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東京ウエストインターナショナルスクールとは

東京ウエストインターナショナルスクールとは

東京都多摩地域で国際バカロレアの認定校を目指している東京ウエストインターナショナルスクール。どのような教育を実施しているのでしょうか?取材してきました。(以前掲載していた記事を再編集し掲載したものです。2016年6月)


東京都の西、八王子市梅坪町にある東京ウエストインターナショナルスクール

八王子駅からやや緑が濃くなる滝山街道沿いに東京ウエストの八王子キャンパスがあります。 

 滝山街道に沿って並木道があり、裏には畑が広がる八王子キャンパス。

 加藤理事長の言葉から、自然に恵まれた環境を重視し、落ち着いた学習環境を重視していることがわかります。

東京ウエスト 次の10年

 加藤理事長の学校計画は、2003年から小学部の東京ウエスト、さらに中央林間に幼稚部のセントラル・フォレストと発展してきました。

 現在、2つの幼稚部、1つの小学部と中学部を運営し、全校生徒数は260名を超えました。

 2014年に八王子新キャンパスを開校し、付属幼稚園、小学部、中学部、高等学部と教育課程を充実させていくと、昨年(2012年)の11月に発表しました。

八王子新キャンパスは、以前の2.5倍にあたる敷地に校舎を建設

 一足早く、今年の4月に八王子新キャンパスに小学部の高学年が移動します。

 その後、新校舎建設が進みます。

 2015年4月には小学部を卒業した生徒を対象に中学部課程(Grade7) を開設します。

 その後、生徒の成長とともに順次、高等学部と課程を広げていく計画です。

東京ウエスト3つのポイント!

①3カ国のカリキュラム

 日本・アメリカ・イギリスのカリキュラムの標準教育カリキュラムに基づいているのが東京ウエストのカリキュラムのポイント。

 教科により、日本の文部科学省の小学課程指導要綱、アメリカのスタンダードカリキュラム、イギリスの初等教育IPCをそれぞれ採用し、アメリカのAdvancEDの認定を受けています。

 また、開校予定の中等部では、国際バカロレアの中等教育プログラム(MYP)の候補校です。

 AdvancEDは、認定組織として、100年以上も歴史があり、アメリカ国内だけでも約24,000校以上が認定され、アメリカを代表する認定団体のひとつです。

 日本・アメリカ・イギリスのカリキュラムの標準教育カリキュラムに基づいているのが東京ウエストのカリキュラムのポイント。

 教科により、日本の文部科学省の小学課程指導要綱、アメリカのスタンダードカリキュラム、イギリスの初等教育IPCをそれぞれ採用し、アメリカのAdvancEDの認定を受けています。

