スクーリングは、世界で!
今回、紹介するのがTHINK Global School。
名は体を表す、といいますが、学校名からして、すでに飛んでます。
同校のホームページに飛ぶとペルーにある世界遺産のマチュピチュ遺跡と生徒。
学校のホームページに見えないですね。
でも、これがTHINK Global Schoolの特徴を現しているのです。
校舎がない
ホームスクーリングの仕組みを活用しています。
そのため、校舎がありません。
ちなみに本部は、アメリカのニューヨークにあります。
すなわち世界で開催される4回の旅行は、通信制高校のスクーリング会場なのです。
これを同校では、world-schooling と呼んでいます。
world-schoolingはどこで開催されているのか?
このworld-schoolingの会場がユニーク。
そう世界中なのです。
会場は、年4回。
▼2017年度は、アフリカのボツワナで開催。
南米のペルーは、2019年度のスクーリング地。
世界遺産のマチュピチュ。スペインに滅ぼされたインカ帝国は、世界史の勉強にぴったり。
2017年度では、日本でも開催されました。
ボスニアの世界遺産のスタリ・モスト橋。民族紛争の歴史を物語る橋です。
実際の学校生活は?
▼「THINK Global Schoolで卒業までに体験する31のこと」という動画が公開されています。
旅から学び過ぎる?
同校は、アメリカの国際認定組織のWASC認定校です。
そのため同校を卒業するとアメリカの大学に志願できます。
また、国際バカロレアのディプロマ資格課程を目指しているのも同校の特徴です。
ちなみに同校の卒業生は、ハーバードをはじめ名門大学に合格しています。
英国のケンブリッジ、キングズカレッジからロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、アメリカはハーバード、コロンビアなどIVYリーグから名門カレッジに合格しています。
毎年、異なる3カ国で学ぶ
2017年度は、スペイン、日本、インド、ボツワナでスクーリングが開催されました。
そのなかから3カ所を選んで出席します。
スクーリングでは、その国の文化や自然、歴史など全体的に理解していきます。
また、各国で地域社会につながるチャリティープロジェクトに参加し、ただの旅行にならないように問題解決能力も育みます。
日本を訪れた時には、東日本地震の救援活動を映画ドキュメンタリーとして制作しています。
スクーリングで、世界を旅し、理解を深めていく。
究極の体験型スクーリング
その国でしか体験できないことやコミュニケーションを体験していきます。
THINK Global Schoolでは、コスタリカでパーキュラー川の水をろ過し、京都で寿司の調理実習をし、タンザニアで学校を建設。ブータンでは、タクツァン僧院を訪れ、オーストラリアの先住民族のイディンジ族とともに一夜を過ごし、ボスニアの洞窟を探検。
THINK Global School students have white-water rafted on Costa Rica’s Pacuare river, learned sushi rolling in Kyoto, built a school in Tanzania, visited the Tiger’s Nest monastery in Bhutan, camped overnight with the indigenous Yidinji tribe of Australia, and gone caving in Bosnia.
▼中米のコスタリカで開催されたスクーリングの様子。
「旅」を通して、深い疑問と自分を見つめていく様子が伝わってきます。
どんな学校生活なの?
世界中で体験すること。
同級生とともに自分で発見する楽しみ、人とつながる楽しみが詰まっています。
ゲストスピーカーもすごい
哲学者のノーム・チョムスキーや起業家のリチャード・ブランソンなどが生徒の前でゲストスピーチをしています。
スクーリングは、世界で
通信制高校という枠を超えているTHINK Global School。
スクーリング会場がアマゾンやギリシャやコスタリカであるからこそ、好奇心が伸びていくのかもしれませんね。
気になる学費は、7万9千ドル(約790万円)。
高いですが、45%前後が奨学金を受けています。
いかがでしたか?
世界には面白い学校がたくさんあります。
THINK Global Schoolは、通信制高校としてスクーリングをとことん国際教育に取り込んだ学校です。
面白い学校があったら、ぜひ編集部に教えてくださいね。
▼面白い情報は、こちらから。
お問い合わせ
THINK Global School
1460 Broadway, #7032
New York, NY 10036
+1 646 808 0675 (Office)
+1 646-504-6924 (Admissions)
info@thinkglobalschool.org
■こちらも参考にしたですね。
先日、英国王室はウイリアム王子とキャサリン妃の長男、ジョージ王子(3歳)が9月からロンドン南部にある「トーマス・バタシー校」に入学する事を明らかにしました。ジョージ王子に自分が卒業した学校とは、別の学校を選んだウイリアム王子、キャサリン妃夫妻。どんな学校に入学するのかロンドン在住のChika B記者がご紹介します。
【ポーランド発】知ってた?実は、英語が苦手なポーランド人が、こぞって子供に英語を学ばせる理由
http://istimes.net/articles/9032004年にEU加盟をしたポーランド。若者の間では少しずつ英語が流暢に話せるポーランド人が増えてきていますが、実はポーランド人は英語が苦手…。グローバルな子に育てたいと早期外国語教育が人気!そこで、ポーランド在住のA. Ciszek記がポーランドにあるインターナショナルスクールの幼稚園をエリア別にリスト化。
【オランダ発】教育先進国オランダのバイリンガル教育、政府と学校の取り組み
http://istimes.net/articles/897日本と同様に、オランダでも英語教育の必要性が年々高まっています。教育の自由があるオランダでは、実際に様々な取り組みがなされています。今日は、オランダのバイリンガル教育について書かれた記事をご紹介させていただきたいと思います。
ボーディングスクールのスゴイ学費。世界トップに人脈を作るには、やはりお金がかかる?
http://istimes.net/articles/775世界トップの子弟が学ぶボーディングスクールの学費とはどのくらいかかるのでしょうか。中学校・高校で培った人脈は、一生続きます。ボーディングの学費とその施設を中心にまとめました。
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、日本経済新聞やフジテレビホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。