【連載3】探究型の参加型説明会が面白い!
独自の探究型学習を実施し、注目を集める教育業界の5校の校長・副校長による合同説明会が武蔵野大学附属千代田高等学院で開催されました。
連載3回目は、武蔵野女子学院中学校・高等学校:日野田直彦校長のプレゼンをご紹介します。
▼ 連載1の青翔開智中学校・高等学校の織田澤博樹副校長と学校法人堀井学園の堀井章子総合企画室室長のプレゼンはこちらを参照ください。
▼ 連載2の札幌新陽高等学校:荒井優 学校長、武蔵野大学附属千代田高等学院:荒木貴之校長のプレゼンはこちらを参照ください。
武蔵野女子学院中学校・高等学校:日野田直彦校長
2019年4から武蔵野大学中学校・高等学校と校名を変更し、共学化する同校。
今年度から大阪府立箕面高校の大改革と海外進学率で日野田直彦校長が就任し、注目が集まります。
急速に進むグローバル化、教育改革、雇用問題、シンギュラリティ(AIが人間の知能を超える技術的特異点)など、人間社会を取り巻く環境の変化をデータとともに同校の教育改革とリンクしたプレゼンでした。
「今」どのような学校を選ぶか?によって将来が変わること。
さらに同校がどのように改革を進めているのか、を面白く説明されました。
世界がどのように変わるのか?2050年の人口推移から成長する国を指摘。
人口が減少する日本、急速に人口が増えるナイジェリアなどの国々。
衰退する国で活躍するのか?それともこれから大きく成長する国で活躍するのか?
人口とともに、GDPも大きく変化します。
インドネシア、ブラジル、メキシコの次に日本。
未来の世界の動きから何が今、必要なのか?突き詰めていきます。
そこで日野田校長がひとつの例として指摘したのが、こちらの企業です。
▼ JUMIA社は、ナイジェリアに本社があり、アフリカでオンライン通販を展開しています。
2012年創業で14カ国で展開しています。
ナイジェリアは、2050年に人口が5億人を越え、経済規模も世界トップ10に成長すると予測されています。
今の中高生が大人になった時にどのような環境になっているのか?
急速に成長する国、大陸があるなかで、今、どのような教育が必要となるか?
世界中で新たな教育機関が未来に合わせたスクールを展開していることを指摘します。
スウェーデンの教室も時間割もない学校 ヴィトラ・スクール(VÄLKOMMEN TILL VITTRA)。
建築家ローザン・ボッシュが手がけた校舎もカラフルでスウェーデンスタイルです。
インドネシアのバリにあるGREEN SCHOOL。
竹でできた校舎とバリの自然がキャンパスです。
世界が大きく変化するなかで、自分がどこから来て、どのような人間で、何をしたいのか?
自分を相手に伝えて行く力が必要です。
その点を踏まえ、日野田校長は、次のように指摘します。
同校は、外部企業との連携、スカイプ英会話、ハードな国内外留学、さに海外進学説明会で同校の生徒のマインドセットを進めています。
そして、上記のように「3年後の武蔵野」を約束しています。
実現の方法は、先生も生徒と一緒に学ぶ集団となり下記の点を踏まえ実施して生きます。
日本一の英語教育として、中学で週8時間、高校で週5時間+グローバル2時間、土曜選択で2時間を実施し、TOFELで中学から入学した生徒は80点を目標としています。
日本一の国語教育として、センター試験の改編もあり、次の「国語四技能」を定着させます。
1.アカデミックスキル 2.プレゼンテーション 3.ネゴシエーション 4.仮説検証・即門即答
土曜選択授業は、外部の最先端の授業を導入していきます。
英語を諦めず、様々な社会課題に取り組む「世界市民」を育てています。
最後に日野田校長は、次のように語りました。
一緒にワクワクしませんか?
世界を救う勇者を探してします。
中学生対象のウィンターキャンプも開催!
同校で中学生を対象にウィンターキャンプが2018年12月24日 (月)-12月27日(木)に同校で開催されます。
UWC ISAK Japanなどでマインドフルネスを指導して来たイマジネックスが担当します。
日程 2018年12月24日 (月)-12月27日(木)
時間 9時-17時(日帰りプログラム)
場所 武蔵野大学中学校・高等学校キャンパス(現:武蔵野女子学院中学校・高等学校)
住所 〒202-8585 東京都西東京市新町1-1-20
対象 中学1年生-高校3年生
定員 50名※先着順
参加費 49,800円(税込)
▼ お申込みはこちら。
2018年12月24日 (月)-12月27日(木)、武蔵野大学中学校・高等学校キャンパス(現:武蔵野女子学院中学校・高等学校)で開催されます。
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。