学校法人C2C Global Education Japanは、モンテッソーリスクールオブ東京の運営を開始したと公表しました。
学校法人C2C Global Education Japanは、モンテッソーリスクールオブ東京の運営を開始したと公表しました。
弊誌の取材に対し、山梨学院グループを運営する学校法人C2C Global Education Japanは、東京都港区にあるモンテッソーリスクールオブ東京の経営権を取得したことを明らかにしました。
モンテッソーリスクールオブ東京は、2003年に創立され、日本で最初の国際モンテッソーリ評議会の加盟校であり、日本インターナショナルスクール協議会の加盟校です。
モンテッソーリ式のインターナショナルスクールとして幼小中(18ヶ月から15歳まで)の教育課程がある共学のスクールで、現在、35ヵ国以上の国籍のある生徒が学んでいます。
モンテッソーリ教育とは
モンテッソーリ教育は、イタリアの医師マリア・モンテッソーリにより「子どもには自分で自分を教育する、育てる力がある」という「自己教育力」の考えを土台とした教育法です。
最近では、将棋の藤井聡太棋士やGoogle の創業者であるラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリンや英国のウィリアム皇太子もモンテッソーリ教育を受けています。
モンテッソーリ教育は、近年の教育の土台を築いています。
その特徴は、こどもは自分を教育する力を持っているという考えがベースになっています。
こどもは本来自己を教育する力をもっている。
発達段階にふさわしい環境を整えることにより、潜在しているものが開花するのを援助する、とい
うのがモンテッソーリ教育でいう「教育」である。
出典:モンテッソーリ教育の核心 長田 勇他著
学校法人C2C Global Education Japanとは
学校法人C2C Global Education Japanは、山梨学院グループをはじめ海外では、アメリカ、インド、中国、ベトナムなどでプリスクールなど教育機関の運営及び計画を進めています。
C2Cグループは、国際教育にグループ全体で取り組んできました。
山梨学院幼稚園、山梨学院小学校、山梨学院高等学校は、国際バカロレアの認定校であり、山梨学院大学には国際リベラルアーツ学部があり、多くの留学生が学んでいます。
古屋理事長は次のようにコメントを述べました。
なぜ、山梨学院グループを運営する学校法人C2C Global Education Japanは、都内のインターナショナルスクールの譲渡を受けたのでしょうか。
また、海外戦略の理由について古屋光司理事長は、独占インタビューでC2Cグループの展開を時系列で次のように述べました。
2012〜14年ぐらいから山梨学院大学の生き残りのためにこれからどうしなければいけないかを考えてきました。
そこで国際リベラルアーツ学部のiCLAを作りました。
iCLAを20年、30年続け、山梨学院大学が非常に国際化され学生の半分は留学生という状態が達成できたとしても、それだけがゴールではないと考えています。
経営者として国際教育の状況や海外市場を見ていく中で「海外に打って出て挑戦したい」っていう気持ちが湧いてきました。
各国それぞれの人口動態を踏まえて、これから中間所得層が増えて大きく広がっていく教育市場で勝負してみたいと考えました。
今のC2Cグループの経営体力からすると、2020年代はプリスクールに特化せざるを得ないかなと感じていますが、10年ぐらいして、少し経営体力がついてきたところで、初等教育、中等教育に展開していくことをイメージしています。
同時に自分たちが考える教育理念を体現した学校同士で交流をする仕組みを構築したいと考えています。
C2Cグループ間での人材交流っていうところに、1番価値があるという風に考えています。
編集部では、学校法人C2C Global Education Japanが国内外で展開する背景と計画について古屋理事長に独占インタビューをいたしました。
今回のモンテッソーリスクールオブ東京の経営譲渡を踏まえ、インタビュー記事を近日中に公開予定です。
ご期待ください。
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。