2017年07月07日

【見学!】人気沸騰の千代田インターナショナルスクール東京(CHIST)の説明会とは?

人気が沸騰し、開校前の説明会の予約も取れない人気となった千代田インターナショナルスクール東京(以下、CHIST)。公式ホームページの公開とともに予約が殺到。当初、予定されていた説明会の回数も3回。なんと16回に増やしたそうです。そこで、編集部では、人気の説明会を見学させてもらいました。


人気沸騰のCHISTの説明会とは?

2018年4月に開校予定の千代田インターナショナルスクール東京(以下,CHIST)。
公式ホームページの公開と同時に説明会の予約はすぐに満席になりました。
説明会は、当初3回の予定でしたが、予約が殺到し、合計16回の開催となりました。

赤い蝶々が印象的なCHISTのロゴ。

 

編集部では、開校で人気が高まっているCHISTの説明会を見学させてもらいました。
その様子をコンパクトにご紹介します。

千代田女学園の北側に建築中のCHISTの校舎。シートに覆われている。

 

注目の説明会

説明会は、建築中の校舎に隣接する千代田区四番町にある千代田女学園(2018年4月に武蔵野大学附属千代田高等学院となり共学部も開校予定)の教室で開催されました。

満席となり、熱気に包まれた説明会。

 

説明会は、Head of Schoolに就任予定の大迫先生より「国際教育とは何か」といったCHISTを理解するための大きな話から始まり、次にインターナショナルスクールとはどのような学校のことかといった定義が示されました。

国際教育とは何か?

インターナショナルスクールを知る前に、そもそも「国際教育」がどのような背景から誕生し、どのような教育なのか、を知ることが重要です。

大迫先生は、国際教育とはどのような教育を指すのかのお話のあと、現在、国際教育として最も高い評価を受けている国際バカロレア(IB)についてご紹介されました。

"Understanding"理解とは何か?を説明する大迫先生。

 

この哲学を教育現場で実践し、世界で最も高い評価を受けているのが、国際バカロレア(以下、IB)です。

IB教育は、エリート教育として進学実績や点数などに注目が集まりがちですが、それはIB教育の出口部分のみに光を当てた見方です。

大迫先生は、IBの本質はその「学び」にあると語ります。
では、IBの学びとはどのようものなのでしょうか?

IBのミッション・ステートメントとは?

IBは、全人教育です。
その理念は、IBのミッション・ステートメントとして掲げられています。

国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。

この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。

IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。

The International Baccalaureate® aims to develop inquiring, knowledgeable and caring young people who help to create a better and more peaceful world through intercultural understanding and respect.
To this end the organization works with schools, governments and international organizations to develop challenging programmes of international education and rigorous assessment.
These programmes encourage students across the world to become active, compassionate and lifelong learners who understand that other people, with their differences, can also be right.

国際バカロレア機構の"Mission"を紹介するページは、SNSでシェアされることが多いページのひとつ。

 

このミッション・ステートメントから「IBの使命」を具体化した学習者像(ラーナー・プロファイル)があります。

学習者像

• 探究する人
• 知識のある人
• 考える人
• コミュニケーションができる人
• 信念をもつ人
• 心を開く人
• 思いやりのある人
• 挑戦する人
• バランスのとれた人
• 振り返りができる人

この理念のもと、IBでは世界中の人々が共通して学ぶことができるカリキュラムが開発されました。
現在、様々な国でIBが導入され、共通のカリキュラムのもと多くの人々が学んでいます。

同校の施設紹介と体育館の様子。

 

CHISTは初等部から一貫して国際標準カリキュラムで学ぶことができます。
そして、大迫先生は教育の一貫生からも、一度選んだら『一貫して「全人教育」で学んで欲しい』と語ります。

ご家庭としては、小学校と中学・高校で全く違う教育理念の学校に乗り換えるのではなく、「12年間、全人教育の国際標準カリキュラムで学ばせたい」という強い決意が必要です。

CHISTは、新たなインターナショナルスクール

CHISTの独自さは、国際標準なカリキュラムを踏まえながら、さらに日本の教育の良さを取り入れるところにあります。

Head of SchooLに就任予定の大迫先生は、インターナショナルスクールとIB教育の第一人者です。

編集部が注目したのが、その大迫先生が、学習指導要領を「日本の宝」として、インターナショナルスクールの教育に日本の教育の良いところを付き合わせていくことです。 

この手法は、インターナショナルスクールと日本の教育の両方に精通し、実際にカリキュラムの良さを付き合わせて開発できる教育者しかできません。

 

