2013年06月03日
『国際バカロレアの教育理念』というとむずかしそうに感じてしまいますね。例えるならば、国際バカロレアの教育理念は、学校にある井戸のようなものだと思います。
『国際バカロレアの教育理念』というとむずかしそうに思います。
そのなかで国際バカロレアの教育理念は、学校にある井戸のようなものだと思います。
国際バカロレアという井戸には、IB使命宣言やIB学習者像という教育理念の『水』があります。*
その『水(教育理念)』をバケツで引き上げます。
次に、バケツの『水(教育理念)』を、3つの柄杓で植物(教科)に撒いていきます。
それぞれの柄杓には、フィルターがあり、『知識の理論』、『課題論文』、『活動性・活動・奉仕』という栄養素に分けて、植物に撒かれます。
植物は、6つの種類(グループ)があり、それぞれひとつの植物(教科)が育ちます。
6つの植物(教科)は、必ず教育理念という井戸からくみ上げられ、3つの柄杓から撒かれた水で育ちます。
その植物を生徒も、先生も、職員さんも保護者も毎日、給食で食べます。
重要なのは、国際バカロレアという井戸の水を、生徒はもちろん、先生も、送り迎えの保護者も、もちろん職員さんも365日、一緒に飲むことです。
国際バカロレアの教育理念は、学校生活のすべてに関わります。
それは、365日変わりません。
もっというのであれば、その先も身体のなかで循環し続ける『水』なのだと思います。
*IBの理念は全人教育にあります。
以下の10つの学習者像を目指しています。(文科省のホームページより引用)
Inquirers 探究する人
Knowledgeable 知識のある人
Thinkers 考える人
Communicators コミュニケーションができる人
Principled 信念のある人
Open-minded 心を開く人
Caring 思いやりのある人
Risk-takers 挑戦する人
Balanced バランスのとれた人
Reflective 振り返りができる人
引用 文部科学省 国際バカロレアについて
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/1308000.htm
この記事の記者
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、日本経済新聞やフジテレビホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。