2016年12月01日
インターナショナルスクールのサタデースクールは、英語と探求的を育てるため人気のプログラムです。例年、秋から生徒募集をし、すぐに定員になるプログラムのため、早めに動きたいですね。インターナショナルスクールと国際バカロレアの認定校のサタデースクールをまとめました。一部、経験者のみを対象としている学校も含まれています。
ご存知でしたか？
来年度のインターナショナルスクールのサタデースクールは冬が申込み時期。
例年、２月頃にサタデースクールを考えると手遅れです。
学童保育の申込みが10月から11月。
サタデースクールの申込みは、ハロウィンの後に申込みと考えるとわかりやすいですね。
サタデースクールとは、どのようなスクールでしょうか？
インターナショナルスクールのサタデースクールは、多くの場合、外国人の教員が担当します。
授業内容は、インターナショナルスクールの授業より「英語力」に重点が置かれることが多いのも特徴のです。
授業は、インターナショナルスクールの「探求的」な授業と「英語力」に重点が置かれています。
そのため、英語の４技能「読む・聞く・話す・書く」と「探求的な学び」がセットになっています。
スクールの施設を活用し、英語で体育や音楽、読書の時間などもあり、インターナショナルスクールの授業に近いのも特徴です。
時間は、９時から15時までが多いのも、インターナショナルスクールの平日の授業時間帯と同じだから。
昼食は、お弁当持参またはケータリングのお弁当が多いですね。
カフェテリアで自由に選べるところは少数。
ちなみにケータリング、カフェテリアの場合は、別途ランチ代が必要です。
サタデースクールでスクールバスは、少なく、送り迎えは保護者またお子さん自身で、ということがほとんど。
駅から遠い場合は、最寄駅までスクールバスの運行をしているところもあります。
上の動画は、コロンビアインターナショナルスクールのサタデースクールのyoutubeです。
「英語力だけを育てたい」という場合は、英会話スクールや英語塾の方が日本人にとって効果的といえます。
インターナショナルスクールのサタデースクールは、英会話スクール、英語塾とは違う、ことは知っておきたいですね。
インターナショナルスクールの校舎で学ぶサタデースクールの授業料は、全般的に高めです。
英会話スクール、英語塾とは違い、グラウンドも広く、体育館や音楽室などインターナショナルスクールの校舎で学べ、カリキュラムもしっかり。
アートや体育や音楽なども英語で学べるため人気です。
サタデースクールには、入学金や施設利用料、教材費などがかかり、学期毎または年間授業料が必要です。
【サタデースクールの学費・受講料の目安】
入学金：２万円前後
教材費：１万円
年間授業料：30万円〜60万円
このほかにランチ代、送迎代がかかることがあります。
毎週土曜日の通学だから、日本の学校と両立できるのが魅力ですね。
サタデースクールの魅力は、大きく７つ。
1.英語で１日を過ごせる
2.英語で学ぶ習慣ができる
3.土曜学校だから子どもも通いやすい
4.探求力を育てるのに便利
5.外国人の先生に慣れる
6.インターの在校生や卒業生と触れ合える
7.毎週末、英語力の積立預金ができる
実は、これだけでなく人生の一大事である「受験」にも有利になると考えらています。
小学校での英語教育は、2020年度の教育指導要領から小3で必修化し、小5・6では成績がつく「教科」に
小学校の「外国語活動」が2020年から「英語」として、科目化されます。
そこで注目があつまるのが、「受験」。
中学受験の科目に「英語」増え始めています。
2015年の首都圏中学入試で（帰国生入試以外の一般入試で）「英語（選択）入試」を実施した私立中学校が前年の15校から33校に増えた
中学校の受験科目として「英語」が増えてきます。
さらに、大学入試まで大きく変わろうとしています。
大学入試センター試験は、2020年度より「大学入学希望者学力評価テスト」という新たなテストへ変更されます。
英語は「読む・聞く・書く・話す」の４技能の評価を重視し、民間の資格試験の主催団体との連携を検討。
インタナショナルスクールの「探求的」な力と「英語力」は、将来の受験に大きく影響してきます。
そこでオススメしたいのが、インターナショナルスクールのサタデースクール。
サタデースクールは、できれば５歳（年長）からスタートさせたいですね。
小学校に入るとさまざまな変化が起こります。
サタデースクールに５歳から通うと、小学校に入ってからの新しい変化を事前に予測できます。
また、小学校１年生になってから、サタデースクールをスタートすると日本の学校とインターナショナルスクールの土曜学校と一気に負担がかかります。
小学校３年生や４年生は塾や中学校受験の準備が始まり、他の習い事なども重なり、忙しくなります。
インターナショナルスクールのサタデースクールで５歳（年長）から小学校４年生まで通わすと合計５年学ぶことができます。
５年通うと英語の土台と経験ができます。
小学校中高学年になっていれば、英検やTOFELなどを受けることもできます。
もちろん、級や点数を取ることで自信につながりますね。
幼児期から児童期にかけては、英語の周波数と音域を聞き取る力ができる時期ともいわれているので、英語習得にはちょうど良い年齢ですね。
サタデースクールに毎週通うことで、外国人の先生と話をし、授業を受ける「経験」が積み重なっていきます。
この「経験」は、高校・大学で「留学」する時の「原体験」となり、自信を持って留学する力となります。
日本の学校に通いながら、将来に備えて視野を広げる。
そのためにサタデースクールで「原体験」を積み重ねることが近道なのです。
子どもたちの心の優先順位は、
１.いつもの学校（日本語：日本人）
２.習い事（日本語：日本人）
3番目にサタデースクールが入ってきます。
3.サタデースクール（英語：外国人）
そのため子どもにとって「サードプレイス」になると考えられています。
小学校や習い事は、日本人から学ぶことが多いと思います。