 また、開校予定の中等部では、国際バカロレアの中等教育プログラム(MYP)の候補校です。

 AdvancEDは、認定組織として、100年以上も歴史があり、アメリカ国内だけでも約24,000校以上が認定され、アメリカを代表する認定団体のひとつです。

②英語、日本語、数学、体育、音楽を重視

 英語、数学、体育 の年間時間数は日本の学校の1.5倍以上。

 さらに日本語の授業時間数は、日本の小学校と同等以上のコマ数。

 東京ウエストは、公式に発表していますが、教育レベルを日本、アメリカ、イギリス3カ国すべてのカリキュラムを満たすため、毎日8時間の授業を行っています。

 ひとコマ40分の授業が、1日8コマあります。

 月曜日から木曜日は、40分×2コマの日本語の授業が集中して行われており、日本語教育をしっかり充実させていることもわかります。

③体育と音楽は人生の友

 授業を見学し、さらに印象深いのが体育と音楽の授業。

 体育は、球技・体操・水泳・サッカー・テニス・ダンスなどを取り入れ、毎日必ず実施されています。

 さらに、音楽の授業。

 ひとり一台の電子ピアノ、ドラムやギターが並んでおり、幼稚部ではキーボード、小学部からはバンド演奏を指導しています。

加藤理事長の次のように話してくれました。

体育や音楽は一生ものです。

たとえば、この子どもたちが大人になり、やがて年老いても、必ずやスポーツ・音楽はその人の人生を豊かにするのです。

協調性や独創性が身につくのはもちろんのこと、共に生きることの大切さ、他人を思いやる気持ちを育み、いじめのない社会を創ることができます。

しかし、これらの科目を大人になってから習得することはたいへん難しく、子どもの頃から楽しみながら自然に身につけさせる必要があります。

また、これらの科目は英語・日本語などの語学、算数などの数理能力の発達に非常に効果的であるといわれています」

東京ウエストの教育理念がカリキュラムに反映されています。

東京ウエスト 授業風景 ①

社会科

 授業では、生徒の出身国や縁のある国について調べていました。

 「この授業では、それぞれが自分の国について考え、調べます。
  今日は2つのクラスが合同で授業をしています。」

 生徒がクレヨンを持って、それぞれの国旗に色を塗っていました。
 色が違うと先生から指摘をされています。

 「国旗のこの色はどこから由来しているのか。
  どうしてその色が使われているのか。
  そこには理由があるからです」。

「さらに同級生の国は世界のどこにあるのか、を学びながら
 一枚の国旗に仕上げていきます。」
 と先生が世界地図を指さしながら、説明してくれました。

 教室を見回すと多国籍な生徒構成がよくわかります。

 子供たちは、クレヨンで国旗に色を塗り、世界地図を見ながら、学習をしていきます。
 インターナショナルスクールらしい授業です。
 多国籍なアプローチから自分の国を知り、さらに同級生の文化背景についても学ぶ。

