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【インタビュー】エプソムカレッジ マレーシア校 マシュー・ブラウン校長

【インタビュー】エプソムカレッジ マレーシア校 マシュー・ブラウン校長

英国名門エプソムカレッジがマレーシアに開校したマレーシア校。創立から10年目を迎え、アジアのボーディングスクールの注目が高まってきました。編集部では、2月に同校のオンラインイベントを開催しましたが、300組近いご家庭から申込みがあり、申込みの理由が「母子留学」「教育移住」が30%を超えていました。10年目を迎えたエプソムカレッジマレーシア校についてマシュー校長先生にインタビューをお願いしました。


英国名門エプソムカレッジがマレーシアに開校したマレーシア校

マシュー校長とエプソムカレッジマレーシア校の生徒たち。

英国の名門エプソムカレッジが海外に初開校したのがエプソムカレッジ マレーシア校です。
編集部では、2月に同校のオンラインイベントを開催しましたが、300組近いご家庭から申込みがありました。

申込みの理由が「母子留学」「教育移住」が30%を超えており、改めて海外で教育を受けたい、というご家庭の意思を強く感じました。

エプソムカレッジマレーシア校は、東京ドーム7個分の敷地に建てられています。

今年3月、4月に東京、大阪でイベントが開催されます。

<エプソムカレッジマレーシア 留学フェア 2024>

日時:2024/3/3(日)午前10時半〜
会場:ビジョンセンター品川

日時:2024/4/21(日)午前10時半〜
会場:AP大阪茶屋町

▽ お申し込みはこちらから。

アジアに広がる英国系インターナショナルスクール

英国、スイス、アメリカの伝統的なボーディングスクールに対し、21世紀に入りスポットライトを浴びているのがアジアのボーディングスクールです。

同校には、多くの日本人も通っており、今年、創立10周年を迎えました。
エプソムカレッジマレーシア校のマシュー校長に背景と同校の今についてお伺いしました。

村田:マシュー校長、本日は、インタビューにお時間をいただきありがとうございます。
エプソムカレッジ マレーシア校には、多くの国から生徒が集まっています。
その中でどのくらいの日本人の生徒が学んでいるのでしょうか。また、何年生から寮に入ることが可能ですか?

マシュー校長:エプソムカレッジマレーシアには現在約600名の学生が在籍しており、その国籍は29カ国と多様性に富んでいます。

2014年の開校以来、日本人のご家族から高い支持と評判を得ており、海外からの留学生のうち、日本人生徒も多く在籍しております。

当校では、10~11歳の小学校卒業間近の生徒を全寮制で受け入れています。ボーディングを始めるのに最適な年齢は11~12歳です。

なぜなら、一般的に生徒はこのくらいの年齢までに自立し、寄宿舎での経験を楽しむのに十分なほど成熟しているからです。

通学制もあり、幼稚部から小学生は、通学が中心。

村田:多くの国の生徒を見ている中で、日本人の生徒の資質として御校が注目している部分を教えてください。
また、校長としてどのようにその能力を育むようににされていますか。

マシュー校長:当校では、入学プロセスにおいて総合的なアプローチをとっています。重要な要素は、学生の姿勢と学習意欲です。エプソムカレッジマレーシアでは、学問を大切にするコミュニティーの形成を目指しています。

私たちは、学ぶことを愛し、教育を贈り物と考え、良い変化をもたらすための強力なツールと考える学生を大切にします。

私たちは、優しさとマナーを第一に考え、学習コミュニティに積極的に貢献する生徒を求めています。また、生徒たちに望む行動の見本となるため、我々スタッフが模範を示しています。

村田:学力・スポーツや部活などで活躍している日本人の生徒の特徴、または傾向があったら教えてください。

ECMゴルフアカデミー用の練習場もまもなく完成します。

マシュー校長:日本人の生徒は、他のエプソム生と同様、学校生活に深く関わっています。スポーツ、音楽、演劇を含む無数のアクティビティに参加するほか、ダイナミックなスーパーカリキュラープログラムを通じたアカデミックな活動にも参加しています。

