インターナショナルスクールに通う子供たちを通してのWow! 体験
■“いってきまーす!”
“いってきまーす!”朝7時50 分、二人の娘たちが勢い良く玄関をでていく毎朝の光景、その口元には大きいマスク-最近ニュース等で報道されているPM 2.5の濃霧で覆われた中国北京にあるインターナショナルスクールに娘たちが通い始めて既に3年半が経ちました。
会社の転勤により家族全員で(日本から)北京に移ることが決まったとき、"英語で学ぶ学校"程度の認識でインターナショナルスクールを選択しました。
しかし、実際に教育方針や授業内容を知る機会(英語で言うところのWow! 体験)を通して、自分自身が受けてきた日本のカリキュラムとの対比をしました。
そのなかで、教育の分野では素人ながら、グローバルな人材育成のための国際的なカリキュラムの普及の重要性を痛感するとともに、インターナショナルスクールタイムズに寄稿する機会を得ました。
コラムでは、自身の体験を記すと共に将来の活動について考えていきたいと思っています。
体験1: 答えのない課題
■長女(中学生)の理科のクラス
最近の課題は”いまだに世界中で解決されていない科学上の問題の考察と将来の実験計画”。
彼女は、この課題を数週間かけてプレゼンテーションにまとめました。
プレゼンは、先生とクラスメイトだけではなく、なんと外部の専門家を招いて発表しました。
これは-想像を超えた“Wow!!”でした。
娘が行ったプレゼン。
それは、まさに現在私が勤めている外資系メーカーの製品開発部門で日々行っている業務です。
すなわち “自分で調べ、考え抜き、発表する”スキルを既に中学生で学んでいる姿を目の当たりにして、私が新入社員のころ漠然と感じていた欧米出身の社員との発言力およびプレゼン力の差の謎が解けた気がしました。
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。