2018年01月08日

シャーロット王女が通うナーサリーは、やはりスゴかった!

英国王室はウイリアム王子とキャサリン妃の長女であるシャーロット王女(2歳)が2018年1月からケンジントン宮殿から近い「ウィルコックス・ナーサリー(The Willcocks Nursery School)」に入学すると公表しました。編集部の調べでは、ケンジントン宮殿から近いけど、やはりスゴいナーサリーと判明しました。


1月からシャーロット王女がナーサリーに通園

 

英国王室はウイリアム王子とキャサリン妃の長女であるシャーロット王女(2歳)が2018年1月からケンジントン宮殿から近い「ウィルコックス・ナーサリー(The Willcocks Nursery School)」に入学すると公表しました。

▼早速、登園の様子が公式インスタグラムで公開されました。

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シャーロット王女が通学するナーサリー(保育園相当)は、午前と午後の部に分かれており、年齢によって授業料は違います。

最も高い午前の部に通学すると1学期で約46万円(3,050ポンド)の授業料がかかります。

ちなみにジョージ王子は、トマス・バタシー校に入学しています。
登校初日の様子も公式インスタグラムで公開されました。

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【英国発】ジョージ王子の学校が決定!一体どんな学校なの!?

https://istimes.net/articles/894

英国王室はジョージ王子(3歳)が9月からロンドン南部にある「トーマス・バタシー校」に入学する事を明らかにしました。ジョージ王子に自分が卒業した学校とは?

英国王室の教育

男の子のジョージ王子は、今後、王室を引き継ぐ必要があります。

そのためジョージ王子、ヘンリー王子のように中高ではイートン校に通い、その後、大学を経由してサンドハースト王立陸軍士官学校に入るのがルートとして考えられます。

ウィリアム、ヘンリー王子ともイートン校で学んでいます。

 

イートン校からセント・アンドルーズ大学で美術史などを学び卒業。
その後、社会活動を経てサンドハースト王立陸軍士官学校に入学し、卒業すると軍のヘリコプターの操縦士として活躍しました。

2013年9月に軍を除隊し、現在は、王室活動に専念しています。

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ちなみに弟のヘンリー王子はイートン校を卒業後、大学には入らず社会活動を経て、サンドハースト王立陸軍士官学校に入学。

卒業後、近衛騎兵連隊などを経て2015年6月に除隊し、王室活動に専念しています。

では、女の子のシャーロット王女にウィリアム王子夫妻は、どのような教育を考えているのでしょうか。

シャーロット王女が通うナーサリーとは?

シャーロット王女が通うナーサリーは、教会に併設されているナーサリーです。

▼写真は、歴史を感じるHoly Trinity Church。

©️John Salmon wikipediaより引用

 

ナーサリーは、1964年に創立され2歳から5歳まで32名の園児が通っています。
定員も32名と小規模な保育園で、伝統的な保育を実施しています。

読み書く、算数など高い教育基準と卓越性、そして良いマナーなどを身につける最初の学校として人間の基礎部分を作るナーサリーです。

シャーロット王女が通うナーサリーのホームページのトップは、園舎を描いた印象的な絵で始まります。

 

ウィリアム王子夫妻が住むケンジントン宮殿から徒歩10分前後の教会にあり、近所には、王立音楽大学(Royal College of Music)やインペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)などがある文教地域です。

シャーロット王女が通っているとされる午前中のクラスの時間割りが公開されていました。

9:00から預かりが始まり、9:45までフリープレイ。
そのあとにサークルタイムがあり、10:10からグループになって読み書きや工作などもしています。

月曜日に音楽が入り、金曜日にShow and Tell(小さな発表会)があります。

 ベーシックな乳児教育と言えます。

 

編集部がさらに調べていくとベーシックなナーサリーですが、実は、かなり評価の高い園ということがわかりました。

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英国の上位15%のナーサリーだった

編集部が調べていくとウィルコックス・ナーサリーは、評価が高い園であることがわかりました。

イギリスの学校は、定期的に調査を受け、レポートを学校と政府が公開しています。
Ofstedと呼ばれる教育評価機関で、イギリスの保育園から学校を調査し、評価し公開しています。

ウィルコックス・ナーサリーもレポートを公開していました。
早速、シャーロット王女が通うナーサリーのレポートを見てみましょう。

ウィルコックス・ナーサリーのホームページに公開されている調査レポート。
調査レポートは、差出人から宛先まで全て公開されています。

 

調査レポートでは、全体の15%前後しか得られない一番上の「卓越した(Outstanding)」に評価されています。

園のホームページからも伝わってくるのが、創造性豊かな教育を実施していることです。

▼ギャラリーには、生徒の作品が掲載されています。

 
 
 

ベーシックな保育ですが、少人数でグループワークも多く、創造的なアート系に強いことが伝わってきます。

ジョージ王子もモンテッソーリ教育を受けていましたが、英国王室は、伝統的な教育で学ぶケースが多いようです。

しかし、その中でアートや音楽、スポーツなど情操教育をきっちり取り入れてバランスの良い子に育てる傾向があるようです。

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こちらも参考にしたいですね。

夏休みの思い出をウィリアム王子に手紙で報告しよう!

https://istimes.net/articles/1014

ジョージ王子の小学校も決まり、シャーロット王女の保育園がどこになるのか興味が集まりますね。注目が集まるウィリアム王子や英国王夏休みの思い出を英語の手紙にして、英国王室に伝えてみませんか?英国王室の公式ホームページの子ども向けの"Write a letter"のコーナーでは、英国王室へ手紙の書き方、住所が書いてあります。

英国王室 キャサリン妃に学ぶプリンセスになる学校選び 

https://istimes.net/articles/800

英国王室のプリンセスキャサリン妃は、どのような学校で学んできたのか?シャーロット王女も生まれ、ジョージ王子とともに人気の英国王室。ウィリアム王子とシャーロット王女も英国式保育園で学んでいます。ではキャサリン妃は、どのような教育を受けて育ってきたのでしょうか?プリンセスになったキャサリン妃のプリンセスの教育を解析します。

【速報】英国皇太子が設立したChildren&the Artsと港区クラレンスインターナショナルスクールがカリキュラム開発で合意

https://istimes.net/articles/1023

東京都港区にあるクラレンスインターナショナルスクールを運営するClarence Education Ltd.は、英国皇太子が設立したChildren&the Artsと独占契約し、今後共同で幼児向けの教材開発とインターナショナルスクールのカリキュラム開発を進めることを公表しました。

【オランダ発】教育先進国オランダのバイリンガル教育、政府と学校の取り組み

http://istimes.net/articles/897

日本と同様に、オランダでも英語教育の必要性が年々高まっています。教育の自由があるオランダでは、実際に様々な取り組みがなされています。今日は、オランダのバイリンガル教育について書かれた記事をご紹介させていただきたいと思います。


この記事の記者

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。