大迫先生は、その経験からCHISTで日本の算数教育をIBのような探究的な学びに融合することを説明しています。

これまでのインターナショナルスクールの学びに日本の教育の良さを合わせて、さらに次世代の教育の姿として打ち出す。

それが、インターナショナルスクールとIBの第一人者として活躍してきた大迫先生がCHISTで実現しようとしている教育です。

初等部校長に就任予定のマーガレット先生、カリキュラムコーディネーターに就任予定のケイティ先生。

 

日本の教育の良さをインターナショナルスクールの教育と融合させ、それを世界に日本発の国際教育の手法として発信していく一大プロジェクトなのです。

そのため、CHISTは次世代の教育を開発し、教員を養成し、それを普及させる役割を担っています。

CHISTが、これまでのインターナショナルスクールと大きく異なる理由がそこにあります。

高まる期待

説明会の会場の隣でCHISTの校舎建築が進んでいました。
同校のプロジェクトが公表された時点から編集部は記事として追っていますが、実際に記事にして感じるのが、次第に高まる期待です。

計画発表、校舎建築、大迫先生が同校のHead of Schoolに就任(予定)、カリキュラム、そして説明会と記事にしていますが、編集部にも多くの問い合わせをいただきます。

お問い合わせをいただく保護者の方と話すなかで、大きく感じること。それは、新たなインターナショナルスクール「CHISTヘの期待」です。

2018年4月からの入学対象年齢と学年の説明をする事務室の丹羽さん。

 

今回、CHIST説明会で初めて保護者は、CHISTに触れました。
説明会でその学びを知り、聞き入る保護者に大迫先生は、最後に教育の責任、学校の責任について語られ、お話を結ばれました。

期待が高まる中で開催された説明会でしたが、最後は「学校とは何か」。
まさに家庭とCHISTを心で結ぶ言葉で締められました。

CHISTの校舎模型と大迫先生の著書が展示されていました。

 

大迫先生のCHISTの説明を越えた国際教育の世界に「魂を揺さぶられた」ご家庭も多かったのではないでしょうか。

CHISTへの入学を検討されているご家庭はもちろんのこと、教育論として聞き逃せない内容でした。

詳細をお聞きになりたい方は、ぜひCHISTの学校説明会に足を運んでくださいね。

 

2017年 説明会日程

千代田インターナショナルスクール東京の説明会がCHIST新校舎隣りの千代田女学園で開催されます。

会場:千代田女学園
住所:東京都千代田区四番町11-8

学校説明会
7/15 (土) 午前※、午後※、夕方※
7/25 (火) 午前※、午後※、夕方※
8/26 (土) 午前※、午後※、夕方※
9/7(木) 午前(10時-12時)、午後(14時-16時)、夕方※
(※ 満席)

 

お問い合わせ

千代田インターナショナルスクール東京 設置準備事務室
Email:chist@musashino-u.ac.jp

CHIST│Chiyoda International School Tokyo│千代田インターナショナルスクール東京

https://www.chist.jp/

Chiyoda International School Tokyo (CHIST) is going to start as a new international education base in Chiyoda-ku, Tokyo; the political and financial center of Japan.

こちらも参考にしたいですね。

【開校へ】共学化・IB・インター併設 武蔵野大学附属千代田高等学院と千代田インターナショナルスクール

http://istimes.net/articles/965

2018年4月に千代田女学園は、共学化とともに武蔵野大学附属千代田高等学院に。さらに併設する千代田インターナショナルスクール東京とともに千代田区が国際教育の目に。首都東京の中心の千代田区。国際バカロレア認定校がなかったが千代田高等学院は、IBコースを開校予定。さらにインターナショナルスクールも開校。勢いが出てきた千代田

【独占インタビュー1】千代田インターナショナルスクール東京は、どのような学校になるのか?

http://istimes.net/articles/912

東京都千代田区に2018年4月に開校予定のChiyoda International School Tokyo(千代田インターナショナルスクール東京)。注目のHead of school(学園長相当)に国際バカロレアを日本に普及させてきたトップランナーの大迫弘和氏が就任予定です。どのようなスクールになるのでしょうか?


この記事の記者

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。