2019年04月05日
小学生を対象としたボーディングスクールを開校を目指す「神石インターナショナルスクール」。現地説明会を前に創立者の末松氏に独占インタビューをさせていただきました。同校のアドバイザーにスイスの名門校ル・ロゼの校長であるマイケル・グレイ氏、英国のオックスフォード・ドラゴンスクールの校長ジョン・バウ氏を招聘し、期待が高まる神石インターナショナルスクールの現地説明会です。
神石インターナショナルスクールは、日本初となる小学生を対象としたボーディングスクールとして広島県神石高原町に2020年4月開校を目指しています。
開校に向けて期待が高まる同校の現地説明会がGWの5月3日〜6日で開催されます。
各日とも5家族限定の現地説明会のため、同校の理念や施設、教育についてじっくりと聞くことができます。
編集部では、創立者の末松さんにインタビューをさせていただきました。
【現地説明会概要】
5月3日〜6日
9:00 神石高原ホテル集合・受付
9:30~10:30 神石インターナショナルスクールの説明(ホテル内会議室)
10:30~11:30 周辺地域視察(学校施設〜寮エリア〜ライディングファーム〜ゴルフ場等を専用バスにて移動)
11:30~12:00 質疑応答及びアンケート記入
12:00 現地解散
▼ お申し込みはこちら。
編集部:この度は、第1回の現地説明会をGWを楽しみにしています。
末松氏:自分の育児におけるささやかな経験を踏まえまして、子供の自立と可能性を考えたときに、24時間教育のプロに任せきる。という選択肢も今後の教育にはもっと増えてきてもいいかと思います。
欧州の教育スタイルには、幼児期からボーディングスクールに参加させるという100年以上の歴史があります。
親の経験値をもとに、子供に対して教育の選択肢を与えるのではなく、子供本人が自分の興味を最大限実行にうつしてみることができるチャンスがボーディングスクールにあると考えます。
編集部:子供本人が選択できる環境はボーディング生活ならではですね。寮に入ってしまうと親はどのように関わることができるでしょうか。
末松氏:夏休みなどはじめとする休暇などは、120%家族としての時間を楽しむことに注力することができます。
なぜならば、IT化が進み、仕事の効率化が進化することでより人間味を要求されることが増える現代だからです。
親たちは、日常のストレスを家庭内で解消することなく、子どもたちとの有意義な時間をもつことに価値が生まれるようになるかと思います。
編集部:お子さんと一緒の時間にメリハリがついてオン・オフがはっきりしてきますね。
御校は、小学生からボーディングです。御校から英国やスイスの中高のボーディングスクール に進学するのでは、と考えられるます。
海外進学を見据えた進路指導は、どのような仕組みが用意されているでしょうか?
末松氏:まずは、ご家族との連携を蜜に行い、お子様の成長を学校と家庭と常に情報を正しく持ち合うようにします。
幼少期でもありますので、日々多様に成長していく過程を教師、寮母などとともに保護者の方々と共有しあい、進学のための基礎にします。
アドバイザーでもある現ル・ロゼ校長のMichael Rob Gray氏やドラゴンスクール前校長John Baugh氏などのネットワークを活かした進学先のコンサルティングなども行う予定です。
平行しまして、日本国内の私立・公立校への進学も神石インターナショナルスクールから可能ですので、幅広い選択肢に対応するチーム編成を予定しています。
編集部:ル・ロゼのグレイ氏、ドラゴンスクールのバウ氏などネットワークがあれば国内外に幅広い選択肢から選べますね。
ちなみに末松さんは、ご子息をボーディングスクールに預けました。
その実体験から感動したエピソードなどありましたら教えてください。
末松氏:長期休暇で帰国する度に、息子が自宅で料理を作るようになりました。
私のバースデーケーキも作ってくれたこともあり、これには感動しました。多分、自宅で家族と過ごすことが当たり前だったら、彼がこのようなことをすることはきっとなかっただろうなぁと、今でもこのことは思い出します。
大学に進学した今は、また違ったスタイルに成長してしまったことが少し寂しくも感じますが…。
編集部:ありがとうございます。
大学生になるとボーディングスクール の生活とは違った学生生活になりますね。
そのような体験を実際に保護者としてするとボーディングスクールの良さを実感しますね。
その原体験が神石インターの創立に繋がっていると思いるのですね。
あと一ヶ月、現地説明会を前に、参加を考えている保護者の方に応援メッセージをお願いします。
末松氏:ボーディングスクールという文化が浸透していない日本では、実際にどのような環境で、どう過ごすのか?をなかなかイメージしにくいことかと思います。
パンフレットやホームページ等で伝えきれない面を体感していただくため、今回は建築途中でもある校舎をいち早く見学していただく機会をGW中ではありますが企画いたしました。
同時に寮施設も見学いただき、実際にお子様が過ごされるであろう環境を実際に体感していただけるよう、今回説明会を開催いたします。
周辺地域の環境もしっかり見学していただくよう準備を整えております。
神石高原にてご家族での来訪をお待ちしています。
編集部:末松さんありがとうございます。
2020年4月に開校を計画している神石インターナショナルスクールは、現在、次の設立を準備しています。
1.日本の学校教育法第一条によって定められている学校(一条校)
2.授業を英語で実施する英語イマージョンプログラムを申請予定
3.英語の授業では、英国ナショナルカリキュラムを導入予定
▼ 2月に開催されたセミナーで欧州のボーディングスクールと日本に新設予定のボーディングスクール「神石インターナショナルスクール」の魅力を語るグレイ氏。
同校は、国内だけではなく海外でもファーストボーディングスクールとして生徒募集を進めています。
同校で出会うであろう同級生は、今、世界から志願しようとしています。
日本初の試みだからこそできる新しい学校。
それが神石インターナショナルスクールなのです。
▼ 同校のセミナーが3月に開催されました。その様子のこちらの記事も参考にしてくださいね。
【3/16】日本初!小学生対象のボーディングスクールが開校へ!2020年開校予定の神石インターナショナルスクールセミナーが開催!
https://istimes.net/articles/11982020年開校予定の神石インターナショナルスクールのセミナーが3月16日に東京で開催されます。セミナーには、世界最高峰のボーディングスクール 「ル・ロゼ」のグレイ校長が登壇します。前回のレポートも独占公開。神石インターナショナルスクールがどのようなスクールになるのか?その一部が明らかになりました! 本セミナーは、英語で行われますが同時通訳がつきますので、英語が心配な保護者様も安心してご参加ください。
この記事の記者
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、日本経済新聞やフジテレビホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。
末松さんは、ジャパンタイムズの会長など経営者として活躍されています。
また、実際にボーディングスクールにご子息を預けました。
国内では核家族化が進み、子育ての負担を社会的にどのように支援していくか、が課題になっています。
その中で小学生のボーディングスクールとして神石インターナショナルスクールが創立されます。
「プロに任せる」という考えを含め、御校の創立理由など教えてください。