2017年06月14日
インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢（ISAK）の卒業式が開催されました。2008年9月「学校、つくります」という小林りん代表のブログから始まったISAK。国際バカロレアの認定、さらにUWCの加盟とISAKの一期生とともに歩んだ学校に編集部もお祝いします！
長野県軽井沢にあるインターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢（以下、ISAK）は、日本の全寮制私立高校です。
▲ISAKの公式インスタグラムより
日本の高校としては、珍しい新年度が秋始まりのISAK。
卒業式は、年度終わりの６月です。
同校が軸に据えた国際バカロレアのディプロマ資格課程(DP）は、脚光を浴び、全国に広まっていきました。
また、インターナショナルスクールとして日本の一条校であり、生徒構成も、海外からの生徒を軸にしています。
これからの時代に求められるリーダーシップを養うため、全校生徒に国際バカロレア（IB）ディプロマプログラムを軸とする世界トップレベルの教育プログラムを導入
国際バカロレアのディプロマ資格課程のWorld Historyの授業では、「ロールプレイを通じて、第一次世界大戦中に起きたことを、より分析的に理解」しています。
▼ISAK公式インスタグラムより
探究的な学びは、チェンジメーカーになるため自分で考え、仮説を導き出し、そして実行し、検証する。
そのプロセスを学んでいったようです。
ISAKの公式ホームページでも、「自ら変化を起こす」ために様々な学習機会を学校が提供してることが伝わってきます。
一人ひとりが自分の可能性に目醒め、主体的にアクションを起こせる人となれるよう、学校生活の様々な場面で「自ら変化を起こす」機会を散りばめています。
第1期の卒業生は、21カ国52名。
多様な生徒構成のために奨学金を支給し、７割の生徒が奨学金を受給しました。
ISAKの生徒がタイで開催された教育プロジェクトのため、タイへ向かいました。
その時のチームメンバーの出身国は、アメリカ、ソマリア、オランダ、アフガニスタン、日本、そしてタイ。
▼ISAK公式インスタグラムより
世界から切磋琢磨する生徒たちが集まるISAK。
「自ら変化を起こす」同校卒業生がいよいよ社会へ。
そこで注目が集まるのがどのような進路へ進むか。
卒業生の出身国が21カ国と多様なため、進学先も欧米、中東、アジアと様々です。
第1期の卒業生は、52名。
そのうち6名がギャップイヤーを取ります。
日本の高校を卒業してギャップイヤーを取るとほとんど進学準備のための「浪人」と捉えらえてしましますが、インターナショナルスクールなどでは視野を広げるためにギャップイヤーを取ることは珍しくありません。
ISAKの一部の卒業生は、ギャップイヤーからその先の人生をさらに導き出す準備に入っているようです。
大学に進学する生徒の進学先は多様性に溢れており、米国、英国、日本、欧州、中東、アジアと多岐に渡ります。
米国では、アイビー・リーグ(ブラウン大学・タフツ大学)
小規模のリベラルアーツで有名なリトル・アイビー・リーグ(ミドルベリー大学)
ノーベル賞受賞者を多数輩出する事で知られるサウス・アイビー・リーグ(ヴァンダビル大学)
最難関女子大学(スミス大学)など。
イギリスでは、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス。
中東のアラブ首長国連邦にあるニューヨーク大学アブダビ校やアジアでは、イェール大学シンガポール校などが挙げられています。
▼イェール大学シンガポール校の公式インスタグラムより
アジアトップのシンガポール国立大学とイェール大学がコラボしたイェール大学シンガポール校
日本の大学では、国立大学をはじめ早稲田大学、慶應義塾大学、ICU、立命館アジア太平洋大学などに合格しています。
進学先について同校は、次のようにコメントを述べています。
生徒一人一人が目的意識を持って個性あふれる道を切り拓いていきます。
新入生を迎えるISAKの生徒。
軽井沢の緑に各国のフラッグから同校の多様性が伝わってくる。
▼公式インスタグラムより
世界に飛び立つISAKの卒業生たち。
チェンジメーカーとして社会で活躍する姿を楽しみにしたいですね。
UWC ISAK Japan
ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン
〒389-0111
長野県北佐久郡軽井沢町長倉5827-136
URL:https://isak.jp/
TEL: 0267(46)8623
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この記事の記者
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。
ISAKの公式Face Bookに掲載された卒業式の様子。