Powered by Global Step Academy    
イギリス式インターナショナルスクール4選!

イギリス式インターナショナルスクール4選!

イギリス式の教育課程を採用しているインターナショナルスクールをまとめました。代表的なブリッティシュスクール・イン・東京から歴史のある聖ミカエルインターナショナルスクール。ムサシインターナショナルスクールトウキョウ、ホライゾンジャパンインターナショナルスクールです。加筆修正:2021年11月10日


イギリス式のインターナショナルスクール

英国王室のジョージ王子が保育園に通う様子や妹のシャーロット王女など英国王室の教育にも注目が集まります。

イギリスのウィリアム王子と妻キャサリン妃の長男ジョージ王子が1月6日から、ノーフォーク州のウェストエーカー・モンテッソーリ保育園への通園を始めた。

そこで、イギリス式のインターナショナルスクールをまとめました。

イギリス式のインターナショナルスクールとは?

インターナショナルスクールは、教育理念からカリキュラムを世界のなかから選んでいきます。

日本の学校は文部科学省の学習指導要領に従う必要がありますが、インターナショナルスクールは創立時の経緯と教育理念から生徒に合わせてカリキュラムを採用していきます。

世界から親とともに転勤してくる子どもたち。
数年後、母国に帰国した後を想定すると駐在国でも母国の教育制度で学びたい、と考える保護者が多くいます。

日本人が海外に転勤になった時、日本人学校を選ぶ感覚とほとんど変わりませんね。
イギリス式のインターナショナルスクールも、そのために創立されています。

イギリス式のインターナショナルスクールは、一般的に「ブリッティシュ・スクール」と呼ばれています。

イギリス式インターナショナルスクールの特徴は、その歴史からくる多国籍な生徒を受け入れること。
すなわち、旧植民地の国の生徒も入学していることが多いということ。

そこがナショナルスクールではなく、インターナショナルスクールといえる理由です。

イギリスの旧植民地や英連邦加盟国は、統治時代に英語教育と共に導入されたイングランド式の教育制度を独立後もそのまま引き継いだり、一部を変更して継続する国が多い。

現在も英国連邦として、アジアではインド、シンガポール、マレーシアなど。アフリカでは、カメルーン、ケニア、ナイジェリア。オセアニアではオーストラリア、ニュージーランドが代表的です。
カナダもイギリス連邦の加盟国です。

歴史的にもイギリス式の教育は、中東にも強く残っており、主要な中東の国にも「ブリッティシュ・スクール」があります。

イギリスの教育制度は、アメリカ、日本とも違う

イギリスは、小学校1年生が日本より1年早い5歳から開始されています。
ちなみにイギリスの義務教育は5歳から16歳までを対象としています。

また、私立と公立で学校の仕組みが違うことが特徴的です。
日本と同じように多くの生徒が公立校で学んでいます。

義務教育修了は、多くの生徒がGCSE(General Certificate of Secondary Education)という統一試験を受験します。
イメージ的にセンター試験の中学版と考えるとわかりやすいですね。

16歳で大学進学課程か職業専門課程かを決定するため、幼いころから自身の進路を意識して受講科目を選択していく。

その後に、大学進学を前提として2年間を6th Form(シックスフォーム)と呼ばれる、将来大学などで学びたい分野に関連した科目など平均3科目を選択(大抵は進学を希望する学部過程の科目)します。

大学進学希望者は12、13年生(シックスフォーム)でG.C.E.-Aレベルを履修し、その結果により大学へ進学します。

大学進学に直結すためG.C.E.-Aレベル(以下、Aレベル)の試験は、注目が集まります。

英国皇室の成績も公開されるほど。
ちなみに、ウィリアム王子は、イートン校でAレベルを受験し、地理でA,美術史でB,生物学でCの評価を得ました。
キャサリン妃は、化学、生物、美術でAを取得しています。

どのようなお子さんにイギリス式が向いているのか?

