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プリ・キンダー卒園児の英語力が恐ろしく落ちる「小1英語の崖」

プリ・キンダー卒園児の英語力が恐ろしく落ちる「小1英語の崖」

プリスクールやキンダーガーテンから小学校に進学して突き当たる英語力の事実。それが「小1英語の崖」です。英語で学ぶ環境から、日本語で学ぶ環境に変化することで英語力がゴールデンウィーク明けから一気に落ちます。プリ・キンダーの卒園児がどのように英語力対策をすれば良いのか。その点を含めまとめました。


プリ・キンダー卒園児の英語力は、6月から落ちる。「小1英語の崖」に備えよう!

保育園に入れない「3歳の壁」そして、学童保育に入れない「小1の壁」と子供を育てるにはさまざまな困難が待ち受ける。

調べてみるとなんと6枚の壁があるという説も・・・。

1歳(保育園入園)、3歳(3歳神話など、姑世代との方針対立)、7歳(小1・学童開始)、10歳(小4・自我の目覚め)、12歳(小6・中学受験)、そしてティーンエイジャー(思春期)と、ワーママの子育ての道には少なくとも6枚の”壁”がそびえていることとなる。

タイムズの読者にはプリスクールに通わせているご家庭や国際教育に興味のあるお母さんの読者が多いのですが、そこで編集部が指摘しなければいけない壁があります。

それが「壁」よりも恐ろしい「崖」の話です。

小1英語の崖

例年、ゴールデンウィーク後にプリ・キンダーを卒園後、小学校に入学したお母さんたちから聞こえて来る悲鳴があります。

それが怪談よりも怖い「小1英語の崖」のお話しです。

プリスクールやキンダーガーテンに通うお子さんは、朝、登園時から”Good mornig"から英語の生活。
夕方の5時までどっぷり英語に漬かっていたお子さんも多いのではないでしょうか。

毎日、朝から帰るまで英語漬けです。

標準的プリ・キンダーの在園時間は、朝9時から3時までの6時間。
乳幼児の24時間は、睡眠が9時間とすると生活時間は、残りの13時間です。

プリ・キンダーの在園時間が6時間と計算すると生活時間の約45%が英語の生活です。

英語力がつくのも納得です。
この英語漬けの環境が大きく変わるのが、そう小学校入学後。

卒園後、1,320時間がほぼ0時間に

平均的な幼稚園の年間保育日数は、220日。
プリスクール・キンダーガーテンも220日で計算すると年間の英語漬けの時間は、1,320時間。
これが3年続くと合計で3,960時間もお子さんは英語で学ぶ環境にいることになります。

もちろん、各スクールによって保育時間や英語で学ぶ時間数は違いますが、やはり英語で学ぶ環境になっていることが時間数からも見えてきます。

それが、小学校入学後に環境の変化が訪れます。
教授言語が、ほぼ100%日本語で学ぶ環境になるのです。

プリスクール・キンダーガーテン卒園児が、例えば、週1回の英会話スクールに通った場合を想定してみましょう。

年間で38週と考えると年間で38時間しか英語に触れる時間が取れません。

時間数で比較すると衝撃的な数字ですが、年間で英語に触れる時間は次のように変化します。

1,320時間から38時間へ。

英会話スクールに通わせていても英語に触れる時間数は圧倒的に少なくなるのです。

言語力が育つ6歳前後で生活時間のほぼ100%が日本語の生活を続けるともちろん、日本語が発達します。
そして、英語を忘れていきます。

このプリスクール・キンダーガーテン卒園児が小学校に入って英語力が落ちることをタイムズでは「小1英語の崖」と名付けています。

小学校入学後に英語の戦略を変えよう!

日本人のほとんどは、プリスクール・キンダーガーテンでは、第二言語として英語で学んでいます。
それが、小学校入学後は、外国語として「英語」を学ぶ仕組みに戦略を変更する必要があります。

ちょっと難しく書くとプリスクール・キンダーガーテンに通っていると日常的に使っている言語として、英語で「第二言語教育」を実施していることになります。

プリスクール・キンダーガーテン卒園後に日本の小学校に進学した場合、「外国語教育」として学ぶように戦略と効率を変更する必要があります。

英語力を維持または向上させるには、この絶対的に違う時間数をどこかで補う戦略が必要になってきます。

難しく書くと、小学校に進学すると英語の学び方を第二言語教育から「外国語教育」に学び方を変える必要があるのです。

英語力を維持するには?そして、伸ばすためには?

