万3300人、香港はイースター休暇効果で64.6%増となり20万9400人に。米国は23.6%増の14万1100人だった。

調査対象となっている20市場のうち13市場(台湾、香港、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、ロシア)が単月最高を記録。その他7市場(韓国、中国、シンガポール、マレーシア、豪州、イタリア、スペイン)は4月として最高となった。

 

増加する訪日外国人旅行者に対応するために、空港や百貨店にイスラム教徒のための礼拝スペースが設けられたり、駅構内や商業施設で多国語表示が増えたり、多言語のガイドマップをつくるなど、様々な取り組みが始まっています。

おもてなしをする日本側も旅行者のニーズに応えようとしています。

ところが…訪日外国人旅行者が旅行中に困ったこと

 

平成28年度「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関する現状調査」結果

 

ところが、総務省が訪日外国人旅行者に対して行った調査の中で、「旅行中に困ったこと」の回答結果を見てみると、回答数が多い順から「無料公衆無線LAN環境」46.6%、「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない(英語が通じない等)」35.7%、「多言語表示(観光案内版等)」が20.2%と続きます。

全体の回答の分布を見ても、言語の問題さえ解決できれば、つまり、英語コミュニケーションを取れる人がいれば解決できる困ったことが、旅行者を悩ませる大きな問題だとわかります。

通訳ガイドに挑戦してみよう!

実はこれまで、訪日外国人旅行者への有償通訳ガイドは、国家資格である「通訳案内士」の有資格者だけに認められていました。

しかし、増え続ける訪日外国人旅行者と、3年後に迫ったオリンピック需要に向けて、観光庁が68年ぶりに通訳案内士法を改正し、国家資格なしでも有償でガイドを担うことが可能になりました!

インターナショナルスクールタイムズをチェックされている方の中には、帰国子女、インターナショナルスクール出身、英語が大好きで話す機会を探している方、英語コミュニケーションに自信あり!という人がたくさんいらっしゃる多いと思います。

最初にご紹介した岡山県の子供たちのように、自分の子供にも訪日外国人のガイドを経験させ、英語が実際に活きる言語である事や、他国の人と触れ合い、感謝される事を通して、英語コミュニケーションを楽しんでほしい、と思った方がいるのではないでしょうか?

そんな方の為に、訪日外国人旅行者と通訳ガイドのマッチングサイトをいくつかご紹介します♪

Travee

http://travee.co/home/teaser

「Travee」は、“ヒト”こそがまさに「国の光を観せる」観光資源という思想から生まれました。当サイトでは訪日外国人旅行者の目的に合わせ、地域の魅力溢れるプランをサイト上で選んでいただき、地元を知り尽くした「Travee ガイド」とマッチングします。

Planning a trip in Japan with local guide - Tomodachi Guide

https://huber-japan.com/

私たちHuber.が提供する「TOMODACHI GUIDE」は、外国人旅行者の方々を「友だちをもてなすように」ガイドする、まったく新しいソーシャル・ガイドマッチングサービスです。 言葉がしっかり話せなくても、文化や歴史の知識がなくてもいい。 おもてなしの心と、ありのままのあなたがいればいい。 私たちが持つ「おもてなしの心」は「言葉の壁」を超えるものです。

FELLOW TRIP

https://www.fellow-trip.com/ja

フェロートリップには旅行会社や一般的なツアーでは体験できない本当の日本を体験したい旅行者がゲストとして集まります。 あなた自身のクレイジーな日本体験を見つけ出し、まだ見ぬ母国の日本旅行を満喫したいゲストのガイドとなってゲストに提案することができます。 普段あなたが体験している日常が旅行者にとっては非常に興味深く、クレイジーな体験としての価値を持つのです。 そしてそんな体験の提供の結果、ガイド報酬が手に入ります。

Things to do in Tokyo | Meetrip

http://meetrip.to/tokyo/tours

Meetripは、ユーザーが独自のパッケージツアーを作成して販売し合えるCtoCマーケットプレイス。Facebookアカウントでログインすれば誰でも「隠れ家レストランに連れていきます」といった「アクティビティ」を作成し、任意の価格で販売できる。購入すると、現地の人しか知らないようなスポットを紹介してもらいながら旅を楽しめるという仕組みだ。

オリンピックの通訳ボランティアに向けて

 

少しずつ通訳ガイドとして経験を積み、3年後のオリンピックで大活躍できると、親子の一生の思い出になるのではないでしょうか?

ちなみにオリンピックの通訳ボランティアは、来年夏ごろを目途に募集がスタートするみたいですよ♪こちらも合わせてチェックしていきたいですね。