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【インタビュー】モントゴメリー道緒さん インター卒業生が作るオンライン・インターナショナルスクール

【インタビュー】モントゴメリー道緒さん インター卒業生が作るオンライン・インターナショナルスクール

西町・アメリカンスクール卒業生 モントゴメリー道緒さんにインタビューを通してモントゴメリーさんのご経歴とGlobal Step Academy(GSA)の考えをお伺いしたました。


インター卒業生が作るオンライン・インターナショナルスクール

タイムズ(村田):今日は、忙しいところありがとうございます。
 いきなりですが、実は、西町インターナショナルスクール(以下西町)のイベントなどでモントゴメリー道緒さん(以下道緒さん)の姿をお見かけしたことがありました。

 また、お父様のジョン(モントゴメリー・ジョン)さんとアイバン(フェドロフ・アイバン)さんに運営している園(CFIS立川)にお越しいただいたこともあり、今回、道緒さんがオンライン・インターナショナルスクールを立ち上げたと知り、押しかけた感じです(笑)。

 今回のインタビューを通してモントゴメリーさんのご経歴とGlobal Step Academy(GSA)の考えをお伺いしたいと思います。まずはモントゴメリーさんの生い立ちを教えてください。

モントゴメリー:1983年に東京で生まれました。父はアメリカ人、母は日本人です。
 幼稚園から中学校は西町インターナショナルスクールで学び、高校はアメリカンスクール・イン・ジャパンを卒業しました。

村田:西町の卒業生の40パーセント前後がアメリカンスクールを選びますね。ちなみに大学はどちらに進学されましたか?

モントゴメリー:アメリカンスクールを卒業後、大学はアメリカ・マサチューセッツ州にあるクラーク大学に入学しました。

 教育関連の科目が強く、元々父と同じ教師になりたかったため、クラーク大学を選びました。

 ただし、リベラルアーツ中心の授業及び教育関連のアクティビティーなどに関わる中で、幾つかのビジネス関連の授業を受けるチャンスがあり、それらの授業を通して、次世代の子供たちを教育者としてではなくビジネスの角度から支援していく効果的な方法があるのではないかと思い、社会起業学や起業学全般に世界的に特化した大学であったバブソン大学に転校しました。

村田:確かにバブソン大学は、調べてみると起業家教育に特化した大学といわれていますね。トヨタ自動車社長の豊田章男さんも同校でMBAを取得しています。

 モントゴメリー:大学卒業後はメリルリンチ日本証券で国内及び海外のM&A 業務に従事していました。
 2012年に国内最大の料理教室会社ABC Cooking Studioの代表取締役社長になり、 
 2014年に NTT Docomo への売却を機に独立しました。
 2013年に旧(株)GLOBAL EDUCATIONAL PARTNERSを買収して代表取締役に就任し、現在に至ります。

ドコモによるABC Cooking Studioの買収を報じる東洋経済の記事

ドコモが次の一手として選んだのが、料理教室最大手の「ABC Cooking Studio(以下ABC)」だ。両社は昨年4月から業務提携し、タブレットを活用したレッスンなどで実験を進めてきた。今年1月にはドコモがABCの運営会社「ABC HOLDINGS」の株式51%を取得し、子会社化している。

村田:経歴の中でもABC Cooking Studioの社長をされていたのがユニークです。ちなみになぜ、ABC Cooking Studioの社長に就任されたのですか?

 モントゴメリー:当時私はある高級旅館の買収に取り掛かっており、その為に色々な投資家を巡っていました。

 その際にあるイベントでABC Cooking Studioの代表をご紹介頂いたのが初めての出会いでした。
それから色々と話し会い、彼の思いやビジョンに賛同し、可能な限り支えられればと思い、2012年の中盤にお誘いを頂き代表として参画しました。

 私が就任した際は国内でのスタジオの展開がある程度一段落しており、新しい事業展開を進めていくために 参画した形でした。

 当時主に注力していたのが、海外やオンライン戦略、健康面や男性需要に向けたスタジオ事業周りの新規事業などでした。

 結果的に、長期戦略を考えた際のシナジー面、それによる成長ポテンシャルやオーナーの意向などが色々とあり、NTT Docomoさんとの話が進み、2014年に売却が決まり私は独立しました。

村田:そういう経緯があったのですね。実は、モントゴメリーさんの経歴を拝見して、都内のインターでディレクターをされている方の顔が浮かびました。
彼女も国内のインターを卒業して、バブソン大学で学び、帰国してメリルリンチ日本証券でデリバティブに従事し、現在、都内のインターナショナルスクールのディレクターをしています。
ふたりともバブソン大学、メリルリンチ、インターナショナルスクールの運営と偶然にしては面白い。
おそらく日本社会に国際教育のニーズが広がりつつあって、そこにインター生が活躍するフィールドがあるのだと考えています。

モントゴメリーさんが考えるインターナショナルスクールの良さとは

村田:モントゴメリーさんは、お父様が西町インターナショナルスクールにお勤めだった経緯で西町に通ってたのですか?

