東京ウエストインターナショナルスクールの説明会
東京ウエストインターナショナルスクール(以下、東京ウエスト)は、東京都八王子市にある男女共学の無宗教のインターナショナルスクールで、2歳からの保育部、幼稚部、小学部、中等部があります。
屋上よりグラウンドとアグリカルチャープログラムで使う予定の畑など。
今年から開講した2歳児から学べる幼稚部は、附属の小学部、中学部へ内部進学できるため、早くも人気です。
▼ 2020年4月入学の幼稚部説明会は、11月13日(水)10:30から開催されます。
School Year 2020 Preschool & Kindergarten Admission Guidance (日本語は、英文に続きます) 1) Date and Time:First Session November 13th (Wednesday), 2019, 10:30 am to 12:00 am (Door opens at 10:00 am) 2) Venue:TokyoWestInternationa
年々、小学部の難易度が高くなっている東京ウエスト小学部の第2回学校説明会を取材させていただきました。
スクールバスに乗って
説明会では、JR八王子駅から説明会参加者用のスクールバスが運行されていました。
11月13日の幼稚部説明会でも説明会参加者用に無料送迎バスが運行されるそうです。
▼ 濃いブルーが印象的な東京ウエストのスクールバス。
教育の中で大切と思うこと
説明会は、4階の講堂で開催されました。
東京ウエストインターナショナルスクールCOOの川崎先生から同校の説明とともに、お題が出されました。
それが「教育の中で大切と思うこと」を書き出してください、というお題です。
参加者は、それぞれ自分の思いを書き留め、シェアしました。
編集部が見学して、印象的なのが川崎先生の「この学校が大好きです。休みが嫌いという生徒」の言葉です。
「アットホームな家族のような学校が東京ウエストの良さ」と川崎先生。
GLOW LOCAL SOAR GLOBALという合言葉
韓事務総長から東京ウエストの紹介がありました。
"GLOW LOCAL SOAR GLOBAL"を合言葉にしている東京ウエスト。
▼ 「地域で育ち、世界に羽ばたけ」を合言葉にしているそうです。
体験型で探求型を追い求める東京ウエストの理念。
アグリカルチャーには「数学、サイエンス、経済が「ハンズオン」で入ってくる」そうです。
アグリカルチャー(農業)を英語で食育、文化学習と有機的に学ぶのも東京ウエストの特徴です。
また、編集部も大注目していたミュージカルの「ヤングアメリカンズ」が組み込まれているのも同校の面白い取り組みです。
「ヤングアメリカンズ」は、知る人ぞ知るプログラムで、アメリカのブロードウェイと連携した演劇は、一般参加のチケットはすぐに売れ切れ、さらに学校が3日間も呼び寄せるのはほぼ不可能です。
▼ 東京ウエストは、その「ヤングアメリカンズ」とコラボしています。
実際の体験から学ぶ、行動から学ぶ教育を実践する東京ウエスト。
5つの象徴的なプログラムがあります。
その5つは、アグリカルチャーに取り組むガーデンプロジェクト、シンガポール・マス、日本文化・日本語プログラム、学習旅行、ヤングアメリカンズです。
授業拝見!
授業中の学校を見学。
4階の講堂から下の階に降りていくと学年毎に、中等部、小学部、幼稚部と下がっていきます。
▼ 写真は、1階の小学部1年生のクラス。
教室内は、ソファーがあるリラックススペースと机とイスのある勉強コーナー、そして、ライブラリーコーナーが教室内に配置されていました
校舎の階段や廊下には、ハロウィンの装飾が残っていました。
「各教室でハロウィンの飾り付けコンテストをしたんですよ」と韓さん。
▼ 生徒と一緒に作り上げるハロウィンの装飾。年に一度のお祭りとして楽しそうですね。
サイエンスの授業では、「火山の仕組み」を工作でジオラマを作っていました。
よーく見ると火山の真ん中には穴があります。
▼ 薬品を入れて、噴火で溶岩がどのように流れていくのか、を実験するためのようです。
グラウンドでは、P.E.の授業が行われていました。
これが、頭脳系の授業で、グループで障害物を越えながら、さらにリレーをしていました。
聞くと「国際バカロレアの体育の授業は、筋肉や骨格などの理解から、頭脳プレーを導き出す授業」だそうです。
▼ 日本代表だった元オシム監督の練習のように肉体的なルーティーンではなく、有機的に体の理解と判断力と瞬発、持久力と戦略を心身で身に付けている授業のようです。
算数の質問は、階段にある?