イギリス式のインターナショナルスクールですが、オススメする対象となる生徒は、下記の通りです。

(1)イギリスおよびイギリス連邦からの帰国生
(2)イギリスおよびイギリス連邦に赴任予定のご家族のお子さん
(3)イギリス連邦出身のお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんをルーツに持つお子さん

すなわち、過去、将来とイギリスに関わる可能性があるお子さんですね。
大学進学や将来、住む可能性があるお子さんにとってオススメできます。


現在、イギリス式のインターナショナルスクールは、4校あります。
東京に最大規模のブリティッシュ・スクールがあり、神戸の聖ミカエルインターナショナルスクールは、創立70年を迎えました。

インド式のインターナショナルスクールは、インドの国家カリキュラムに準拠していることもあり、今回のイギリス式のスクールとは別にしてあります。

ブリティッシュ・スクール・イン・東京

ブリティッシュ・スクール・イン・東京
URL:http://www.bst.ac.jp/

渋谷キャンパスでは、保育園と小学校Years 1 to 3まで、3歳から8歳が学ぶ。
昭和キャンパスでは、小学校、中学校、高校までYears 4 to 13まで、8歳から18歳までが学ぶ。50カ国から約700人の生徒が学ぶ。

コース:保・幼・小・中・高
各認定:ISI
授業料:約250万円〜
渋谷キャンパス 保育園  (Nursery to Year 3)
 東京都渋谷区渋谷1-21-18
 TEL: 03-5467-4321 
 FAX: 03-5467-4322

昭和キャンパス (Year 4 to Year 13)
 〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7-57
 昭和女子大学5号館
 TEL: 03-3411-4211 
 FAX: 03-3411-4212

聖ミカエル インターナショナルスクール

聖ミカエル インターナショナルスクール
URL:http://smis.org/

コース:保・幼・小
各認定:WASC、CIS
授業料:約160万円〜

兵庫県神戸市中央区中山手通り3-17-2
TEL: 078-231-8885 
FAX: 078-231-8899
E-mail: head@smis.org

ホライゾンジャパン インターナショナルスクール

URL:http://jp.horizon.ac.jp/

コース:幼・小・中・高
各認定:CIPP,IB
授業料:約160万円〜
神奈川県横浜市鶴見区東寺尾1-38-27
TEL: 045-584-1945 
FAX: 045-584-1946
E-mail: hjis@horizon.ac.jp

ムサシインターナショナルスクールトウキョウ

イギリスのキーステージをカリキュラムの軸にしているムサシインターナショナルスクールトウキョウ。
乳幼児から高校までの教育課程があります。

URL:https://mist.school/jp/
コース:乳・幼・小・中・高
各認定:ケンブリッジ認定校
授業料:約120万円〜
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀9-7-14
説明会・入学などのお問い合わせ
TEL: 050-3171-8798
Email: admissions@mist.school
一般的なお問い合わせ
TEL:0422-57-6887 (9:00-17:00)
FAX:0422-57-8306
Email:info@mist.school

まとめ

いかがでしょうか。
イギリス式の教育に触れてきたお子さんや将来、イギリスやイギリス連邦に引越す予定のあるご家族は頭に入れておきたいですね。

こちらも参考にしたいですね。

「日本でインターナショナルスクールに通わせたよ!」母親座談会

http://istimes.net/articles/815

ニューヨークやパリ、ロンドンなどで配布されている海外の駐在員向けのフリーペーパーの「帰国便利帳」。定期的にインターナショナルスクール特集を組んでいます。そこで母親座談会「インターナショナルスクールに通わせたよ!編」をウェブで大公開。

2020年にできるインターナショナルスクール・オブ・サイエンス高校が、面白そう!

http://istimes.net/articles/773

神奈川県で、2020年に理科系科目の教育に重点を置く私立国際高校の設立を目指すプロジェクトがあります。それが、International School of Science設立プロジェクト。すでにサマースクールも開校し、設立に向けて準備が進んでいます。2016.08.12

国際バカロレアは、国公立・私立・インターナショナルスクールの三つどもえ? 

http://istimes.net/articles/799

国際バカロレアは、広島と東京が熱い?国際バカロレアは、国公立・私立・インターナショナルスクールがそれぞれ異なる言語で実施しています。なかでも広島はインターナショナルスクール、私立、公立と人口280万人の都市ながら国際教育に積極的です。また、東京は国立、公立も国際バカロレアコースを設置。全国に普及するか、が注目です。

“国際家庭教師サービス、国際サバイバル。今すぐ無料体験!”