しかし、インターナショナルスクールのサタデースクールは「インターナショナルスクール」の校舎で「外国人」の先生から「英語」で学びます。
言葉と文化の壁。
それが心のサードプレイスになる理由と考えられいます。
いつも違う先生と言葉。
子どもたちは日本文化のしがらみや日常から距離を置くことができます。
例えば、いつもの学校では静かな女の子がサタデースクールでは饒舌だったり、おとなしい男の子がサタデースクールでは積極的にリーダーシップを取ったりします。
これは、言語と先生が違うから。
少しおおげさですが、土曜日に「留学」しているのと同じような効果があります。
「心のサードプレイス」は、子どもが自分の違う才能や一面を知る機会にもなります。
また、いつもの学校は登校拒否だけと「サタデースクールは行きたい！」というお子さんもいます。
いじめが社会問題になるなかで、普段の学校から離れ、いつもとは違う友だちと会う。
インターナショナルスクールのサタデースクールは、そんな効果もあります。
インターナショナルスクールと国際バカロレア認定校からサタデースクールをまとめました。
一部、経験者のみの学校や入会テストがあるサタデースクールもあります。
詳しくは、各校のホームページをご参考ください。
【公式ホームページ】
http://newis.ed.jp/jpn/saturdayj.html
【募集】
対象学年：小学校1～11年生
レベル：初心者からネィティブまで
授業時間：午前10:00〜12:30
午後13:30〜16:30
教科：英語・テーマに沿ったアクティビティーなど
【学費・授業料】
初回登録料：￥25,000
午前・午後のレッスン20回分 = ¥136,000
午前または午後のレッスン20回分 = ¥88,000
【公式ホームページ】
http://www.columbia-ca.co.jp/jp/saturday-school/
【募集】
対象学年：年少～6年生
レベル：３グループ
定員：1クラス約10名 合計10クラス
授業時間：9：00～13：00
教科：英語、世界の国々、理科、コンピューター、算数など
【学費・授業料】
入学金: ¥35,000
授業料 ¥270,000 (年間)
【公式ホームページ】
http://ritskids.ujc.ritsumei.ac.jp/contents/
【募集】
対象学年：小学校1～6年生
レベル：アドバンスドレベルのみ（入会試験あり）
定員：約120名
授業時間：9：00～15：00
教科：理科、社会、算数、コンピュータ等を含め、1つのテーマについて教科横断的に学びます。
【学費・授業料】
入学金：￥30,000
年間受講料：￥300,000
ランチ：¥20,000
タクシー送迎あり（別途）
【公式ホームページ】
http://www.ymca-kids.org/saturdayschool/index.html
【募集】
対象学年：幼稚園〜小学校6年生
レベル：初心者から帰国生（特進クラスは帰国生およびインター在籍経験者のみ）
定員：幼児 12名
小学生 15名
特進帰国子女 15名
授業時間：9：30～14：50
教科：英語、テーマ学習、体育、アクティブ・リーディング、クッキング、アートなど
【学費・授業料】
入学金：￥33,000
年間受講料：￥358,000
【公式ホームページ】
http://ss.special-programs.net
【募集】
対象学年：小学校1～6年生
レベル：アドバンスドレベルのみ（原則として同学年・同レベルのクラス編成）
定員：各クラス定員 20名（1学年につき3～4クラス）
授業時間：9：00～15：00
教科：英語・音楽・体育（うち１学期はスイミング）・コンピューター・ライブラリー
【学費・授業料】
入学金：￥20,000
年間受講料：￥297,000
年間ランチ代：￥18,000
年間スクールバス代：￥30,000 （西宮北口を除く各方面）、￥36,000 （西宮北口方面）
※スクールバスは西宮北口、千里中央、北千里、JR茨木、箕面の5つの方面より運行。
【公式ホームページ】
http://www.marist.ac.jp/ja/プログラムズ/saturdayschool/
【募集】
対象学年：３歳～７歳
レベル：初心者から上級者まで
定員：教員１：生徒５の比率
授業時間：10:00～13:00
教科：書き方、文字認識、図工、指先や体のアクションの動詞、歌、ダン ス、ゲーム、会話など
【学費・授業料】
月払い=1レッスン ¥5,500×回数
【公式ホームページ】
http://dskobe.org/saturdayschool/
【募集】
対象学年：幼児～９年生
レベル：経験者のみ
授業時間：10:00～13:00
教科：ドイツ語、フランス語、英語
【学費・授業料】
入学金：¥15,000
授業料：¥135,000
やっぱり英語体験は重要だった？知っておきたい知識定着率と英語力の関係
http://istimes.net/articles/763英語力を伸ばすキーは、知識定着率にありました。日本の英語教育は、読み書きが中心になっています。きちんと「話す、聞く」を「体験」させると英語力が伸びてきます。インターナショナルスクールのサマースクールやサタデースクールなど通いやすいプログラムを通して「体験」することを考えたいですね。
「インターナショナルスクール」は、日本の学校と比べると何がどう違うのでしょうか？３つの能力から分析してみたいと思います。グローバル・コミュニケーション能力、探究的な学び、非認知能力の３つからまとめました。
お子さんが生まれると一度は、インターナショナルスクールに通わせることを考えませんか？有名人が子どもをインターナショナルスクールに通わせている記事も載ります。ネットでインターナショナルスクールのホームページを見て、高い授業料に驚いた方もいると思います。なぜ、インターナショナルスクールの授業料は高いのか？をまとめました。
この記事の記者
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。