Powered by Global Step Academy    
【ミニコラム】国際バカロレアの教育理念と井戸

【ミニコラム】国際バカロレアの教育理念と井戸

『国際バカロレアの教育理念』というとむずかしそうに感じてしまいますね。例えるならば、国際バカロレアの教育理念は、学校にある井戸のようなものだと思います。


『国際バカロレアの教育理念』というとむずかしそうに思います。

『国際バカロレアの教育理念』というとむずかしそうに思います。

そのなかで国際バカロレアの教育理念は、学校にある井戸のようなものだと思います。

国際バカロレアという井戸には、IB使命宣言やIB学習者像という教育理念の『水』があります。*

その『水(教育理念)』をバケツで引き上げます。

次に、バケツの『水(教育理念)』を、3つの柄杓で植物(教科)に撒いていきます。

それぞれの柄杓には、フィルターがあり、『知識の理論』、『課題論文』、『活動性・活動・奉仕』という栄養素に分けて、植物に撒かれます。

植物は、6つの種類(グループ)があり、それぞれひとつの植物(教科)が育ちます。

6つの植物(教科)は、必ず教育理念という井戸からくみ上げられ、3つの柄杓から撒かれた水で育ちます。

その植物を生徒も、先生も、職員さんも保護者も毎日、給食で食べます。

国際バカロレアという井戸の水を、生徒はもちろん、先生も、送り迎えの保護者も、もちろん職員も365日、一緒に飲むことです。

重要なのは、国際バカロレアという井戸の水を、生徒はもちろん、先生も、送り迎えの保護者も、もちろん職員さんも365日、一緒に飲むことです。

国際バカロレアの教育理念は、学校生活のすべてに関わります。

それは、365日変わりません。

もっというのであれば、その先も身体のなかで循環し続ける『水』なのだと思います。



*IBの理念は全人教育にあります。

以下の10つの学習者像を目指しています。(文科省のホームページより引用)

Inquirers 探究する人

Knowledgeable 知識のある人

Thinkers 考える人

Communicators コミュニケーションができる人

Principled 信念のある人

Open-minded 心を開く人

Caring 思いやりのある人

Risk-takers 挑戦する人

Balanced バランスのとれた人

Reflective 振り返りができる人


引用 文部科学省 国際バカロレアについて

http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/1308000.htm


この記事の記者

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、日本経済新聞やフジテレビホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。

最新の投稿


【ビジョン 2035】第4の柱: 正しい第一歩を踏み出すために

【ビジョン 2035】第4の柱: 正しい第一歩を踏み出すために

日本の英語教育の大きな課題は、学習初期からカタカナで英単語を教える点です。カタカナは日本語の音体系で設計されており、英語本来のリズム・強勢・母音を歪めてしまいます。一度カタカナ版の音が定着すると修正に何年もかかり、聞き取りや発音の障壁となります。幼少期は音声発達の敏感期であり、正しい発音習得に最適です。ネイティブ音声教材やフォニックス、オーディオブックを活用し、カタカナに頼らない「本物の英語」で学ぶことが、ビジョン2035実現への確かな第一歩となります。 (文字数:200文字)


学校は社会の縮図 小さな国際コミュニティが教えてくれること

学校は社会の縮図 小さな国際コミュニティが教えてくれること

インターナショナルスクールは多様性が前提の小さな地球。子どもたちは共感力や協働する力を自然に学びます。家庭では「なぜこの学校を選んだか」という対話が重要で、比較ではなく価値観の共有が子どもの挑戦を支えます。「今日何を学んだ?」と問いかけ、「自分も他人も違いがある」という視点を育てることが国際教育の本質です。学校には移動の多い子どもたちに質の高いインクルーシブ教育を提供し、地域に根ざした存在として社会への責任を学ぶ場となることが求められます。


小学校受験に国際化の衝撃!サレジアン国際学園小学校インターナショナルクラス受験レポ

小学校受験に国際化の衝撃!サレジアン国際学園小学校インターナショナルクラス受験レポ

サレジアン国際学園小学校インターナショナルクラスは、2025年度入試で志願者が前年比220名以上増え、A日程2〜3倍、B日程8.1倍と高倍率でした。受験生の8割がプリスクール生や帰国生など英語環境の子どもで、英語未経験でも合格例がありました。入試では創造力、主体性、非認知能力が重視され、幼児教室未経験でも合格が見られました。「一条校×インター」の安心感、プリスクール生の増加、口コミの速さ、改革で知られる大橋学園長への期待、都心からの通いやすさが人気の理由として挙げられます。


【ビジョン 2035】第3の柱: 実用的な英語を最優先に

【ビジョン 2035】第3の柱: 実用的な英語を最優先に

日本がアジア太平洋地域で英語力のリーダーシップを発揮するには、中高の英語教育の抜本的な見直しが必要です。現在、週5時間の授業の大半が文法・読解に費やされ、スピーキング練習は週1〜2時間程度です。この比率を逆転させ、週5時間をスピーキング中心に、文法・読解は週1〜2時間とすべきです。AI会話ツールやオンライン交流などのテクノロジーを活用すれば、日本人教員でも実施可能です。2024年のEF英語能力指数で日本は116か国中92位でした。文法や読解を捨てるのではなく、「話す・聞く・書く力」を支える手段として再構成し、実際に使える英語力を育成することが重要です。試験や評価方法もスピーキング能力を反映したものに変える必要があります。


インターナショナルスクールへの転校を考える前に知っておきたい学校生活言葉の壁:その先にある課題

インターナショナルスクールへの転校を考える前に知っておきたい学校生活言葉の壁:その先にある課題

インターナショナルスクールへの転校は、言葉の壁を越えた先に、新しい文化や価値観との出会いが待っています。本記事では、子どもが多様な環境の中で自分らしさを保ちながら成長していくためのヒントを探ります。


“生徒募集!KAインターナショナルスクール”