2021年03月13日
米名門フィリップス・アンドーバー校を退学処分になりそうな生徒がいました。それが、ブライアン・キブラーです。戦略カードゲーム「マジック:ザ ギャザリング」のプロトーナメント合がダラスで開催されるため試合に参加したいと考えていました。退学処分で望んだギブラーは、「マジック:ザ ギャザリング」で活躍し、トロフィーとともに奨学金も得ました。eスポーツが持つ学びについて「eスポーツ国際教育サミット2021」が3月20日(土)12:00〜15:00に開催されます。本誌もeスポーツと学びの相関性を探していきます。
米名門フィリップス・アンドーバー校を退学処分になりそうな生徒がいました。
それが、ブライアン・キブラーです。
当時、戦略カードゲーム「マジック:ザ ギャザリング」のプロトーナメントの試合がダラスで開催されるため試合に参加したいと考えていました。
学費を稼ぐ、奨学金を獲得するチャンスがプロトーナメントにありました。
しかし、同校の土曜日クラスがあり、同校の生徒はキャンパスを離れることができませんでした。
親に相談した結果、退学処分になる可能性があると考えながらも、ブライアン・キブラーは、そのツアーで優勝し、退学処分ではなく「トロフィー」と「奨学金」を手にして母校に戻ってきました。
1999年には卒業し、名門エモリー大学に進学しています。
ブライアン・キブラーは、2度のマジック プロツアーチャンピオンであり、3回の勝利を含む金字塔を打ち立てました。
「eスポーツ国際教育サミット2021」が教育関係者、学校関係者、教員、生徒、自治体・行政関係者を対象に2021年3月20日(土)12:00〜15:00に開催されます。
申し込み期限は、2021年3月17日(水)23時59分までのため早めにお申込みください。
1778年創立のマサチューセッツ州にあるフィリップス・アンドーバー校は、中高生の共学のスクールで、51ヵ国、40州から寮生活または通学しています。
平均1クラス13人の少人数型の教育が特徴です。
ブライアン・キブラーは、アンドーバー校を卒業し名門エモリー大学に入学し、卒業。
プロeスポーツアスリートとして活躍し、その後ゲーム開発会社などを運営しています。
編集部は、eスポーツが「教育」で注目される理由を調べてみました。
国内大会もありますが、世界などグローバルな競技です。
eスポーツは、瞬時の判断力と集中力が養われ、そこにコミュニケーションの量と質が掛け算されることがこれまでにない学びの質の変化です。
eスポーツついて学術的には、外科医の外科処置に置いてゲームをする人材に関する研究論文結果が出ています。
米アイオワ州立大学のダグラス・ジェンタイル博士は、高校生、大学生、外科医を対象としたゲームの使用とその影響に関する論文を発表した。
それによると、ゲームで遊ぶ外科医の方が高度な外科処置で27%速く措置でき、37%ミスが少なかったという。
eスポーツは、Yotuber,インスタグラマーをはじめとする新たなITインフルエンサーです。
プロとして活躍のフィールドは、世界的で瞬時に強い影響力を持ちます。
ITインフルエンサーに対し、スマホ対応など、学校がこれまでの教育手法では対応できなかった分野です。
ITにより新たな産業構造や仕組みが出た後に、「どのように社会で活躍するか」、という視点が必要です。
学校関係者が、教育という視点からeスポーツを学ぶイベントが開催されます。
北米教育eスポーツ連盟 日本本部主催の「NASEF JAPAN 国際教育eスポーツサミット 2021」です。
若者たちの生活の一部とも言えるeスポーツやビデオゲームを活用することによる次世代の成長を促す手法や環境づくりなどを、改めて考え、論議しながら、具体的に実行に移すキッカケの創出を目指します。
また、『eスポーツ×教育』をテーマに米国教育研究者、学校関係者、eスポーツ関係者など各分野の有識者をお迎えし、“教育”の視点でeスポーツがどう関わっているか実際の事例を基にオンラインでの講演、クロストークセッションを行います。
多様性や創造性が求められる現在、これからの社会の変革に必要なことは、
リーダーシップや共感力、競争力、想像力、そして課題解決力。
次世代を担う人材を育てるために、「eスポーツ」がいま、できること。
日時:2021年3月20日(土)12:00〜15:00
対象:教育関係者、学校関係者、教員、生徒、自治体・行政関係者、企業、eスポーツ関係者、本内容にご興味のある一般の皆様など
会場:オンライン・ライブ配信(Zoom)
参加費:無料
申込期限:2021年3月17日(水)23時59分まで
主催:北米教育eスポーツ連盟 日本本部
この記事の記者
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。