この記事の記者

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。

関連するキーワード


イギリス式

最新の投稿


英語を強みにする中学受験 ― 求められる力と学年ごとの準備設計

英語を強みにする中学受験 ― 求められる力と学年ごとの準備設計

英語を強みにした中学受験が広がる一方、難関校が求める力は資格試験では測れません。渋渋・渋幕・広尾学園などでは英検1級でも不合格になることがあります。アカデミックな文章を読み解き、論理的に書き、深い思考を示す総合力が問われるためです。 こうした力は短期間では身につきません。中学年では内容理解しながら読む経験を積み、学習語彙に触れることが重要です。高学年では英語で学ぶ場面を増やし、5年生で要点をまとめる力、6年生で実践的対策へと段階的に進みます。 学年ごとの役割を理解し、適切なタイミングで準備を重ねることが受験突破とその先の学びにつながります。


KAISにおける「ビジブル・ラーニングについて」  KAISで実践される、研究に基づいた指導とは

KAISにおける「ビジブル・ラーニングについて」 KAISで実践される、研究に基づいた指導とは

学校選びで最も大切なのは「この学校で子どもは本当に学んでいるのか」という問いです。KAインターナショナルスクールは、世界最大規模の教育研究に基づく「ビジブル・ラーニング」を実践し、日本初の認定校となりました。このアプローチでは、子どもたちが「何を学び、なぜ大切か」を常に理解し、基礎から応用へと段階的に成長します。教師は「この教え方は機能しているか」と問い続け、効果的なフィードバックで子どもの成長を加速させます。目標が明確で成長が見える環境では、子どもたちは受け身ではなく主体的な学習者へと変わります。本記事では研究に裏付けられたKAISの教育実践を具体的にご紹介します。


【ビジョン 2035】第5の柱: 英語にふれる機会を増やす

【ビジョン 2035】第5の柱: 英語にふれる機会を増やす

英語力向上には週1回の授業だけでは不十分です。2023年の研究で、わずかな量でも毎日英語に触れることが不定期な学習より効果的であることが証明されています。学校では英語の校内放送やサイン掲示、イングリッシュデーなど日常に英語を組み込み、プロジェクト学習や選択授業を英語で実施することで「受け身」から「能動的」な学習者へ変わります。家庭でも英語番組の視聴や音楽を流すなど、継続的な環境づくりが重要です。英語を試験のためではなく、日々の生活で役立つ道具として実感できる環境が、子どもたちの真の英語力を育みます。本記事では具体的な実践方法を紹介します。


【ビジョン 2035】第4の柱: 正しい第一歩を踏み出すために

【ビジョン 2035】第4の柱: 正しい第一歩を踏み出すために

日本の英語教育の大きな課題は、学習初期からカタカナで英単語を教える点です。カタカナは日本語の音体系で設計されており、英語本来のリズム・強勢・母音を歪めてしまいます。一度カタカナ版の音が定着すると修正に何年もかかり、聞き取りや発音の障壁となります。幼少期は音声発達の敏感期であり、正しい発音習得に最適です。ネイティブ音声教材やフォニックス、オーディオブックを活用し、カタカナに頼らない「本物の英語」で学ぶことが、ビジョン2035実現への確かな第一歩となります。 (文字数:200文字)


学校は社会の縮図 小さな国際コミュニティが教えてくれること

学校は社会の縮図 小さな国際コミュニティが教えてくれること

インターナショナルスクールは多様性が前提の小さな地球。子どもたちは共感力や協働する力を自然に学びます。家庭では「なぜこの学校を選んだか」という対話が重要で、比較ではなく価値観の共有が子どもの挑戦を支えます。「今日何を学んだ?」と問いかけ、「自分も他人も違いがある」という視点を育てることが国際教育の本質です。学校には移動の多い子どもたちに質の高いインクルーシブ教育を提供し、地域に根ざした存在として社会への責任を学ぶ場となることが求められます。


“生徒募集!KAインターナショナルスクール”