 毎日、机を並べ、一緒に学ぶ同級生それぞれに違う文化背景があること。

 それを特別なことではなく、学校生活のなかで自然と理解していく。

 このアプローチこそ、多文化理解を象徴する授業でした。

英語の授業

 この日の授業では、母音と単語のスペルの関連性を学んでいました。

 ここでも授業は少人数です。

 11人の生徒がコの字型に机を並べ、先生は黒板に母音とスペルについてクイズ形式で設題を出します。

 生徒ひとりひとりが黒板の前に出て、答えを書き込みます。

 同級生が答えに詰まると他の生徒からヒントが飛んできます。

 さらに詰まっているとたくさんのヒントが飛んできました。

 先生もひとりひとり生徒を褒めながら、授業は進みます。

 子供たちはのびのびと授業を受けていましたが、授業は生徒たちの理解度を確かめながら進んでいました。

 少人数制のメリットは、先生がひとりひとりの理解度を知っていること。

 そのことで、さらに授業の進め方を瞬時に変化させていきます。

 英語のような語学の授業こそ、少人数制が授業内容に反映される例といえます。

日本語の授業

 日本語の授業では日本語を母語とする生徒と日本語を第二外国語として学んでいる生徒に分けて学習が進められていました。

 東京ウエストでは、前者を国語、後者を日本語とよんでいます。

 日本語を母語としている生徒は、日本の文部科学省の検定教科書を使っています。

 授業の冒頭で、先生が宿題について話していました。
 「漢字の書き取りをしっかりやってくるように」という言葉にふっと小学生時代を思い出しました。

 さて、教室の写真を見て不思議な光景に気付くでしょうか。

 黒板の前に国語の先生が立っています。

 そして、教室の右側を見てください。

 もうひとりの先生が机で作業をしています。

 実は、担任の先生です。

 担任の先生は、自分のデスクで自分の授業の準備をしています。

 このように職員室がない、というのもインターナショナルスクールの特徴です。

 教室では、いつものように国語の授業が進められています。

「これがインターナショナルスクールでは当たり前の光景なんです。」
 と副理事長の小松さんが話してくれました。

第二外国語としての日本語

 次に第二外国語が日本語である生徒対象の授業を見学させてもらいました。

 生徒は6人。
 先生は日本語教師の先生です。

 この日の授業は、自分の誕生日が何月何日であるか、という表現について学んでいました。

 このクラスは偶然、男の子だけのクラスでした。
 さすがに男の子が6人集まると授業も賑やかです。

 先生の質問に日本語で答える声も元気です。

 アニメの主題歌を日本語で友達と口ずさんで、先生から注意を受けている生徒がいました。

 自分の小学生時代を思い出しながら、万国共通の小学生の姿を垣間見た気がしました。

体育の授業

 子供たちが体育館で運動をしていました。

「ボールを使った授業で天井を気にせず、
 体をのびのびと動かしてほしい。
 だから体育館は、天井をかなり高く設計してもらいました。」
 と加藤理事長。

 体育の授業では、このほかにダンスも取り入れています。

 ダンスの授業では、世界的に著名なミュージシャンのダンス指導している先生が授業を担当しているそうです。

 またカフェテリアの隣には温水プールがあります。

 取材時は、あいにく冬で、プールは閉鎖されていました。

見学して気づいた事

 少人数制ということもありますが、先生やスタッフの数が多いことにすぐに気づきます。

 また、国語の授業も一例ですが、科目の先生と担任の先生が同じ教室います。

 科目によっては、補佐の教員が付きます。

 実に、多くの教員、スタッフが授業にあたります。

日本の教育現場は、「密室」にたとえられます。

 生徒以外に教室に他の教職員の出入りが少ないため「密室化」してしまう。

 それが、体罰、イジメなどを構造的に生み出すという指摘があります。

 しかし、このように教員が共同で授業にあたり、さらに当たり前のように同席しているとそもそもそのような状況が発生することはありません。

 また、生徒ひとりひとりの学習状態、健康状態、安全性を含め、充分に目が行き届きます。

 教員やスタッフの数が多いことで、多くの視点が自然と入ります。

 いわば仕組みとして、つねにオープンな教育空間を作っているといえます。

 これは、現在の日本の教育が抱えるいくつかの問題に大きなヒントではないでしょうか。

 また、授業を見学させていただいた時、多くの先生方から声をかけていただきました。

 授業の内容を含め、フレンドリーに事細かに説明をしてくれました。

 先生方の親近感。

 そこにはオープンな空間で子供たちを育てる気持ちがあふれていました。

東京ウエスト 世界に羽ばたけ

進路について
 現在、東京ウエストでは、約200人以上の生徒が学んでいます。
 保護者としては、気になるのが生徒のその後。
 生徒の進路について、東京ウエストにお聞きしてみました。

幼稚部を卒業すると
 幼稚部を卒業した生徒は、2010年に開校した東京ウエストに進学しています。
 東京ウエスト開校以前は、幼稚部卒業後、主に下記の学校へ進学していました。

インターナショナルスクール
 Tokyo West International School (TWIES)
 American School in Japan (ASIJ)
 Aoba Japan International School (AJIS)
 St. Mary's International School
 Christian Academy in Japan (CAJ)
 Makuhari International School
 Columbia International School

国公私立
 ぐんま国際アカデミー
 桐朋学園初等科
 国立学園
 早稲田実業初等科

その他 私立・公立小学校

 また、横田基地内の小学校にも多くの生徒が進学しています。

 子供の通学時間を考慮すると、くにたちキッズに近い、インターナショナルスクールが選ばれているのがわかります。

 また、主に日本語を母語とする生徒は、東京ウエストの開校以前は、日本の公立・私立小学校へ進学している生徒も多かったようです。

 しかし、小学部開校にともない、2011年以降は、そのまま東京ウエストに内部進学していることがわかります。

今後の教育課程について

 東京ウエストインターナショナルスクールは、ふたつの幼稚部を持っています。
 八王子市梅坪の付属幼稚部と神奈川県大和市にあるセントラル・フォレストインターナショナルスクールt東京都立川市にあるセントラルフォレストインターナショナルスクー立川です。

 2012年にセントラル・フォレスト立川が開校し、数年後には、東京ウエストへの内部進学者が増えます。
 そのため、八王子新キャンパスを開校し、生徒増に対応する計画です。

 2015年4月より、小学部の生徒が中学課程へ進級するのにあたり、中等部(Grade7)が開校する予定です。

 また、中学部・高等学部では、生徒の進学を考慮し、国際認定組織への申請が考えられます。

 生徒の進級とともに、カリキュラムを充実させる計画です。

 そのため、2013年から2015年までの3年間は、東京ウエストにとって飛躍の年となりそうです。

今後のポイント!