編集部が取材しながら気付いたこと。
それは、小学部の生徒たちが算数の出題を探しながら解いていただこと。
なんと校舎の中に問題がストーリー仕立てで出題されていたのです。
校舎にある出題を探し出して、ストーリ順に並べて答えていかなければいけません。
▼ 階段の踊り場にも問題が。
身体を使いながら、問題を発見し、グループでストーリーの順番を整えて答えを見つける。
算数の授業ですが、生徒さんたちの笑顔。それが全てを語るようです。
東京ウエストにアメリカ人が多い理由
東京ウエストには、アメリカ人が多いそうです。
その理由は、横田基地の生徒が学びにきているため。
生徒の国籍数は、20ヶ国以上に及ぶそうです。
また教員の多様性も高く、インターナショナルスクールとして多様性ある教員構成も魅力のひとつと韓さん。
国際バカロレアを導入
東京ウエストは、理念に合わせ国際バカロレアの認定を目指すと公表しました。
▼ インターナショナルスクールで国際バカロレア認定校で務めてきたジョン先生、都立高校で国際バカロレア担当を務めてきたスティーブン先生がカリキュラムについて説明。
▼ 国際バカロレアのこのような人物になろう、というラーナープロファイルと東京ウエストの学びを説明するジョン先生。
都立高校の国際バカロレアコースを担当してきたスティーヴン先生は、「これまでの教育ではなく、これからは、21世紀の学びに変化していく」と指摘し、「今日、何を学ぶのか?学ぶことに子供がワクワクし、楽しんでいく学び。国際バカロレアは、生徒が卒業後も人生の中で学び続けることに繋がる。」と説明しました。
▼ 国際バカロレアの初等教育プログラム(PYP)を通して、生徒に自立、コミュニケーション、社会的責任などを身につけて欲しいと語りました。
実際の学校生活で親としてきになるのがスクールバスとランチです。
アナンダさんより、4方面にスクールバスが出ていると説明がありました。
アメリカ人が多い横田基地、昭島駅方面、シャトルバスが出ている八王子駅、IKEAやららぽーとなどがある立川、玉川上水方面、町田、多摩センター方面からスクールバスが出ているそうです。
「スクールバスは、乗車する生徒数によって変更がある」ため、変わることがあるそうです。
願書とともに虎屋の羊羹を渡す理由。
東京ウエストの説明会でノベルティーに入っていた一本の羊羹とティーバック。
虎屋の羊羹と一保堂の緑茶でした。
左手に虎屋の羊羹の「新緑」が入った袋が入っている東京ウエストの説明会資料。
説明会で願書とともになぜ、羊羹とティーバックを渡すのでしょうか?
事務室の高崎さんは、「虎屋は和菓子の老舗です。日本の歴史と伝統を守りながら、実はフランスのパリにも支店があります。東京ウエストの生徒が、日本の文化を自分のアイデンティティに持ちながら、海外に根付く力を持つことを願っている」と説明してくれました。
そして、「お子さんの未来を想像しながら、願書に記入しながらこの一保堂のお茶を入れ、羊羹を味わって欲しい」。
虎屋パリ店のスクリーンショットより引用。
なるほど。虎屋の羊羹は、和の美学と文化を持ち、そして海外でもアイデンティティをしっかり持ちながら展開する生徒の未来に繋がっていたのですね。
東京ウエストが願う生徒の未来。
それは、八王子でも京都でも、そしてパリでも海外でもあるようです。
帰国生の編入学
同校では、海外からの帰国生をはじめ編入学説明会と試験を実施しています。
帰国時期などの調整もあり、個別の編入学相談も実施しています。
英語圏から帰国する生徒さんなど海外から帰国するご家庭は、今後の進路に大きく影響があるため説明会で話を聞いてみたいですね。
お問い合わせ
東京ウエストインターナショナルスクール
住所:〒192-0013 東京都八王子市梅坪町 梅坪町185
HP:http://www.tokyowest.jp/
電話:042-691-1441
メール: admission@tokyowest.jp
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、日本経済新聞やフジテレビホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。