Powered by Global Step Academy    
なぜインターナショナルスクールのカフェテリアには「シーザースキッチン」が入っていることが多いのか?

なぜインターナショナルスクールのカフェテリアには「シーザースキッチン」が入っていることが多いのか?

インターナショナルスクールの昼食事情とは?カフェテリアでフルーツなどたくさん食べるイメージがあります。そこで、いわゆる「インターナショナルスクールの学食事情」を調べました。


なぜインターのカフェテリアには「シーザースキッチン」が入っていることが多いのか?

2013.08.19

サマースクールをはじめ、インターのカフェテリアでランチを食べることがあります。

野菜が多く、栄養バランスを考えられたメニューに舌鼓を打ちながら、どこが運営しているのか調べるとある会社名が出てきます。

それがシーザースキッチンです。
http://cezarskitchen.com/ja/

本社が名古屋にあり、ケータリングでも有名です。
シーザースキッチン.JPG

シーザースキッチンの運営で、感心したのが、学校との協力関係です。

あるインターのサマープログラムでは、テーマがあり、ランチまでテーマに沿った内容でした。

テーマがイギリスの場合、ランチもイギリスの名物だったりします。
 (例えば、shepherd's pie マッシュポテトのパイ皮で牛肉を包んだ、ミートパイだったりします。)

カフェテリアも一体となって学校のサマープログラムに協力していることに感心しました。

そこで、シーザースキッチンについて調べてみました。

なぜシーザースキッチンがインターで支持されるのか?

そこには、多国籍な生徒が集まるインターならではのランチ事情に応える運営がありました。

1、宗教の戒律・習慣を重視
 例、ハラールメニュー(イスラム教戒律・慣習に従って適正に調理される料理)
 コーシャー(ユダヤ教の戒律・慣習に従って適正に調理される料理)
 さらに、ビーガン(完全菜食主義者)向けのメニューを提供。

2、キャッシュレスカフェテリア
 事前に入金し、カフェテリアのレジで暗証番号を入力し、決済する仕組みです。
 さらに入金がない時も、サンドイッチとドリンクが低額で提供されるようになっています。
   
3、5大栄養素全てをバランスよく摂取
 野菜が7倍、乳製品とフルーツが2倍、脂肪分が控えめ。
 野菜とフルーツの多さと乳製品がついてくるので、ボリュームもあります。
  
4、クッキー、マフィン、パンなどベーカリーアイテムはできるだけ毎日手作り。
 焼きたてのパンは、香ばしくておいしいですものね。
 さらに、ソースへのこだわりがあり、ピザソースやパスタソースのようなソース類は手作りしています。 

5、各種アレルギーにも対応
 ナッツアレルギーに対応するため、調理にパーム油、ピーナッツ油は使用されていません。
 アレルギー対策も細心の注意が払われています。
  
さらに牛肉の使用はさらに細かく決まっています。
 牛肉はオーストリア産のチルド肉を使用。
 さらにバーガーパテは100%オーストラリア牛のランプともも肉を使用。

 これならお子さんの健康も安心ですね。

1158628_39616052.jpg

この記事の記者

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。

最新の投稿


【ビジョン 2035】第4の柱: 正しい第一歩を踏み出すために

【ビジョン 2035】第4の柱: 正しい第一歩を踏み出すために

日本の英語教育の大きな課題は、学習初期からカタカナで英単語を教える点です。カタカナは日本語の音体系で設計されており、英語本来のリズム・強勢・母音を歪めてしまいます。一度カタカナ版の音が定着すると修正に何年もかかり、聞き取りや発音の障壁となります。幼少期は音声発達の敏感期であり、正しい発音習得に最適です。ネイティブ音声教材やフォニックス、オーディオブックを活用し、カタカナに頼らない「本物の英語」で学ぶことが、ビジョン2035実現への確かな第一歩となります。 (文字数:200文字)


学校は社会の縮図 小さな国際コミュニティが教えてくれること

学校は社会の縮図 小さな国際コミュニティが教えてくれること

インターナショナルスクールは多様性が前提の小さな地球。子どもたちは共感力や協働する力を自然に学びます。家庭では「なぜこの学校を選んだか」という対話が重要で、比較ではなく価値観の共有が子どもの挑戦を支えます。「今日何を学んだ?」と問いかけ、「自分も他人も違いがある」という視点を育てることが国際教育の本質です。学校には移動の多い子どもたちに質の高いインクルーシブ教育を提供し、地域に根ざした存在として社会への責任を学ぶ場となることが求められます。


小学校受験に国際化の衝撃!サレジアン国際学園小学校インターナショナルクラス受験レポ

小学校受験に国際化の衝撃!サレジアン国際学園小学校インターナショナルクラス受験レポ

サレジアン国際学園小学校インターナショナルクラスは、2025年度入試で志願者が前年比220名以上増え、A日程2〜3倍、B日程8.1倍と高倍率でした。受験生の8割がプリスクール生や帰国生など英語環境の子どもで、英語未経験でも合格例がありました。入試では創造力、主体性、非認知能力が重視され、幼児教室未経験でも合格が見られました。「一条校×インター」の安心感、プリスクール生の増加、口コミの速さ、改革で知られる大橋学園長への期待、都心からの通いやすさが人気の理由として挙げられます。


【ビジョン 2035】第3の柱: 実用的な英語を最優先に

【ビジョン 2035】第3の柱: 実用的な英語を最優先に

日本がアジア太平洋地域で英語力のリーダーシップを発揮するには、中高の英語教育の抜本的な見直しが必要です。現在、週5時間の授業の大半が文法・読解に費やされ、スピーキング練習は週1〜2時間程度です。この比率を逆転させ、週5時間をスピーキング中心に、文法・読解は週1〜2時間とすべきです。AI会話ツールやオンライン交流などのテクノロジーを活用すれば、日本人教員でも実施可能です。2024年のEF英語能力指数で日本は116か国中92位でした。文法や読解を捨てるのではなく、「話す・聞く・書く力」を支える手段として再構成し、実際に使える英語力を育成することが重要です。試験や評価方法もスピーキング能力を反映したものに変える必要があります。


インターナショナルスクールへの転校を考える前に知っておきたい学校生活言葉の壁:その先にある課題

インターナショナルスクールへの転校を考える前に知っておきたい学校生活言葉の壁:その先にある課題

インターナショナルスクールへの転校は、言葉の壁を越えた先に、新しい文化や価値観との出会いが待っています。本記事では、子どもが多様な環境の中で自分らしさを保ちながら成長していくためのヒントを探ります。


“生徒募集!KAインターナショナルスクール”