1、八王子新キャンパスの開校
  付属幼稚部が八王子市梅坪に新設。
  生徒増に対応。
  さらに入学機会が増えます。

2、2015年 中学部の開校
  教育課程の充実。
  これにより、保育部・幼稚部・小学部・中学部と教育課程の一貫性が強く出てきます。
  また、その後の高等学部の開校が期待されます。

3、国際バカロレア候補校
  現在、東京ウエストは、IPC(国際初等カリキュラム)、USAスタンダードカリキュラム、文科省の国語カリキュラムがadvancEDに認定されています。
  今後、中等部では、IB(国際バカロレア)の中等教育プログラム(MYP)の候補校になりました。
  さらに開設予定の高等学部でもディプロマプログラム(DP)を採用予定です。

子どもたち、親たちのスクールライフ

保護者の声

 先日、東京ウエストの保護者の満足度調査が行われました。
 そのアンケート結果から、浮かび上がってきたもの。

 それは、教育カリキュラム、教員、成績評価法、授業料など多くの点で保護者から厚い信頼を寄せられていることです。

 一方で、保護者から課題とされたのが、「施設・設備について」という項目でした。
 これに対し、東京ウエストは、八王子新キャンパスの開校による解決策を保護者に提案しています。

 この保護者のアンケートは、今後、定期的に行われる予定で、課題が見つかると、学校側は解決策を含む提案型の回答をしていきます。

 また、次年度に向けたクラブ活動、第二外国語の言語の充実など保護者の意見を積極的にカリキュラムに組み込もうとする姿勢が表れています。

 保護者の意見を聞き、課題があれば、それに対応すべく学校施設、カリキュラムなどを充実させる。

 そこから『授業だけではなく、教育全般について保護者と双方向の関係を築きたい』という東京ウエストの考えが浮かび上がってきます。

【ミニコラム】
 日本の多くの教育機関でも保護者アンケートを実施しています。
 しかし、アンケート結果は教育現場にフィードバックされなければ、意味がありません。
 アンケートは、課題を浮き彫りにするために実施されます。
 そして、その課題を解決するために、学校側は具体的な対応を求められます。
 「迅速に対応すべく考慮する」という回答は、そもそも課題を解決していません。 
 回答には、具体的な解決策を提示するべきです。

今回、東京ウエストはアンケートの結果を踏まえ、各項目の不満足という回答に、具体的な解決策を提案しています。

 例えば「 授業時間割(年間・週間・一日)について」という項目では、
 1、非常に満足している
 2、満足している
 3、満足していない
 という選択肢がありました。

 そのなかで、「満足していない」という回答(約3パーセント)に対し、学校側は、次のように回答しています。

[回答]

特に保育部・幼稚部では 2013年度より大きくスケジュールが変わります。

20分という集中できる短時間の授業をメインに多様な科目を取り入れます。

国語/日本語の授業ニーズ(別紙アンケート結果参照)に基づき K4およびK5 ラスでは 国語/日本語の授業を週2回開始します。

さらに 幼稚部では より英語と算数に力を入れるようカリキュラム・スケジュールを変更します。また音楽・体育の回数も積極的に増やします。

次年度の内容説明を含め、学校の考えが5W1Hという回答で説明されています。

 アンケートで、意見を集め、課題を見つける。

 それに対し解決策を学校が提案する。

 まさに課題解決志向型です。

 その根底には、今の教育をさらに良くするために保護者、生徒の意見をまとめ、教育にフィードバックする考えがあります。

 アンケートは結果よりも、その後の行動が大事。

 東京ウエストのアンケート結果は、そう示しています。

ここがすごい東京ウエスト!

世界基準のカリキュラム

 カリキュラムこそ、教育理念を具体化したものです。
 東京ウエストは、日本・アメリカ・イギリスのカリキュラムの標準教育カリキュラムに基づいています。

 教科により、日本の文部科学省の小学課程指導要綱、アメリカのスタンダードカリキュラム、イギリスの初等教育IPCをそれぞれ採用し、アメリカのAdvancEDの認定を申請しています。