英語力だけから考えるとプリスクールやキンダーガーテンを卒園後に、英語で学ぶ環境のインターナショナルスクールの小学部に進学するのがベストです。

しかし、教育理念や通学、費用など断念する場合も多いと思います。

では、どうのようにしたらお子さんの英語力を伸ばすことができるのでしょうか?

そのためにまずは、英語力の要素を分解してみましょう。

英語を学ぶ成果は、次の式から構成されています。

地頭×戦略×効率×時間=英語力

地頭とは、持って生まれた能力です。幼児の場合、脳がもっとも成長する時期なのでお子さんによって大きく違います。
戦略とは、いつどのように英語を学ぶのか、を成長とともに戦略的に落とし込みます。
効率とは、何をどのように学ぶと英語力を習得できるのか、学ぶ効率を示します。
時間とは、その通り、何時間英語に触れているか、学んでいるのか、を示します。

その結果、英語力という成果が見えてきます。

重要なのは、この英語力の要素のなかで、変えられる部分と変えられない部分に分けて考えること。
すなわち、英語力の要素のなかで、変えられない部分として、地頭と時間があります。

地頭は、生まれ持った能力とその子の脳の成長を待つしかありません。
また、時間はどの人も等しく流れていきます。

変えられる要素は、「戦略」と「効率」です。

その前にプリスクール・キンダーガーテンに通うお子さんの英語力を計算式で目安として計算してみましょう。

プリ・キンダーに通うお子さんの英語力

プリスクール・キンダーガーテンに通う園児の英語力の成果は次ように計算できます。

プリスクール・キンダーガーテンに通った場合(わかりやすく変数を1として計算)
地頭 1×戦略 1×効率 1×1,320時間=英語力の成果 1,320

英会話スクールに通った場合(わかりやすく変数を1として計算)

地頭 1×戦略 1×効率 1×38時間=英語力の成果 38

その子の言語力などを測り「いつ何を学ぶのか?」戦略を組み立て、「どのように学ぶのか?」を効率的な手法を見つけ出さないとお子さんの英語力は落ちてきます。

また、人間の脳は「忘却」する仕組みを持っています。
そのため、プリスクールやキンダーで育った英語力を卒業後に維持するのは、圧倒的に時間が足りないのです。

この時間部分を「戦略」と「効率」でカバーすることが必要になってきます。

すなわち次の式の括弧のふたつが小学校に入学後に変更が必要なのです。
地頭×(戦略)×(効率)×時間=英語力

戦略と効率の良い英語学習法を探そう!

「戦略」と「効率」の良い英語学習法を選ぶのが重要です。
では、どのような「戦略」と「効率」の良い英語学習法を選べばよいでしょうか?

「戦略」は、いつどのように英語を学ぶか、を成長とともに戦略的に落とし込みます。

プリ・キンダー卒園児の英語力の戦略をさらに細かくすると3つのプログラムが戦術に該当します。

この組み合わせと海外旅行、小学校高学年以降で留学などを組み合わせて「英語力の戦略」にすることができます。

英語力の戦略 小学生にとって重要な3つのプログラム

タイムズ編集部がオススメするのが、プリ・キンダー卒園児の英語力の維持・向上には、インターナショナルスクールやプリ・キンダーが開催している次の3つのプログラムが定番といえます。

・アフタースクール(時間:60分前後 プログラム:毎週)
 放課後に通いやすく効率の高い英語力の維持・向上のプログラムです。
 週一回、二回など通う形式のアフタースクールが多いのも特徴です。
 
・シーズンプログラム(時間:一日 プログラム:季節的)
 春・夏・冬の学校が長期休みに入る季節に集中型のシーズンプログラムを開催し、英語漬けにするプログラムです。
 プリ・キンダーに在園していた時の英語環境に近く、参加しやすいですね。

・サタデースクール(時間:一日 プログラム:毎週)
 アフターとシーズンの中間で英語力の維持・向上に効くのが毎週土曜日に通うサタデースクール。
 サタデースクールと週一回のアフターを軸に、サマースクールなど季節でメリハリをつけた英語力維持・向上ができます。
 
