【コラム】アオバジャパンの国際バカロレア認定に寄せて
アオバジャパンインターナショナルスクールの変革を取材しながらの3年半。
タイムズを創刊し、アオバジャパンインターナショナルスクールの変革を取材しながらの3年半。
同校の高等部第一回目の卒業式から大学フェア、さらに国際バカロレア候補校、そして、今回の認定校へ。
そのプロセスを肌で感じてきました。
その経験は、貴重な体験でした。
*アオバジャパンを運営する株式会社ビジネス・ブレークスルーのIR資料bbtiraobajapan.pdf
タイムズは、2015年7月に小さなキンダーガーテンを運営し始めました。
メディアとスクール運営という両輪から、感じること。
それは、生徒・保護者と教育理念と教育手法の共有をはじめ、カリキュラム変更、国際認定機構の認定など変革にまつわる現実的な難しさです。
同校は、生徒・保護者が在籍しながらカリキュラムを変える大変難しいことを成し遂げました。
生徒・保護者の理解なく、同校の国際バカロレアへの取り組みはなかったと思います。
また同校の教員・職員が国際バカロレアに対し真摯に向き合って、熱意をもって行動したからこそ同校の変革ができたと感じています。
認定取得という動き。
その手続きは、生徒・保護者から見るとわかりにくいものです。
毎日の学校の教育のなかでは、さらに感じにくく、見えにくものです。
しかし、同校は強い信念で国際バカロレア認定校になりました。
教育。
それは、成果がすぐに出るものではありません。
生徒ひとりひとりの未来にあるものです。
だからこそ、同校の教職員は、カフェテリアで挨拶する生徒ひとりひとりの卒業後を想像しながら将来に向き合ったのだと思います。
「あの子、この子の未来に何ができるのか」。
その真摯な問いの先にあった教育手法。
それが国際バカロレアだったのです。
ずっと国際バカロレアという卵を温め続けた生徒・保護者、そして、見えないからこそ真摯に向き合った同校の教職員の皆様、本当におめでとうございます。
そして、最後に約四半世紀にわたる同校の卒業生の皆様、おめでとうございます。