 さらに八王子新キャンパスで開校予定の中学部では、国際バカロレア(IB)の中等教育プログラム(MYP)を導入予定。

 すでに国際バカロレア機構に申請しています。

 この世界基準のカリキュラムが意味すること。

 それは、世界の主要大学の上位100大学のうち、約75パーセントがアメリカ、カナダ、イギリス、日本にあることからもわかります。

 参考 世界大学ランキング http://www.shanghairanking.com/ARWU2012.html

 上位100大学のうち日本語で指導する大学は、4校以外ありません(東京大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学です)。

 世界基準のカリキュラムで学ぶこと。

 それは、次の進路先が世界基準で増えることを意味します。

見逃せない新キャンパス

 世界標準のカリキュラムで東京ウエストが次の扉を開きます。
 それが、中等部・高等学部の設立です。

 これまでの教育ノウハウが詰まった中等部・高等学部の新設。
 期待と注目が集まります。

八王子市梅坪キャンパスの校庭の裏には学校の畑が整備されました。

新キャンパスに向けた動き

 2014-15年度に幼小中高等部を収容する東京ウエストインターナショナルスクール八王子キャンパスが開設します。
 
 2014年4月に小学部は一足早く新キャンパスへ移行します。

 その後、2019-20年度に中高等部が使用する新キャンパスが完成する予定です。

 この八王子新キャンパス開設で、東京ウエストの保・幼・小・中・高等学部の一貫した教育が完成します。

新キャンパス開設を含め、いくつか質問をしてみました。

Q 新キャンパス開設を含め、授業料が上がるのではないでしょうか?

A 新キャンパス開校にともない授業料を上げる予定はありません。
中学部・高等学部の開設は、創設時から考えていました。
本校創立以来、十数年にわたり、中等部・高等学部のキャンパスを設置するのにふさわしい場所を探し続けてきました。
この度、念願がかないキャンパスにふさわしい校地を用意できました。

Q 新キャンパス開設に向けて寄付金を募ってはいないのですか?

A 実は、東京ウエスト、セントラル・フォレストも寄付金は募集していません。
中等部・高等学部の開設は創立からの構想です。
そのために準備をしてきました。
一貫教育を構築するために十数年にわかり準備をしてきました。
そのため、今後も、寄付金を募ることは考えていません。

【ミニコラム】 一貫教育に向けて

2000年代以降、インターナショナルキンダーが増えました。
しかし、教育課程の開設を計画、発表しているスクールは、ほとんど見当たりません。
立派な教育も、教育課程が途切れてしまえば、一貫性を欠いてしまいます。
そのなかで、中等部・高等学部を新設する東京ウエストの展開には注目が集まります。
中等部・高等学部は、保育・幼稚園とは違いカリキュラムも複雑になります。
そのため、カリキュラムに対応した教職員の採用などのソフト面、グラウンド、専門科目のための教室などハード面でも、設備に費用がかかります。
八王子新キャンパスには、教育機関として東京ウエストの教育理念と強い信念が込められています。

重点教科に打ち出される教育理念

生徒は各教科をバランスよく学んでいきます。
そのなかで、スクールとして重視している教科があります。
それが、言語(英語・日本語)、体育、算数、音楽、プレゼンテーション、パフォーマンススキルの重点教科です。

6教科のなかで、英語、数学、体育の年間時間数は、平均的なインターナショナルスクールに比べると1.5倍の時間数を充てています。

また、日本語を母語とする生徒の国語の授業は、日本の小学校と同じ時間数を学びます。

垣根を越えた授業

この授業時間と教科の垣根を越えた授業が、生徒の意欲を引き出し、相乗効果を起こします。
東京ウエストは教育目標と具体的なアプローチについて、授業について次のように書いています。

「たとえば、社会科で、交通手段について学ぶとき、バスや電車、自動車、船、飛行機といったものの必要性や役割を学びます。
言語(英語・日本語)でも、これらの単語を学習し、アートでは、実際にこれらの模型をつくることができます。
そして、科学では、船が水に浮かぶことや、飛行機・気球が空を飛ぶことを学ぶことができます。
さらに、算数の分野として、大きさや長さ、乗車定員といった概念までも学ぶことができます。
これはほんの一例ですが、いろいろな教科をまたがってより効果的に、生徒に興味や関心をおこさせることが可能です。」
(引用 教育目標と具体的なアプローチについて)

