2017年09月25日
インド式算数などブームを巻き起こすインド式教育。世界7カ国、23キャンパスで約2万人の生徒が学ぶグローバル インディアン インターナショナルスクールは、生徒増に伴い第二キャンパスとして東京都江戸川区に東葛西キャンパスを開校しました。そこで、同校の新キャンパスを見学したところ、やはり理数系に強い校舎でした。
グローバル インディアン インターナショナルスクール東京校の東葛西キャンパスが開校しました。
グローバル インディアン インターナショナルスクールは、世界7カ国、23キャンパスで約2万人の生徒が学ぶインターナショナルスクールのグループです。
2006年にインド人コミュニティを対象として創立された同校は、10年の間に多様な生徒を受け入れる「インターナショナルスクール」としてさらに進化してきました。
カリキュラムにインドのCBSEを軸に中等教育にイギリスのIGCSEを導入。
さらに高校2年生からは国際バカロレアのDPコースで学びます。
幼稚園から高校まで日本人を含む 17カ国、600人を越える生徒が、英語で学んでいます。
記念式典でテープカットする(写真左から)秋元司国土交通副大臣、アドバイザーの田村耕太郎氏、スジャン・チノイ駐日インド大使。
グローバル インディアン インターナショナルスクール東京校(以下、GIIS東京校)は、東京都江古川区に西葛西キャンパスがありますが、生徒数の増加に伴い今回、東葛西キャンパスを開校しました。
東葛西キャンパスでは、小学4年生から高校3年生(G4-G12)が学びます。
校舎内は、レッド、グリーン、オレンジとブルーなどカラフルなストライプが印象的。
校舎内を見学して気付くのが、普通教室を含めオープンな空間になっていること。
カラフルさとオープンな空間に床のストライプが元気な印象を与えています。
普通教室は、少人数専用の広さ。
インド式算数などインドの理数系教育に注目が集まります。
同校も理数系に力を入れています。
化学室、物理室、数学ラボなど科目ごとの教室が多く配置されています。
物理室には、物理の実験器具などが展示されていました。
小学4年生(G4)から数学の時間は、数学ラボで学びます。
特徴的なのが、小学4年生(G4)以上は、数学も3つ以上のアプローチで学びます。
数学にもインタラクティブな学びが導入されています。写真は、数学ラボに掲示されていたMath Buddyのボード。
理数系に力を入れているだけではなく、PC室などプログラミングなども学べ、STEM教育全体に取り組む同校の教育が伝わってきます。
化学室と教職員。
各科目の実験室に分かれているため、開設準備中の国際バカロレアのDPコースでも充実して学べるようになっています。
ライブラリーもソファーがあり、リラックスした空間。
音楽室にあるインドの伝統楽器のタブラー。
GIIS東京校を運営するGIISは、世界7カ国、23キャンパスでインターナショナルスクールを展開しています。
GIISグループは、近年でさらに生徒数を増やしており、東京校の新キャンパスもその流れの一つといえます。
エントランス横のミーティングスペースも明るくオープン。
生徒増に対応し、世界で次々とキャンパスを開校するGIISグループ。
GIISが世界で新キャンパスを次々に広げる背景には、ITや金融など世界のグローバル化とともにニーズが高まる分野に理数系人材を輩出するインドの教育と理数系人材のニーズを読み取る保護者の姿があります。
従来の理数系人材だけではなく、今後、AIの発達、ロケット、自動運転技術にも理数系人材は欠かせません。
同校の新キャンパスの増設は、世界的な理数系人材のニーズが東京でも顕著に表れている証といえます。
今後、東京以外にも同校のニーズが高まりそうです。
一階のエントランス横は、生徒たちが毎日、行き交います。
そこにインド建国の父「マハトマ・ガンディー」の像があります。
インド建国の父は、未来の子供たちも見守っているようです。
グローバル インディアン インターナショナルスクール東京校
〒 134-0088 東京都江戸川区西葛西8-3-13
HP:https://jp.globalindianschool.org/tokyo
TEL:03-5696-7141
FAX:03-5696-6050
東葛西キャンパスは、島忠、イトーヨーカドーなどが入るショッピングセンターに隣接しており、バスも本数が多い。
【Gインディアン】第2キャンパス完成で生徒増に対応。グローバル インディアン インターナショナルスクール
http://istimes.net/articles/1025世界7カ国、20キャンパスで15,000人の生徒が学ぶグローバルインディアンインターナショナルスクール (GIIS)は、東京キャンパスをさらに拡大。第2キャンパスを東京都江戸川区東葛西にオープンしました。インドのカリキュラムであるCBSEを軸に、IGCSEも導入しています。国際バカロレアのDPコースも開講予定です。
国際バカロレア(International Baccalaureate)とは、世界中を転勤する家庭の子どもが、大学に進学できるように国際的に認められる大学志願資格を作ろう!という動きから生まれました。世界的な転勤族の子どもの教育を考えて生まれたと考えるとわかりやすいですね。
日本のインターナショナルスクール一覧です。掲載は、随時更新されていきます。掲載されるスクールは、カリキュラムの裏付けがあり、複数の教育課程があり、国際認定組織から認定を受けているスクールまたは申請および候補校で、インターナショナルスクールタイムズの掲載判断に合致したスクールです。
この記事の記者
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。
開校式典では、インド舞踊と日本舞踊がコラボも披露されました。