 このアフター、シーズン、サタデーを組み合わせ、英語力の維持・向上が効果的にできます。

時間とお金がネックに

もちろん、課題もあります。
それは、時間と費用。
 
小学生は1年生はまだ時間がありますが、小学3年生ぐらいになると塾やスポーツ、習い事が増えてきます。

そのなかで週一のアフター、土曜日のサタデー、さらに夏休みに英語漬けにするのは「英語を軸」というぶれない親の信念が必要です。

また、費用も高くなるのが悩みどころ。

アフターも週一回でも月謝は2万前後、夏休みのシーズンも5日間のプログラムで4万前後、サタデーも月謝は4万前後となります。
 
すべて参加させると一年間で合計60万以上はかかります。

プリスクール・キンダーに通っていた時より費用は低くなりますが、時間と費用を考えると親として「英語を身につける」という強い信念が必要です。

編集部の見解としては、プリスクール・キンダーガーテン卒園児の英語力ですが、小学校4年生までこのペースで続けてもらえれば、英語力の土台が強固になると考えています。

戦略と効率

効率部分では、「英語をどのように学ぶのか?」が重要です。
英会話、リーディング、文法やライティング、ボキャブラリー、人とのコミュニケーション能力などどこをどのように補うのか?が重要となります。

また、知識の定着率から考えるとその子の興味のある分野で学ぶと効率を上げると考えられています。

・Language arts
例えば、アメリカの国語にあたるLanguage artsをアメリカのテキストや指導方法を参考にしたカリキュラムに沿って学ぶ手法。
定番ですが、日本語母語にとって効果が下がる傾向があります。

・スクールの独自カリキュラム
日本語母語の生徒が英語力を育てるために独自のカリキュラムを作り出しているスクールもあります。
この場合、プリスクールやキンダーとの教育理念と手法が独自カリキュラムになっています。
卒園児の英語力維持・向上のために独自にカリキュラムを開発しているため、卒園児にとって学びやすく、効果が高いといえます。

・コンテンツや科目を英語で学ぶ手法
最近増えてきているのがCLILという科目や内容を土台にした英語で科目を学ぶ手法で、理科や算数、ロボティクスなどを英語で学ぶ手法です。
理数系に増えているのは、工作など子供の興味がある分野を英語で学ぶ方が子供が積極的になるため記憶と動作のリンクが増えます。
もちろん、面白いとみずから通ってくれますし、もちろ、継続することで英語力全体を育てることができます。

今後、このコンテンツベースの英語学習法が今後増えてくると考えられています。

卒園後も英語力をカバーしてくれるプリ・キンダーを選ぼう!

プリスクール・キンダーガーテン卒園児の英語力だけにフォーカスした場合、プリスクール・キンダーガーテンが卒園児にどのように英語力の維持・向上のプログラムがあるのか?も重要になってきます。

多くのプリスクール・キンダーガーテンは、放課後や夏休みなどに英語力維持・向上のプログラムを開催しています。

この卒園後のプログラムの充実度は、英語力という視点で考えても重要です。

ちなみに英語力の維持・向上といっても、実はアプローチの仕方も、その園の教育理念とリンクしていることが多いため、さまざまな手法があります。

卒園後も考えた英語力の育成。
そのためには、卒園後にどのようなプログラムがあるのか?も重要なポイントです。

これからプリスクール、キンダーガーテンを選ぼうとしているご家庭は、卒園後もどのように英語力を育てるのか、一緒に考えてくれるスクールを選びたいですね。

「英語力の崖」を乗り越えた先に

今後の人生を切り拓くツールとしての「英語力」。

プリ・キンダーの卒園児だからこそ、幼いころから自然とコミュニケーション能力として身に付け、そして海外でも国内でも複数の言語によるコミュニケーション能力のスイッチができるのです。

複数の言語によるコミュニケーション能力を育てるには、それなりの信念と戦略、そしてお金がかかるのが現実です。

子供には親の苦労は見えません。

また、親の期待と必ずしも子供の英語力と進学先など未来がリンクするとは限りません。

しかし、プリスクール・キンダーガーテン卒園児が「英語力の崖」を乗り越えた先に、お子さんの未来が待っています。

もちろん、人生の選択肢がぐっと増えた未来が。

こちらも参考にしたいですね。

知っておきたい。プリスクール・幼稚園・保育園の学費と内容の比較

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インター受験の成功術〜プリスクールからどうやってインターに合格するか?

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プリスクールからインターナショナルスクールを受験した場合、どのように対策を考えれ良いのでしょうか?意外と知られていないインター受験術。その方法と対策についてまとめました。インターナショナルスクールの小学部に進学したい、と考えたら一読してください。

この記事の記者

都内でインターナショナルスクールを運営した経験から現場の目線と記者としての目線で記事を書いています。

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