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【見学!】究極のレッジョ・エミリア教育の学校が開校!東京チルドレンズガーテン

【見学!】究極のレッジョ・エミリア教育の学校が開校!東京チルドレンズガーテン

東京都品川区に東京チルドレンズガーテンは、2歳から6歳までを対象としたレッジョ・エミリア教育をコアにしたカリキュラムで学ぶスクールで、2017年4月に開校しました。レッジョ・エミリア教育をコアとしているため少人数制で学びます。


東京都心部で人気と伝統が重なるのが品川区。
注目が集まるウォーターフロントの再開発と静かで緑豊かな旧大名屋敷の風情のある御殿山、池田山など対照的な佇まいを持つのが品川区の特徴です。

東京チルドレンズガーテンは、重厚な外観の永田ハウス池田山の1階にあります。

東京都品川区東五反田にある東京チルドレンズガーテンは、2歳から6歳までのお子さんを預かるインターナショナルスクールです。
駅からも近く、JR五反田駅、高輪台駅からも8分前後で, 白金台駅、目黒駅からは13分前後で通えます。

東京チルドレンズガーテンがある品川区東五反田の池田山地区は、古くからの屋敷街です。
備前岡山藩主池田家の「大崎屋敷」があり、その後明治になり洋館が増えた地域です。

備前岡山藩主池田家の「大崎屋敷」があった池田山公園

東京チルドレンズカーデンの裏には、「ねむの木の庭」があります。

皇后美智子の生家として知られる正田家の邸宅が、現在、ねむの木の庭になっています。

2017年4月に開校した東京チルドレンズガーテンは、教育のコアに「レッジョ・エミリアアプローチ」を採用しています。
早速、編集部は取材をさせてもらいました。

東京チルドレンズガーテンとは

東京チルドレンズガーテンは、幼稚園の運営など幼児教育に携わってきた伊原尚郎氏と名門キンダーで副園長を長年務めてきた西ケ谷アン氏が、究極のレッジョ・エミリア教育を実施するために開校しました。

理事長の伊原尚郎氏は、ニューヨーク州立大学でメディアアートを学び、約20年以上もアメリカでビデオアーティストとして活躍してきました。
レッジョ・エミリア教育では、そのアートが重要な役割を果たします。

理事長の伊原尚郎氏

西ケ谷アン氏は、アメリカで生まれ育ち、英国で幼児教育に携わり、日本の名門インターナショナルスクールで副園長および教員養成に携わってきました。

園長の西ケ谷アン氏

伊原氏と西ケ谷氏がレッジョ・エミリア教育をコアにした国際幼児教育を子どもたちに届けたいと東京チルドレンズカーデンを創立しました。

レッジョ・エミリアの特徴の自然な風合いの教室

では、東京チルドレンズガーテンがコアにしているイタリア発祥のレッジョ・エミリア教育とは、どのような教育でしょうか?

レッジョ・エミリアは、芸術を通じて創造力が羽ばたく!

東京チルドレンズカーデンが教育のコアにしている「レッジョ・エミリア」教育とはどのような教育でしょうか?

レッジョ・エミリア協会より引用

芸術活動を通じた幼児教育である「レッジョ・エミリア・アプローチ」の発祥地はイタリア

レッジョ・エミリア教育のレッジョ・エミリアとは、イタリア北部の小さな町の名前です。
地図で見るとフィレンツェとミラノの間にある小さな町です。

第二次大戦の復興とともにレッジョ・エミリアで始まった幼児教育が、大きな注目を集めるのは、1991年のこと。

アメリカのメディア、ニューズウィークが"THE 10 BEST SCHOOLS IN THE WORLD(世界のベストスクール)の特集でレッジョ・エミリア教育を取り上げました。

News Weekのオンライン版に掲載されている"THE BEST SCHOOLS IN THE WORLD"の記事のスクリーンショット。

ヨーロッパの幼児教育では、モンテッソーリ教育やシュタイナー教育が有名です。
モンテッソーリ教育、シュタイナー教育は、第二次世界大戦前に生まれた教育で、現在も強い人気があります。

レッジョ・エミリア教育は、第二次世界大戦の戦後復興のなかでレンガを積み、学校を再建するなかで生まれた教育です。

子供はすべて違う個性を持ち、出来ないものではなく出来る事に目を向けて才能を伸ばしていくべきと考えたローリス・マラグッツィを中心に教育手法が開発されていきました。

レッジョ・エミリアを代表するのが、「子どもたちの100の言葉」といわれるものです。

子どもには 百とおりある。
子どもには 百のことば 百の手 百の考え 百の考え方 遊び方や話し方 百いつでも百の 聞き方 驚き方、愛し方 歌ったり、理解するのに 百の喜び 発見するのに 百の世界 発明するのに 百の世界 夢見るのに 百の世界がある。
子どもには 百のことばがある (それからもっともっともっと)
けれど九十九は奪われる。
学校や文化が 頭とからだをバラバラにする。
そして子どもにいう 手を使わずに考えなさい 頭を使わずにやりなさい
話さずに聞きなさい ふざけずに理解しなさい
愛したり驚いたりは 復活祭とクリスマスだけ。
そして子どもにいう 目の前にある世界を発見しなさい
そして百のうち 九十九を奪ってしまう。
そして子どもにいう 遊びと仕事 現実と空想 科学と想像 空と大地 道理と夢は
一緒にはならない ものだと。
つまり 百なんかないという。子どもはいう でも、百はある。

