2017年07月14日

【サマー8月下旬】小学生向け起業マインド育成プログラムの深イイ理由とは

インターナショナルスクールの卒業生が提案する「小学生向けの起業マインド育成プログラム」の深イイ理由をインタビューとともにお伺いしてきました。小学生から「起業マインド」を育成するには、どのような内容なのでしょうか。手作り感のあるプログラムは、理科の実験のよう?開催は8月下旬なので、ぜひお父さんも参加したいですね。


小学生向けの起業マインド育成プログラムとは?

サマープログラムも英語で学ぶキャンプ系からサイエンス系、マインドフルネス系、STEM教育系と豊富になってきました。

今回、編集部に届いたのが、「小学生向けの起業マインド育成プログラム」です。
小学生から「起業マインド育成」とはどのようなプログラムでしょうか?

今回、小学生向けの起業マインド育成プログラムを主催するのが、子育てとダイバーシティ、そしてフリーランサーや起業家を応援しているHatch Cowork+KIDsです。

Spark Plugのホームページより引用

 

そして、インターナショナルスクールをオンラインと実際の幼稚部で手がける株式会社GLOBAL EDUCATIONAL PARTNERSです。

オンラインのインターナショナルスクールから実際のインターナショナルスクールの経営をするGlobal Educational Partnersのホームページより引用

 

本起業マインド育成プログラムは、「Spark Plug Week2017」と名付けられています。

その理由は、Spark Plug(スパークプラグ)とは、ガソリンに火をつける点火アイテムですが、子どもたちの ”想像力” というガソリンに火花〜スパークを散らす1週間を届けたい想いから名付けられました。

説明会も開催!

説明会開催 7月16日(日) 10:30-12:00 ※開場10:15
場所:Hatch Cowork +KIDs(東京都港区赤坂)
参加費:無料
対象:小学3年 - 6年の親子
人数:定員20組40名 ※応募多数の場合は抽選

プログラム
 10:30-11:30 ラッキィ池田さんによる親子ワークショップ
 11:30-11:35 Spark Plug Week 2017 サマーキャンプ告知
 11:35-12:00 個別相談会

参加を検討されている方は、説明会で具体的な話を聞いてみたいですね。

Spark Plug Week2017の授業とは?

Spark Plug Week2017では、小学生向けのため、起業の具体的な知識やスキルを学ぶのではなく、思考力、判断力、表現力などの力を育てることを目的にしています。

そのため問題解決やアイデアを形にする力を伸ばすプログラムです。
本プログラムの特徴は、3つのステップがあること。

1.チームビルディングとキャンプ体験
  場所:ライジングフィールド軽井沢
  8/21(月)-22(火)

2.商品開発 こどものためのフレッシュジュースの企画、レシピ開発、プレゼンテーションの練習
 会場:赤坂見附Hatch Cowork +KIDs
 8/23(水)-25(金)

3.試飲会とプレゼンテーション大会
 会場:都内
 8/26(土)

 

ステップ チームビルディング 軽井沢

最初にチームビルディングの要素を取り入れたキャンプ体験がライジングフィールド軽井沢にて一泊二日で開催されます。

ここでまずは参加者と仲良くなり、自分たちがこのプログラムで何を目的としてどのように解決をするか、を「チームビルディング」を通して理解していきます。

▼チームビルディングの会場となるのが、「子ども達の生きる力を高める」「人・組織の可能性を切り拓く」場・機会の創出をミッションに掲げるキャンプ施設、ライジングフィールド軽井沢です。

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ステップ 商品企画・開発 赤坂見附

8/23(水)-25(金)と赤坂見附にあるHatch Cowork+KIDsでSUNSHINE JUICE代表 剛 嘉徳さん監修でこどものためのフレッシュジュースの企画、レシピ開発、プレゼンテーションの練習をします。

SUNSHINE JUICEと聞いて「コールドプレスジュース」をご存知のお母さんたちも多いと思います。

▼100%自然由来で無添加のサンシャインジュース

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今回、本プロジェクトに商品企画・開発で全面的に監修するのが、代表の剛嘉徳さん。

ステップ 試飲会とプレゼンテーション大会 都内

自分たちで考え、何度も試作し、さらに改善点を考え、さらに試作していくサイクルの集大成が最終日のプレゼン大会です。

プレゼン大会では、キッズ審査員・保護者審査・特別審査員を迎えた試飲会とプレゼンテーション大会が都内で開催されます。

なぜ、小学生向けの起業マインド育成プログラムを考えたのでしょうか?

今回の小学生向けの起業マインド育成プログラム「Spark Plug Week2017」は、三人の起業家がプログラム監修をしています。

Hatch Cowork + KIDs の代表および新東洋企業株式会社の代表取締役社長の片山 勇志さんがプロジェクトリーダーを務めています。

 

プログラムリーダーは、オンライン・インターナショナルスクールのGlobal Step AcademyおよびGSA International School理事長のモントゴメリー道緒さんです。

今回のテーマ監修は、サンシャインジュース代表の剛嘉徳さんです。

片山さん、モントゴメリーさんは共に都内の西町インターナショナルスクールで学び、アメリカンスクール・イン・ジャパンを卒業し、アメリカの大学で学び、帰国し、起業しています。

剛さんは、日本で生まれ、その後アメリカ、台湾での生活を経て帰国し、起業しています。

Spark Plug Week は日本で育ちながら、インターナショナルな感覚を持つ三人の起業家が立ち上げたプロジェクトです。

そこで、編集部はプロジェクトリーダーの片山 勇志さんにインタビューをお願いしました。

片山 勇志さんインタビュー

編集部:お忙しいところインタビューをありがとうございます。早速ですが、本プロジェクトの目的を教えてください。

Hatch Cowork+KIDsのエントランスで片山さんと社長室の阿部さん。

 

片山:本プロジェクトを「Spark Plug スパークプラグ」と名付けたのですが、子どもたちの感性にエネルギーを与えたいと思ったのがきっかけです。

編集部:具体的にどのようなプロジェクトでしょうか?

