Powered by Global Step Academy    
26年4月 東京多摩に新たな国際中高「明星Institution中等教育部」開設へ!

26年4月 東京多摩に新たな国際中高「明星Institution中等教育部」開設へ!

東京多摩地域に国際中高「明星Institution中等教育部」が開設します。特徴は「渋幕メソッド」です。国際バカロレア(IB)やケンブリッジ国際等の標準化された海外進学カリキュラムは導入せず、渋幕・渋渋のように生徒一人ひとりの進路希望に合わせて教員が伴走し個別に対応します。海外大学進学希望者にはSAT対策なども柔軟に対応する計画です。


明星Institution中等教育部が2026年4月に開設へ

東京の多摩地域に、「多摩から世界のリーダーを輩出」をスローガンに新たな国際的な中高一貫校として「明星Institution中等教育部」が2026年4月に開設します。

明星Institution中等教育部は、東京都府中市にある幼稚園から大学・大学院までを運営する明星学苑が新たに開設する中等教育部です。

▽ 明星Institution中等教育部の公式サイトも公開されています。

明星Institution中等教育部 公式ホームページ

https://institution.meisei.ac.jp/

多摩から世界のリーダーを輩出します。We will produce world leaders from Tam

明星Institution中等教育部の最大の特徴は、「渋幕メソッド」と呼ばれる進路指導方針にあります。

渋谷教育学園幕張中学校・高等学校(渋幕)や渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校(渋渋)で実践されている手法と同様のアプローチです。

特徴は「渋幕メソッド」による個別進路指導

一般的な国際系学校で見られる国際バカロレア(IB)、ケンブリッジ国際カリキュラム、AP(アドバンスト・プレイスメント)といった国際標準化された海外進学向けカリキュラムをあえて導入していません。

これらのカリキュラムは、海外進学を希望する生徒数が多い場合はメリットがあります。
明星Institution中等教育部では異なるアプローチを採用します。

同校では、生徒一人ひとりの進路希望を丁寧にヒアリングし、それに基づいて個別の学習計画や対策を教員が伴走しながら練り上げていきます。

例えば、海外大学進学希望者には、SATやTOEFLなどの試験対策を個別に行う形となります。
これにより、生徒の多様な目標達成をきめ細かくサポートします。

「渋幕メソッド」導入の背景と井上校長の教育観

この「渋幕メソッド」導入の背景には、新たに中等教育部の校長に就任した井上一紀先生の経歴が関係しています。

明星Institution中等教育部の校長に就任された井上一紀校長は、これまで渋谷教育学園幕張中学校高等学校で校長補佐・進路部長、渋谷幕張シンガポール校の教頭、早稲田大学系属早稲田渋谷シンガポール校の教頭を歴任してきました。

井上校長は開設にあたり、次のようにコメントしています。

主体性を涵養し、事物を客観的に見つめ、主体的に自分を育成できる人間力を養成します。

私が経験してきた教育モデルをベースに、高度の進学カリキュラムとグローバル教育、キャリア教育を推進します。

明星Institution中等教育部 井上一紀校長

このコメントからは、生徒自身の主体性を尊重し、個々の能力や興味関心を引き出す教育を目指す姿勢がうかがえます。

明星Institution中等教育部は、多摩地域における新たな教育の選択肢として、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す独自の教育実践を展開していくことが期待されます。

お問い合わせ

明星Institution中等教育部
〒183-8531 東京都府中市栄町1-1
Phone:042-368-5117
E-mail:fuchu-meisei-institution@ml.meisei-u.ac.jp

明星Institution中等教育部

https://institution.meisei.ac.jp/

多摩から世界のリーダーを輩出します。We will produce world leaders from Tam

この記事の記者

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。

最新の投稿


「英検準2級プラス」を徹底解説:準2級と2級の間に新設された新たな級とは

「英検準2級プラス」を徹底解説:準2級と2級の間に新設された新たな級とは

2025年に新しく導入された「英検準2級プラス(Grade Pre-2 Plus)」についての解説です。この新たな級は、準2級と2級の難易度の差を埋めるために設けられました。他の級との違いや位置づけ、各セクションで出題される内容の特徴、そして効果的な対策方法について詳しく紹介します。


帰国生だけじゃない!英語力で勝負できる中学入試ガイド

帰国生だけじゃない!英語力で勝負できる中学入試ガイド

近年広がる「英語を活かした中学受験」の全体像を解説します。従来の帰国生入試に加え、海外経験のない生徒も受験できる「グローバル入試」が首都圏約140校で導入されています。帰国生入試は海外在住1年以上・帰国後3年以内が基本条件ですが、東京都外の洗足学園や渋谷教育学園幕張などでは柔軟な基準を設定。英語入試の形式は英語+国算、英検スコア活用など多様で、難易度も学校により幅があります。慶應湘南藤沢は一般入試と同レベルの国算を課し、広尾学園は帰国生と同水準の英語力を要求。2026年からは頌栄女子学院も英語利用入試を導入予定。お子さまのバックグラウンドに合わせた入試方式の見極めが重要です。


帰国子女アカデミー第2回中高生対象スピーチコンテストを 東京アメリカンクラブで開催

帰国子女アカデミー第2回中高生対象スピーチコンテストを 東京アメリカンクラブで開催

2025年9月15日、帰国子女アカデミーは、第2回中高生対象スピーチコンテストを 東京アメリカンクラブで開催し、50名を超える熱意あふれる生徒たちが登壇しました。


教室でのVEXロボティクス:保護者のためのガイド

教室でのVEXロボティクス:保護者のためのガイド

VEXロボティックスについての説明とそしてこれがどう子供の学習に向いているのかをFAQも含めて解説してます。


日本におけるニューロダイバーシティとインターナショナルスクール

日本におけるニューロダイバーシティとインターナショナルスクール

インターナショナルスクールは、多文化・多言語・多様な神経特性を持つ子どもたちが共に学ぶ場として、ニューロダイバーシティ(脳の多様性)を実践的に体験できる教育環境を提供しています。 日本でも近年、企業や文化の分野でニューロダイバース人材や障害のあるアーティストの価値が認識され始め、社会全体が「不自由」ではなく「能力」として多様性を捉える方向へ変化しています。 保護者は子どもと日常の会話の中で「違い」を強みとして伝え、互いの多様性を認め合う力を育むことが、未来の社会を豊かにする第一歩となります。