毎日午後には、学習面だけでなく、個人的、社会的な面でも生徒の学習と成長を豊かにするために、膨大な数のCCAアクティビティが用意されています。

ムラトグルー・テニス・アカデミーでも日本人の生徒が活躍しており、そのうちの一人は10歳以下の女子テニスでマレーシアNo.1にランクされています。

村田:テニスで活躍されている日本人の生徒さん、未来が楽しみですね。

<エプソムカレッジマレーシア 留学フェア 2024>

日時:2024/3/3(日)午前10時半〜
会場:ビジョンセンター品川

日時:2024/4/21(日)午前10時半〜
会場:AP大阪茶屋町

▽ お申し込みはこちらから。

村田:御校を語る上で、寮について触れたいと思います。
寮生活を通して生徒が伸びるポイントを教えてください。
特に思春期のお子さんも多いと思いますが、人格形成において御校の寮で注意している点を教えてください。

寮でくつろぐ生徒たち。

マシュー校長:当校の英国式ボーディング・システムでは、女子生徒と男子生徒がそれぞれ寮に入ります。

寮生は、各ハウスに配属された生徒の間に、協力的な人間関係を育み、生徒の成長と発達の中心となるものです。

経験豊かなハウスマスターとハウスミストレスは、明確な日課を設け、生徒の整理整頓、自己規律、自立心を養うために、明確な期待値を設定します。

例えば、社交イベントやコンペティションの企画、ベイクセールやポップアップショップの立ち上げによるチャリティのための資金集めなど、生徒が共同でプロジェクトやイニシアチブを行う機会が数多くあります。

このようなイベントでは、生徒たちは同じ友人グループやクラスではない他の生徒たちと協力する必要があります。思春期は難しい時期なので、1対1でガイダンスとサポートを提供するカウンセラーを利用することができます。

村田:寮の生活が自立のために重要なことがわかりました。寮生活を経て学びを磨いた御校の生徒は、どのような進路に進むのでしょうか。
どのような理由で大学選びをしているのでしょうか。また日本人の卒業生は、どのような進路を選ぶことが多いでしょうか。

マシュー校長:生徒が当校を選ぶ理由は、最高の成績を収めるために最適な学習環境を求めているからです。

当校の生徒たちは、大学進学やその先の進路に向けて、当校のスタッフやチューターから受ける個人的なサポートを高く評価しています。

当校の校風と精神は、生徒が安心して挑戦し、探求し、チャレンジできるものです。

当校の経験豊かな高等教育ガイダンス・チームは、世界中のあらゆる大学への出願手続きをサポートします。
当校の日本人学生も他の学生と同様に、あらゆる専門分野の多様な進路を選択しています。

村田:御校に志願を考えているご家庭も本記事を多く読んでいます。日本から志願を検討しているご家庭に校長先生からメッセージをお願いします。

マシュー校長:当校では、海外にお子様を単身留学でフルボーダーとして留学させることがご家族にとって重要な決断であることを理解しています。
ですから、当校では皆様をお迎えし、当校の校内や施設をご案内し、進学相談を承ります。

また、その決断を容易にするために、当校では合格者に1週間の体験入学の機会も提供しています。
さらに、サマーキャンプ、ウィンターキャンプ、スプリングキャンプを通してお子様に当校を体験してみてはいかがでしょう。

お子様はエキサイティングなホリデープログラムを楽しみながら、マレーシアでのボーディングライフを垣間見ることができます。

admissions@epsomschool.com までお気軽にお問い合わせください。

英国発祥の学校らしく生徒は、制服を着こなしています。

<エプソムカレッジマレーシア 留学フェア 2024>

日時:2024/3/3(日)午前10時半〜
会場:ビジョンセンター品川

日時:2024/4/21(日)午前10時半〜
会場:AP大阪茶屋町

▽ お申し込みはこちらから。

この記事の記者

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。

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