片山:片山子どもの感性を伸ばすためには、何が必要なんだろうと考えた時に具体的なスキルというよりもっと経験ベースで蓄積されるものだなと。道緒に相談したらチームワークとか問題発見力とか想像力とか…そういう次世代スキルを提唱している学者の話を聞いてそういうソフトスキルを扱うプログラムにしたいな、と。

最初は単純にみんなで同じミネラルウォーターを売るプロジェクトを考えていたんだけど、もっと面白くできないかって考えている時にサンシャインジュースのノリさんがこのプロジェクトに乗っかってくれて。

フレッシュジュースを作るっていうのが、「子どもが子どもたち自身の問題を解決していく」につながるのはすごく面白いなと思いジュースを企画するプログラムになったんです。

アメリカでは、子どもたちが手作りレモネードを夏場に売ることが風物詩。
(写真はイメージ)

 

片山:for KIDs by KIDsですね

もちろん、親としてジュースが好きで野菜嫌いな子どもたちに野菜をもっと摂って欲しいな、という願いもあります笑。

編集部:本プロジェクトの三人ともインターナショナルな育ち方をしています。片山さんもモントゴメリーさんも中等部まで西町インターナショナルスクール、高等部はアメリカンスクール・イン・ジャパンで学びアメリカの大学に進学しています。
サンシャインジュースの剛さんもアメリカ、台湾と海外で学び日本で起業しています。
今回のプロジェクトを実施しようと思った背景を教えてください。

片山:原点は、やはり世の中を良くしていきたいという気持ち。

そのためには、やはり子どもたちの教育はとてもとか知識を入れるだけの勉強じゃなくて経験の中で得られる学びとかが重要だと考えました。

編集部:ちなみにどのような点で本プロジェクトは、今の教育と違うのでしょうか?

片山:今の時代はまだなんとなく、将来のことが大学生だともうかなり具体的に決まっていて、高校だとだいたい決まっているという印象があるんですよね。

医者、弁護士、銀行、商社や広告代理店とか。もちろんみんながそうじゃないと思うけど
やっぱり多いイメージ。

ただ、中学校や小学校の高学年ではまだまだやわらかい状態ですよね。
その時期にもっと自分のことを知っていることって大事だと思うんです。

例えば、課外授業で宇宙飛行士の方に話を聞く機会があったとします。

宇宙飛行士の話を聞いている時に「何を」自分が楽しいと感じたのか、宇宙の話に興味がなかったとしても「この部分」は何か気になるとか…そういう自分の感性が動いた部分を「抽出」して行くこと、それがその子にとっての理解です。

編集部:その「何が」と「この部分」を実際にこのジュースのプログラムの中で「抽出」していくのですね。

 

片山:そのプロセスを「面白い」と思って、なぜ自分は「これが面白い」と感じるのかまた「なぜ、好きなのか」など、自分で自分を理解することが重要です。

日本でもインプットの体験は増えてきていると思うし、インプットの機会をあげることも重要ですが、何が自分にとって重要か、それを選んだり認識したりするチャンスをあげることが重要だと考えています。

編集部:今回のプロジェクトですが、初日からチームビルディングで一泊二日で軽井沢でキャンプです。その後、赤坂見附のHatch Cowork + KIDsに通い、最終日はプレゼンです。ユニークな3つのステップですね。

片山:初日に軽井沢のキャンプを入れたのは、チームビルディングとともにコミュニティ作りが大事だと考えたからです。

実際に子どもたち同士をどのようにエンゲージして行くのか、と考えた結果です。

編集部:なるほど。最後になりましたが、本プロジェクトの良さをお教えください。

片山:起業マインドを育成するプロジェクトとお伝えしていますが、わかりやすくお伝えするのであれば、ソフトスキルの「考える力」「表現する力」「解決する力」を伸ばす、キャンプも入っている総合的な感性トレーニングのプログラムと考えていただけると良いかもしれません。

編集部:ありがとうございました。

この夏は、お子さんの起業家マインドを一緒に育てましょう!

 

サマーキャンプ概要

日程:2017年8月21日(月)から8月26日(土)の6日間
対 象:小学生5・6年生 
 ※4年生応相談、お気軽にお問い合わせください。
定員:16名(最少催行人数12名) 
 ※定員になり次第締め切ります
費用:70,000円(税込)
 費用には、宿泊費、キャンプ場までの移動費、キャンプ中の食事と通学型の日程のランチが含まれています。
その他の条件:原則全日程参加可能なお子さんを対象としています。


この記事の記者

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。