モントゴメリー:はい、私の時代では先生の子供がその学校に通うことが多く、同級生の数名も西町の先生の子供でした。(編集部注*西町関係者の場合でも、自動的に入学が許可されることはありません。)

村田:ちなみにモントゴメリーさん自身、西町とアメリカンスクールで学んできました。そこで卒業生として、西町とアメリカンスクールで学んだ良さを教えてください。

① 西町インターナショナルスクールの良さ

モントゴメリー:西町のやはり分かりやすい特徴は「コミュニティー」と「日本語教育への思い」だと思います。

1)まず西町はコミュニティー作りに非常に注力している学校です。一年中、大きさ関係なく学校でイベントや、アフタースクールなどの授業も行うことで、放課後に親や子供達が一緒に集まれる場を提供しています。他校と比べてもこの点は非常に強いと思います。

 これは、学校の大きさや立地も大きく影響しているとも思います。多くの生徒のご家族も西町の周辺に住んでいることも多く、非常に近くアクティブなコミュニティーが西町には存在しています。

 入学の面接の際などもコミュニティーにどのように貢献できるかなどもしっかり見ている学校です。

卒業式の一枚 写真左下本人 右父モントゴメリー・ジョンさん

2)日本語教育への思いに関しても西町はとても特徴的です。

 他のインターナショナルスクールが元々設立時からエクスパット始め外国人や帰国子女などの家族向けの学校でしたが、元々西町は日本人が海外に将来留学したり、海外で活躍し、国内にいながら将来日本と海外を繋ぐ「国際人(Global Citizen)」になれるようなビジョンを持って築かれた塾でした。

 その後、海外留学や国内の高校へ進学できる学校を目指して変化してきたのが現在の西町です。

 そのため、共通言語である英語はもちろん、日本語、日本史、日本人としての常識なども重く捉えている学校になりました。

 当方の時代は特にそうでしたし、今でもその理念はまだ強く残っている学校です。これは他校とは圧倒的に違う良さでした。

写真中央 本人

② アメリカンスクール・イン・ジャパンの良さ

 モントゴメリー:アメリカンスクールに関して、最も分かりやすい特徴は「アメリカの学校」であると言うことだったと思います。

 アメリカからのエキスパットやそのコミュニティーに貢献できるような日本のご家族などでコミュニティーが築かれていますし、アメリカから援助されている点含め、国内ながらもアメリカの世界観を肌身で感じられる学校です。

 教育カリキュラムもアメリカで学校に行く際のものと同等であり、アメリカの私立校としても非常に優秀な学校です。

アメリカンスクール・イン・ジャパンのホームページより引用

 西町と違い生徒数も大きく、中学の1学年の生徒数もおそらくですが西町の約3倍はあるかと思います。そのため、生徒の育ち方なども小さい学校と比べて大きく変わってきます。

 学校が調布にあることもあり、非常にキャンパスが大きく、都内中心の学校では恵まれないようなグラウンドを活用するスポーツ(サッカー、野球、フットボールなど)や水泳の設備などがあり、非常に課外活動などを積極的に行える環境が整った学校です。

 アメリカ留学を将来考えている生徒で日本在住の家族の場合はアメリカンスクールは非常に有効的な学校だとは思います。

村田:なるほど。インターナショナルスクールとして西町、アメリカンスクールの違いがあるのですね。

インターナショナルスクールの良さと教育の3つの要素

村田:西町、アメリカンスクールを卒業して、社会に出て活躍されてきました。その経験からインターナショナルスクールの良さについて教えてください。

 モントゴメリー:「インターナショナルスクールの良さ」を表すのは非常に難しい気がします。

 私はインター卒業生としての一例でしか過ぎないので、その前提でお話しさせて頂きますが、インターナショナルスクールと日本の学校(もちろん他国のローカルの学校も同じですが)の教育は全く異なるビジョンと目標を持って作られているかと思います。

 そのような意味で、まず親が子供の教育を考える上で何を求めるかによって全く「良さ」の考え方が変わるのかなと思います。

村田:「良さ」はどのように変わるのでしょうか?

 モントゴメリー:日本の教育は「日本で生きていける人々を育てる」ことに特化された教育だと思っています。

 一方で、インターナショナルスクールの教育は「グローバルに生きていける人々を育てる」ことに特化された教育だと思っています。

 もちろん「グローバル」に生きるためにはどうしたらいいのか?という考え方や想いは様々です。

 各インターナショナルスクールで独自のカリキュラムを持っているケースも多いですが、最終的にはインターナショナルと言うだけあってグローバルに生きていく前提での理念を元にカリキュラムを設計しています。

 学校ではなく機構として掲げているものですが、国際バカロレアが良い例だと思います。

村田:どのような人材を育てるか、という視点で日本の教育とインターナショナルスクールの教育が目指す違いがよくわかります。ちなみにモントゴメリーさんは教育にはどのような要素があると考えていますか?

