2018年4月に国際高等専門学校が石川県白山市に開校!
2018年4月に石川県白山市に理系のボーディングスクールとして開校するのが国際高等専門学校(以下、国際高専)です。
2018年2月に竣工する予定の白山キャンパス。
定員は1学年90名で1、2年次は白山キャンパスで科学・工学の基礎を学び、3年次からニュージーランドの理系大学のオタゴポリテクニクに留学。
その際、電気電子、機械工学、情報、化学の4つの専門分野から選択します
留学するニュージーランドのOtago Polytechnicのスクリーンショット。
ニュージーランドで1年間学んだ後に帰国し、4年次に金沢工業大学の学生とともに学びます。
5年次は、金沢工業大学に編入や国内外の大学に編入していくことが予想されます。
5月20日(土)に東京で第一回目のトークセッション開催
開校を前に同校は、5月20日(土)に東京で第一回目のトークセッションを開催します。
会場は、金沢工業大学の虎ノ門キャンパスです。
トークセッションは、併設校の金沢工業大学の大澤学長と同校のルイス・バークスデール校長が登壇し、「教育が変わる」をテーマにトークが進められます。
講演とコーディネーターとして英語・国際教育研究家の仲原かおるさんが登壇します。
Roots & Wings 代表で英語・国際教育研究家の仲原かおるさんは、沖縄県宮古島出身。
アメリカで大学を卒業後就職し、その後帰国。
NHKや民放各局、BBC、ディスカバリー・チャンネルなど国内外の旅番組、情報番組、子供向け教育番組などの取材や番組制作に携わっています。
理系エリートのボーディングスクールとして開校する国際高専の学びについて専門家の仲原さんのお話しも聞き逃せないですね。
▼申込は、電話03-5777-2243(金沢工業大学虎ノ門キャンパス)に「ISTを見て」と電話または下記のサイトより申込みください。
今後のテーマもすでに決定。
「デザインシンキング」や「イノベーション」などお子さんを持つご家庭は聞き逃せないテーマが続きます。
第2回 8月5日(土) 「デザインシンキング」
第3回 10月28日(土)「グローバルリーダー」
第4回 12月9日(土)「イノベーション」
なぜ、国際高専が理系のグローバル・ボーディングスクールになるのか?
国際高専は、全寮制のためボーディングスクールですが、さらに、グローバル。
世界から学生を募集します。もちろん、授業は「英語」です。
多様な学生が理系を中心に英語で全寮制で学ぶ「グローバル・ボーディングスクール」です。
▼▼白山麓キャンパスの最新の空撮画像も公開されていました。
緑豊かなキャンパスです。
現在の金沢工業高専の卒業生は、海外の大学にも進学しています。
歴史のある金沢工業高専を引き継ぎ、理系のグローバル・ボーディングスクールに生まれ変わります。
大学生が学ぶ工学思考を15歳で先取り?
マサチューセッツ工科大学とスウェーデンの3つの大学が考案し提唱した工学教育のフレームワークCDIOを採用。
CDIOとは、学ぶ仕組みのことでマサチューセッツ工科大学など世界のトップ大学が取り組む工学教育の取り組み方です。
CDIOは、Conceive(考え出す)、Design(設計する)、Implement(実行する)、Operate(運営する)の頭文字からCDIOと呼んでいます。
高1で、MITやスタンフォード大学で学ぶ概念で学ぶ。
工学教育の論理的な考え方を15歳で身につけていくか、それとも18歳から身につけるか?
理系グローバルエリートとして、スタートを切るなら15歳から身につける方が有利ですね。
国際高専の学びのスゴさが見えてきますね。
ところで高専とは?
これまでの教育制度から新たな理系国際教育の軸を打ち出したが、国際高専専門学校です。
そもそも高専=高等専門学校の略で、高校1年生が高専1年生と考えるとわかりやすいですね。
高専は、専門的な技術を持った技術者を育てることを目的に誕生した高等教育機関です。
高専が生まれたのは、高度成長期の1961年。
現在、高等専門学校は全国に57校あり、国立の高専が国立51校、公立3校、私立3校あります。
学びに専念するためにも寮は、生徒にとって重要。(イメージ)
今回、トークセッションが開催される国際高専(現:金沢高専)が創立されたのは、1962年。
時代は、まさに高度成長期には入り、即応性の高い現場力のある人材を求めていました。
当時の人材ニーズに合わせ、新しい高等教育機関として誕生したのが「高等専門学校」でした。
東京オリンピックが「高専」をバージョンアップさせる?
高専が誕生した1960年代は、日本が高度成長期でした。
そして、今回の金沢高専がグローバル教育として新たな理系ボーディングスクールに生まれ変わるのに、実は東京オリンピックが関係しているのかもしれません。
高専が教育的な使命が変わるのにオリンピックが関係している?
©Tokyo 2020
前回の東京オリンピックが開催された1964年前後は、ちょうど高度成長期に差し掛かったところでした。
すなわち「高専」は、社会が大きく変動する人材需要に対応する教育機関として誕生したのです。
東京オリンピックの前後に新幹線や高速道路が整備されたように、学校教育も大きく変化しました。
©Tokyo 2020
例えば、1969年には、東京都の都立高改革があり、学校群制度が導入されました。
高専を含めた教育改革は、長期的な経済の波コンドラチェフ・サイクルと社会的な行事であるオリンピック開催が深く関係しています。
「国際高専」が世界の教育機関になること。
グローバルな理系教育にリニューアルしたのは、社会の変化に合わせていると考えられますね。
高専の新しい教育を打ち出す国際高専の取り組み。
新たな未来の学びとして、応援したいですね。
お問い合わせ
国際高等専門学校
INTERNATIONAL COLLEGE OF TECHNOLOGY.
URL:http://www.kanazawa-tc.ac.jp/ict/
石川県金沢市久安2-270
TEL 076-248-9840
白山麓キャンパス(2018年2月完成予定)
石川県白山市瀬戸辰3-1
資料請求はこちら|Requesting a Brochure
https://secure.kanazawa-it.ac.jp/ktc/ict/request/15歳から英語で学ぶ新しい高等教育機関誕生。国際高専は、中学校を卒業して入学する高等教育機関です。
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インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。