【速報!】広尾学園が大阪に誕生 28年金蘭会中高が男女共学の「広尾学園大阪」へ

Hiroogakuen Osaka Feature
東京都港区の広尾学園中学校・高等学校と、大阪市の金蘭会高等学校・中学校が教育連携を進め、2028年4月、男女共学の「広尾学園大阪中学校・高等学校」がスタートする。

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東京都港区の広尾学園中学校・高等学校と、大阪市の金蘭会高等学校・中学校が教育連携を進め、2028年4月、男女共学の「広尾学園大阪中学校・高等学校」がスタートする。

広尾学園、広尾学園小石川に続き、「広尾学園」の名称を冠する3校目の中高一貫校となる。金蘭会が121年にわたって築いてきた女子教育の伝統に、広尾学園の国際教育や進学校としての教育モデルを融合させ、大阪で新たな共学進学校を目指す。

金蘭会中高が校名変更、男女共学へ

広尾学園中学校・高等学校は2026年7月17日、金蘭会高等学校・中学校と教育連携を進め、2028年4月から同校を「広尾学園大阪中学校・高等学校」へ校名変更すると発表した。

同時に、これまでの女子校から男女共学へ移行する。中学校から高校までの6年間を見通した一貫教育を基本とし、高校からの入学者募集も引き続き実施する予定だ。

今回の改革は、新しい学校法人による学校新設ではない。校名変更後も学校の設置者は学校法人金蘭会学園のままであり、金蘭会学園の建学の精神と伝統を継承しながら、広尾学園との共同による教育開発を進める。

121年の女子教育と広尾学園の教育モデルを融合

金蘭会高等学校・中学校は、明治期の創立以来、121年にわたって女子教育を実践してきた伝統校である。

今回の改革では、金蘭会が培ってきた教育文化や同窓会、地域とのつながりを継承しながら、時代に対応した共学進学校へ転換する。

そこに加わるのが、東京都港区で広尾学園が進めてきた国際教育と進路教育のノウハウだ。

広尾学園は、国内大学だけでなく海外大学への進学も視野に入れたインターナショナルコースを設置し、英語力の高い生徒を対象としたAG(アドバンストグループ)と、入学後に英語力を伸ばすSG(スタンダードグループ)を展開してきた。

一方、医進・サイエンス分野や探究活動、ICTを活用した学び、大学や研究機関、専門家と連携したキャリア教育にも力を入れている。

ただし、広尾学園大阪に設置されるコースや具体的なカリキュラムについては、現時点では発表されていない。広尾学園のどの教育プログラムが大阪で導入されるのかが、今後の注目点となる。

広尾学園小石川に続く「3校目の広尾学園」

広尾学園の教育モデルを別の学校法人が運営する学校へ展開した先行例が、東京都文京区の広尾学園小石川中学校・高等学校である。

同校では、広尾学園との教育連携を通じて教職員の交流や合同研修を実施し、広尾学園の本科コースとインターナショナルコースのカリキュラム、共同のキャリア教育プログラムなどを導入してきた。広尾学園小石川の公式情報

現在は、外国人教員が英語で教科を指導するAGと、入学後に英語力を伸ばすSGを組み合わせたインターナショナルコースを展開している。広尾学園小石川・コース紹介

広尾学園大阪でも、単なる校名変更にとどまらず、教員研修、カリキュラム開発、国際教育、キャリア教育、国内外の大学進学支援など、学校運営の中核部分にまで踏み込んだ連携が進む可能性がある。

関西の国際系中学受験に新たな選択肢

関西圏では近年、英語教育や探究学習、海外大学進学に対応した国際系コースを設置する私立中高が増えている。

そのなかで、首都圏の中学受験で高い注目を集めてきた広尾学園の教育モデルが大阪へ進出する意味は大きい。

特に、帰国生や英語学童、プリスクールの卒園生、国内外の大学進学を並行して検討する家庭にとって、広尾学園大阪は新たな進路の選択肢になりそうだ。

一方、広尾学園大阪はインターナショナルスクールの新設ではなく、日本の私立中学校・高等学校を基盤とした学校改革である。日本の中高卒業資格を取得しながら、英語力、探究力、国際性を高め、国内大学と海外大学の双方を視野に入れられる教育設計になるかが焦点となる。

募集人数、コース編成、英語力別のクラス、帰国生入試、一般入試、学費、教員体制などの詳細は、今後発表される予定だ。

金蘭会の伝統をどのように継承しながら、広尾学園の国際教育を大阪に根付かせていくのか。「広尾学園大阪中学校・高等学校」の誕生は、関西の中学受験と国際教育の勢力図に大きな影響を与える可能性がある。

参考:広尾学園「広尾学園大阪中学校・高等学校について」

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『Pathways』第8章:柳井奨学金受給生・大原明さん

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この記事の記者

編集長 兼 国際教育評論家 村田学

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。