【連載2】探究型の参加型説明会が面白い!
独自の探究型学習を実施し、注目を集める教育業界の5校の校長・副校長による合同説明会が武蔵野大学附属千代田高等学院で開催されました。
連載2回目は、札幌新陽高等学校の荒井 優学校長と武蔵野大学附属千代田高等学院:荒木貴之校長のプレゼンをご紹介します。
▼ 連載1の青翔開智中学校・高等学校の織田澤博樹副校長と学校法人堀井学園の堀井章子総合企画室室長のプレゼンはこちらを参照ください。
【連載1】ビリギャルも納得!探究型の参加型説明会が面白いっ!〜青翔開智中高、堀井学園〜
https://istimes.net/articles/1147独自の探究型学習を実施し、注目を集める教育業界の5校の校長・副校長が率いる学校説明会が開催されました。
札幌新陽高等学校:荒井優 学校長
「本気で挑戦する人の母校」をスローガンに掲げる札幌新陽高等学校。
2018年4月には、探究コースも開設しました。
荒井校長が学校説明会で取り上げたのが、一冊のパンフレットです。
それがこちら。
荒井 優学校長が持つ一冊のパンフレット。
それがこちら。
次の 3つのキーワードが込められたパンフレットです。
OUR SWEET HOME もうひとつの自分の家
ENJYO! 面白くて、楽しい
HELLO GOODBYE あたらしい自分に出会う
コンセプトから生み出したパンフレットです。
「暮らしの手帖」の元編集長の松浦弥太郎さんが監修していますが、生徒が一からパンフレットを製作。
生徒たちがパンフレットのコンセプトを作り、作っていく。
ここに制作費や印刷代など原価計算などは含まれていないのですが、これからプロジェクト学習のプロトタイプとして生徒に任せてパンフレットを作っていく、と荒井学校長。
2018年4月に開校した探究コースは、レポートと実技、クロームブック、テストがありません。
パンフレットもゼロから作り上げることで、その原体験が重要と荒井学校長。
さらに「たくさんの出会いと原体験を授業のなかに取り組んでいきたい」と語りました。
探究コースは、テーマから学ぶため知識が何のために必要になるのか、が理解できます。
社会が最終学歴から「最新学習歴社会」に変化する中で、経験値が重視される、と指摘します。
生徒が卒業後も「必要な学び方をわかっている」ことが重要ではないだろうか?
生徒の可能性、学びを大人が生徒に蓋をしているのではないだろうか?と語りました。
武蔵野大学附属千代田高等学院:荒木貴之校長
2018年4月から女子部に加えて新たに共学部が開校した武蔵野大学附属千代田高等学院。
国際バカロレア(共学)を含めた、5つのコースにさらに来年度からMIコースの6コースになります。
武蔵野大学附属千代田高等学院の荒木校長は、いろいろな方が学校に集まって、いろいろな学びが集まる。
また、学べる場所は限定されないと話します。
同校は、札幌新陽高等学校、ワシントン州シアトル市にあるBellevue Children's Academy、東京都立八丈高等学校と連携し、新入生オリエンテーションなどを開催しています。
会場には海外からの帰国し、来年度から同校の国際バカロレアコースに入学予定者も登壇し、日本語DPを選んだ理由などを説明。
学校の紹介では、花王とコラボレーションした女子部リベラルアーツコースの取り組みなども紹介しました。
また、2019年4月にMI(メディカル・インテリジェンス)コースも開校予定です。
MIコースのアドバイザーに作家・医師の米山公啓氏が就任します。
臨床の現場から、MIコースの開設にあたり、医療の現場では倫理、人間力が重要。
医学を目指すためには、人間探究、生命探究などが必要になる、と指摘します。
荒木校長は、プレゼンのなかで次のように答えました。
学校は、生徒が未来の準備をする場所であり、そのためには、多くのチャレンジをして欲しい。
失敗は、チャレンジの証で、頑張る人を応援する学校でありたい、と語りました。
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。