2017年06月15日

①なぜ今、教育セレブに「チューター」が人気なのか?【連載】

家庭教師が人気になっていることをご存知だろうか?これまでの家庭教師ではなく「英語で教えてくれる」チューターが人気になっている。この背景には、小学校の英語教育、大学の入試改革があり、教育セレブは、家庭教師よりも時間あたりの講師代が高いチューターを「チューターを3段活用」することで我が子の教育にメリハリをつけている。


開成1%ショック

この春、開成高校の大学進学が話題になったのをご存知だろうか。
話題になったのは、開成高校から東京大学の合格者数ではなく、実は、海外の大学の合格者数だ。

ハーバードをはじめ世界トップクラスの大学に開成高校のおよそ1%が進学しているという事実は、教育業界を驚かせた。

▼本誌記事:開成で静かに進むIVYリーグ1%の衝撃

東大合格者数No.1の開成で静かに進むIVYリーグ1%の衝撃

http://istimes.net/articles/922

東京大学の合格者数で35年以上トップの開成高校。2012年は海外の大学への進学者数は0。しかし、2017年では、その1%が海外の大学に進学していく。東大から海外への流れを2012年以降の同校の公表データからまとめてみた。

開成高校の1学年は、約400人。
5年前には、海外の大学に進学していた人数は0。
それが今年、同校の生徒の1%が海外の大学に進学している。

0%から1%。

海外のトップ大学で学べる開成の生徒が海外の大学に進学していく。
そこには、国内大学よりも英語で学べる生徒は、世界のトップ大学に進学していく「頭脳流出」が本格的に進むのでは、という危機感からそれが確信に変わりつつある。

開成の卒業生の1%以上が海外に羽ばたくなかで、「英語で学ぶ」ことに注目が集まるなかで塾、家庭教師、予備校という選択肢の中で新たな波を追った。

▼連載2回目はこちら。

②なぜ今、教育セレブに「チューター」が人気なのか?「チューターの3段活用とは?」【連載】

http://istimes.net/articles/968

英語で教えてくれる家庭教師の「チューター」が人気になっているのをご存知だろうか?連載の『なぜ今、教育セレブに「チューター」が人気なのか?』の2回目は、「チューターの3段活用」とシッター、チューター、メンターと我が子の成長に合わせた活用法にも触れてみた。

人気の「チューター」

編集部には、インターナショナルスクールの転入学の進学相談など問い合わせが年々、増えている。
また、インターナショナルスクールの在校生と保護者からも「英語で学ぶ」相談
が多い。

編集部は、オンライン・インターナショナルスクールのGlobal Step Academyの傘下のため、同社のサービスを受けている家庭からもオンラインと併用したいと「先生の派遣」依頼が増えている。

手前味噌だがGLOBAL EDUCATIONAL PARTNERSのコンサルティングサービスは、国内のインターナショナルスクールから海外のボーディングスクールなど高い実績がある。

 

英語で教えるチューターが人気になっている教育的な要因は、大きく2つ。

教育の変化 

小学校の外国語活動が「英語」になり、さらに前倒しで実施される。
そのため、子供を持つ家庭にとって「英語」の重要度がさらに高まった。

受験を考えると塾や放課後のアフタースクールだけではなく科目指導として英語のチューターのニーズが高まった。

 

また、国際バカロレアを採用する学校が増え、英語で学ぶ科目、さらに留学が人気になり留学時に必要な英語力とアメリカの大学志願時に必要な共通試験のSAT対策などが増えている。

「英語で学ぶ」小中高、そして大学の変化は、英語の重要性を高め、さらにもう一歩踏み込んだ「英語で科目を学ぶ」ためのニーズを増やしている。

大学入試の変化

英語だけに絞れば、大学入試で英語の試験がスピーキング、ライティンを含めた4技能とプレゼン能力などに移行している。

「使える英語」が受験に有利となるとアウトプット型の英語力のニーズが高まっている。
そのため受験対策に即効性があるチューター人気が高い。

学歴に直結しているため、従来から塾・予備校・家庭教師のニーズが高い分野だ。
 
小学校から英語教育を国が導入する背景には、グローバル化する社会の変化が一番の理由だ。
 
AIなど人工知能による翻訳・通訳が進化しているが、その一方で「人と人」のコミュニケーションでさらに「英語」の重要性がさらに高まっている。 

 

編集部では、90年代から乳幼児向けのプリスクールの増加、さらに小学部など義務教育分野のインターナショナルスクールの増加。

英語・日本語・両言語の国際バカロレア認定校が増えているなかで「チューター」のニーズが高まり、さらにチューターが果たす役割の変化に注目した。

チューターとは

これまでの予備校でも塾でもなく、家庭教師でもない。

日本語で教えてくれる「家庭教師」ではなく、英語でも教えてくれるのが「チューター」だ。

話は変わるが商社などは、昔から日本人接待を「たて飯」、外国人との接待を「よこ飯」というならわしがある。

すなわち「たて飯」=縦書きのメニュー(日本語)で接待、「よこ飯」=横書きのメニュー(英語)で接待することを表している。

 

教育の国際化が進むなかで、まさに家庭教師も日本語で教える「家庭教師」と英語で教える「チューター」に分けられるのだ。

そして、英語で教えてくれる「チューター」が教育セレブに人気になっている。

家庭教師よりも英語でも教えるためチューターの時間あたりの講師料は高い。

しかし、教育セレブがチューターを使うのには、いくつかの合理的な理由とそして使いこなす「チューター3段活用」があった。

連載2回目「チューターの3段活用とは?」は、こちら

②なぜ今、教育セレブに「チューター」が人気なのか?「チューターの3段活用とは?」【連載】

http://istimes.net/articles/968

英語で教えてくれる家庭教師の「チューター」が人気になっているのをご存知だろうか?連載の『なぜ今、教育セレブに「チューター」が人気なのか?』の2回目は、「チューターの3段活用」とシッター、チューター、メンターと我が子の成長に合わせた活用法にも触れてみた。


この記事の記者

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。