言語教育

 教科のなかで、言語(英語・日本語)がインターナショナルスクールとしての東京ウエストの根幹を築いています。
 東京ウエストの教育目標に、言語(英語・日本語)を学習する理由が述べられています。

 「言葉を習得することは、異文化を知ることの第一歩」

 東京ウエストに通う外国籍の生徒にとって、日本語の重要性を説いています。

 さらに、日本語を母語としている生徒の英語ついてその重要性を説いています。

 「言葉を習得することが最終的な目的ではなく、それにより何をするか、何ができるかが重要なことです。」

 ここから浮かび上がってくるのが、「言語」をツールとして活用する理念です。

 また、「英語」をツールとして活用し、どのような生徒を育てるのか?

 そこで重要となるのが、言語以外の重点教科です。

 実は、重点教科が生徒のなかで体系化され、そこから生徒が自分の考えを入れた後に導き出しされた答え(アウトプット)が、重要です。

 その点で、東京ウエストは、学問の体系を含め、最終的に生徒のなかで学問的知識が相互に影響を与え、相乗効果を生み出すことを重要視しています。

プレゼンテーション、パフォーマンススキル

 英語をツールとして、何ができるか?
 そのひとつが、プレゼンテーションやパフォーマンススキルです。

 東京ウエストでは、年間行事に大きなイベントがあります。
 イベントを通し、スクール全体の連携を深めることも重要ですが、行事を通した生徒の成長が重要です。

 多国籍な友達、教職員、保護者の前で、自分のパフォーマンスをする。
 そのために準備を含め、自分を磨くことが必要とされます。

【ミニコラム 東京ウエストのユニークな視点】
東京ウエストは教育目標で「失敗」の必要性について書いています。
「失敗してもそれは次回への改善につながります。
成功すれば大きな自信になります。
これは教室で学習するだけでは経験できない多くのメリットをもたらします。」

成長過程において、失敗から学ぶ重要性。
大人にとっても、成功から学ぶことより、失敗は大きく自分を成長させます。

特に、小学生で「失敗」を許容される教育環境で学ぶこと。
それは「成功」への近道かもしれません。

「失敗」の重要性を教育目標で、掲げている東京ウエスト。

そこには、生徒の一生を見据えた「教育」があります。

生徒のなかで体系的に理解された学問知識が相乗効果を生み出す。

例えるならば、東京ウエストは1+2を教えて、合計が3という答えを目指していません。
数式として東京ウエストの教育を表すならば、次のような式になります。

 1+(?×?)=学習結果というような計算式です。

 重要なのは、生徒が学んだことから導き出して、括弧内を組み合わせることです。

 自分で、どのような数字が括弧内に入るか導き出し、結果をだせるようにすること。
 それが、世界基準のカリキュラムで学び、英語をツールとした東京ウエストの教育です。

 「この子たちが、自ら力でさまざまなことを導きだし、さらに音楽やスポーツがこの子たちに一生寄り添ってくれたらどんなにすばらしいことだろう」

 以前の取材で明らかになった、一般の学科目と同様に、人を創るうえで、体育や音楽を重視する東京ウエストの姿勢が、再度、想い起こされます。

体育や音楽は一生もの

 たとえば、この子どもたちが大人になり、やがて年老いても、必ずやスポーツ・音楽はその人の人生を豊かにするのです。
 協調性や独創性が身につくのはもちろんのこと、共に生きることの大切さ、他人を思いやる気持ちを育み、いじめのない社会を創ることができます。

 しかし、これらの科目を大人になってから習得することはたいへん難しく、子どもの頃から楽しみながら自然に身につけさせる必要があります。

 また、これらの科目は英語・日本語などの語学、算数などの数理能力の発達に非常に効果的であるといわれています」という考えが反映されています。

 切なる願いに通じた教育理念を感じた取材でした。

 また、学校には創立者の理念が宿る。
 そのことを強く感じた取材でした。

編集後記
 今回、取材にあたりご協力いただきました理事長の加藤様をはじめ生徒・教職員のみなさまに深く御礼申し上げます。

この記事の記者

都内でインターナショナルスクールを運営した経験から現場の目線と記者としての目線で記事を書いています。

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