 モントゴメリー:そうですね。教育は家族や生活環境から得る教育と、学校で得る教育の半々でできていると思っています。

 そして一人一人が教育から得る主要な要素は大きく3つあると思っています。

 それは、どのような人間になるか(価値観やアイデンティティなど)、どのように人と通じ合うか(一般的に言語など)、どのような人々と生きていくか(コミュニティー)だと思っています。

 そのような意味で、もし親が自分の子供をグローバルに生きていけるような子供にしたいと願うのであれば、インターナショナルスクールは各生徒を「国際人化」させること、「グローバル共通言語(一般的には英語)で生きれる力」を与えること、「グローバルなコミュニティー」を築かせることに特化しているため、インターは非常に有益なものになると思います。

村田:3つの要素は、すごく重要ですね。また、お子さんをどのような人になってほしいか、この3つを基本に考えると明確になりますね。

インターナショナルスクールの良さ

 モントゴメリー: 村田編集長と話す中で、まだまだ日本ではインターナショナルスクール教育に対しての認知度/理解度が低いことをお互いに感じでいたことを知りました。

 そうであればということで、一緒に複数の勉強会や説明会などを通じて親御様に少しでもインターナショナルスクールを知ってもらえる機会を作りたいと思い、Global Step Academy(GSA)とThe International School Timesで今回このようなイベントを開催することにしました。

 今後はインターナショナルスクールの卒業生、学校の運営側や現役及び元教師などもゲストとして呼びながら、インターナショナルスクールに関する様々なお話をしていきたいと思います。

村田:ありがとうございます。インター卒業生として、そしてGlobal Step Academyの代表取締役CEOとして今後のGSAの取り組みについて教えてください。

 モントゴメリー:(イベントで)ご質問などがあれば可能な限りその場でお答えし、調査が必要なものはしっかり調査をした上で回答していきたいと思います。

 お子様の教育を考える上で少しでもGlobal Step Academyがお役に立てるように尽力したいと思っています。

 オンライン・インターナショナルスクールであるGSAは、お子様の教育に関して様々なニーズを持つご家族を後押しすることで、グローバル人材の育成を全力で応援しています。

 どのような形であれ、日本人のご家族が少しでもインターナショナルスクールや国際的な教育に興味があれば、可能な限りご支援していきたいと思っています。

 このイベントがそのような役割またはきっかけになればと思います。

村田:イベントでこの記事を読んでいる方に会えると思うと楽しみです。しっかり準備していきたいと思います。

 今日は、ありがとうございました。

「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」教育の大切さ

Global Step Academyでは一般の英会話や英語教育のように「英語を学ぶ」訓練 をしているのではなく、インターナショナル・スクールや海外留学と同様に「英 語で学ぶ」力をつける訓練をします。

生徒の脳を英語ベースに切り替え、日本語 と同様に英語を使うことを習慣化していきます。

将来を描く際に言語や国境にとらわれず、世界を舞台に描き実現させる力が Global Step Academyで身につくと我々は信んじています。

是非、Global Step Academyを、お子様の将来の可能性を広げるための「第2の学校」としてご活 用 して頂ければと思います。

インタビュー後記

インターナショナルスクール(以下インター)出身者がオンライン・インターナショナルスクールを創設したこと。
そこに新たなインターナショナルスクールの歴史があると感じます。

現在、オンライン英会話が全国どこでも学べる、価格面などの良さが社会に理解されています。
しかし、オンライン英会話が英語に絞っていることに違和感を感じていました。
世界には数億人もの生徒が英語で算数や物理、社会や歴史など学んでいる。
なぜ、(マーケットの少ない)英会話に限定しているのか、と。

英会話の次を考えたときに、なんとなく科目のオンライン化が始まるかな、と考えていました。しかし、「オンライン算数」や「社会」では何かが違う。
そこにモントゴメリー道緒さんが「オンライン・インターナショナルスクール」というコンセプトを社会に提示した。

その時になるほど、と感じました。
この「なるほど」と感じた背景に、ジョンさん(道緒さんのお父さん)が長年西町の先生をされてきたこととモントゴメリーさん自身もインター卒業生で大学はアメリカに進学し、帰国して日本の経済界で活躍されてきた経歴があります。
グローバルという言葉が独り歩きするなかで、「グローバル」の本質を存在で表しているのがモントゴメリー道緒さんと感じています。

また、その背景にやはり西町インターナショナルスクールの教育があると考えています。
西町卒業生のモントゴメリー道緒さんが「オンライン・インターナショナルスクール」を日本から創設する。
ここからグローバルに展開していくその流れがとても理にかなっていると感じました。

この記事のライター

都内でインターナショナルスクールを運営した経験から現場の目線と記者としての目線で記事を書いています。

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