ローリス・マラグツツイ 田辺敬子訳

子どもたちひとりひとりの自由な発想、行動を伸ばす想いが詰まっています。

レッジョ・エミリア教育をコアにしたのが、東京チルドレンズカーデンです。
レッジョ・エミリア教育は、子どもひとりひとりの自由な考え方、プロセスを大切にしていくことが重要です。
そのため、同園にはレッジョ・エミリアを実施するための3つの特徴があります。

①定員は、18名

レッジョ・エミリア教育をコアにすると少人数でなければ、実施できません。
そこで、同園は定員を18名としています。
全生徒で18名です。

少人数でなければ密度の濃いレッジョ・エミリア教育ができません。

②先生が多い

ひとりひとりの考え方、そのプロセスを重視していくために先生が多くいます。
そのため同園では、定員で生徒18名に対し、教員5名の体制です。
さらにインターンの学生も2名入ることがあり、教育の質とさらに安全面でも教員比率の高いのが特徴です。

池田山公園へ散歩

生徒ひとりあたりの教員数が多いことについて伊原理事長は、次のように説明します。

「ひとりの子供に最良の関わりを導こうとすれば、複数の教員が日々接し、子供の成長についてさまざまな視点から確認し、話し合っていくことが必要です」

先生が多い理由は、ひとりの生徒をさまざまな先生がその成長を細かく見守り、次の成長に備えるため。

その子の成長を複数の先生がマルチな視点で見守る仕組みです。

③校舎が広い

生徒ひとりあたりの面積も広いのが特徴のひとつです。
同園は300㎡の校舎に対して、生徒の定員は18名。
参考までに保育園の基準は、1.98 m²以上とされています。

ちなみに面積から計算すると同園の保育室の広さはひとりあたり16m²以上。

メインの保育室は、100m²以上あります。

校舎が広いのも、レッジョ・エミリア教育が生徒の動きとともにさまざまなプロジェクトが並行して行われるため。

広い空間は、理由がありました。

編集部のおすすめ

編集部が注目するのレッジョ・エミリア教育で学んだ生徒の卒園後です。
同園の生徒は、多様な生徒構成です。

卒園後にインターナショナルスクールへ進学を考えているご家庭はもちろんオススメですが、編集部が注目するのは、同園で学んだ生徒が日本の国・私立幼稚園・小学校受験にも対応していること。

少人数制プロジェクトベースの中、自分で考えながらコミュニケーション能力や社会性を身につけるため、自主的でありながら協調性が育ちます。

日本の幼稚園・小学校受験を考えているご家庭は、同園と受験対策をうまく組み合わせることで今のお子さんの成長と次のステップへ準備ができます。

また、同園は、生徒の定員が18名と少ないのも特徴です。
乳幼児にとって外の世界に関係を構築するのが「最初の学校」です。
お友だちや先生など家から最初の外の世界でどのようにコミュニケーション能力を構築することができるのか。

そのスタートをひとりひとり丁寧に見てくれる家庭的な幼児園を、と考えているご家庭にもオススメです。

編集長のPick Up

実際に東京チルドレンズガーテンを見学して気付くのが、生徒の成長を日々、記録し、それを保護者と共有していること。
幼稚園、保育園でも連絡帳などありますが、東京チルドレンズガーテンの特徴は、全生徒の保護者にDaily Journalを発行していること。

今日の出来事から、子供たち、先生たちが何に気付き、どこに成長を感じたのか。
毎日、発行されています。

最初の1ページだけでこの分量。毎日、3ページほど発行されています。

また、Daily Journalは、翌日、登園した生徒の目に入るところに掲示されています。
この理由について、伊原理事長は「子供たちが昨日やったことを振り返り、今日に活かすためにも掲示しています」と説明してくれました。

自分の写真が掲載されたDaily Journalを登園して見ると自己肯定感の成長にもつながりますね。

毎日、発行されるDaily Journalには、先生と保護者に心の架け橋になっているようです。

サマースクールも開講

6月からサマースクールも募集がスタートします。
同園の雰囲気や先生方を知るには、サマースクールは最初の一歩としてオススメです。


第1週: (6月19日から23日)   音楽と動き
第2週: (6月26日から30日)   ブックストーリー (日・英絵本読み語りから始まる活動の数々)
第3週: (7月3日から7日)    日本の遊びとおもちゃ (けん玉, おにごっこなど)
第4週: (7月10日から14日)   紙(折り紙、和紙, 紙作りなど)
第5週: (7月 17日から21日)   自然
第6週: (7月24日から28日)   科学と発見
第7週: (7月31日から8月4日) 水 (水遊び, シャボン玉など)

時間:
 朝8:30-午後2:30 (延長保育 午後6時まであり)

参加費:
 登録料 ¥20,000
 1週間 ¥60,000(スナック、ランチ込み)
 1日のみ ¥15,000

延長保育 ¥1,500/1時間

▼お問い合わせは、こちらから

東京チルドレンズガーテン サマースクール 申込み Summer School

http://www.tokyochildrensgarden.com/summer-school/

東京チルドレンズガーテン international preschool, kindergarden in Tokyo Japan

お問い合わせ

〒141-0022 東京都品川区東五反田5-11-1 E-101
URL:http://www.tokyochildrensgarden.com
Tel/Fax:03-6721-9336
Email: info@tokyochildrensgarden.com

保育時間 
 8:30-14:30
 (最大延長19:00まで)
対象
 2歳から6歳まで

お問い合わせ Contact

http://www.tokyochildrensgarden.com/contact

東京チルドレンズカーデンへのお問い合わせはこちら international preschool, kindergarden in Tokyo Japan

アクセス

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インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。

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