幼児から探究的に学ぶ
社会の変化とともに、国際バカロレアなど探究的に学ぶカリキュラムが世界的にインターナショナルスクールやプリスクールでも積極的に取り組まれています。
国際バカロレアのPYPは3歳から12際を対象としています。
日本の学年に換算すると幼稚園年少から小学校6年生を対象としています。
国際バカロレアのPYPを導入している学校は、インターナショナルスクールを中心に23校が認定されています。
その中で探究的なカリキュラムとしてイギリス発祥で2000校、90ヶ国で採用されているのが、IPCです。
▼IPC(International Primary Curriculum)
International Primary Curriculum
http://fieldworkeducation.com/curriculums/primary-yearsFieldwork Education offers the IEYC, IPC and IMYC and has been improving learning in schools worldwide for over 25 years.
IPCにはユニットと呼ばれるテーマがあり、入り口は、エンターポイント(Enter point)と呼ばれ子どもたちの興味や関心を引きだすところから始まります。
その次に知識の畑(Knowlege Harvest)でテーマを理解し始めます。
知識の畑で得た新しい知識を子どもたちは日常のなかでどのようにそのテーマが該当するのか、含め社会、仕組みのなかでテーマの本質に迫っていきます。
日本では、聖心インターナショナルスクールやサンモールインターナショナルスクールがIPCを採用しており、海外では、オランダのハーグにあるThe International School of The HagueやNexus World-Schoolなどが採用しています。
なお、アメリカにあるプリスクール向けのInternational Preschool CurriculumとイギリスのIPC(Internatinal Primary Curriculum)とは、別のものです。
今回、編集部が注目したのが、神奈川県大和市にあるセントラルフォレストインターナショナルスクールです。
セントラルフォレストインターナショナルスクール(神奈川県大和市)
IPCで探究的に学んでいる神奈川県大和市にあるセントラルフォレストインターナショナルスクールでは、2歳から6歳までのお子さんが学んでいます。
同校の探究的な面白さを編集部がピックアップ!
生徒構成は、外国人の生徒が30%前後、ダブルやクォーターの子を含めると多様な生徒が英語で学んでいます。
同校は、東急田園都市線と小田急線が交差する中央林間駅から徒歩5分とアクセスも便利です。
スクールバスも相模大野駅、町田駅、大和駅、南林間駅などからも出ています。
探究的に学ぶ授業風景
探究的な学びを授業風景からピックアップしてみました。
最初は、こちら。
食紅を使った実験。
ペットボトルに水を入れて、そこに食紅がどのように広がるのか?
表面張力とインクの重さ、水流などを実験を通して体験していきます。
フェルトでラグビーボールを作り、それを使ってラグビーをする園児たち。
素材を使って作ること。その先に「活用する」ことでもの作りの仕組みを理解していきます。
好奇心のスイッチ
探究的な学びのためにエントリーポイント、そして、知識を体得する『なるほど体験』にフィールドトリップ(遠足)が入っています。
微弱な電気を読み取る遊具で学ぶ園児たち。
水面に船を浮かべ、空気抵抗、水面張力に対し、ストローで帆船を動かす実験。
小さな海賊が可愛らしいですね。
顕微鏡の先に見えるのは?
順番に発見していく楽しみを体験する園児たち。
浴衣デーで、日本文化を着ることから、テーマを理解し、紹介し合う。
多様性とともに日本文化という深さを理解していきます。
ミニオリンピックをする4歳児クラスの園児たち。
お友だちと協力していくこと。探究するには、友情も必要です。
2歳児クラスは、「水と砂」を理解する最終授業は、子供たちが大好きなアイスを使った実験?アイスクリームをどのように削り、掬っていくのか。学ぶ楽しさですね。
「海賊」にちなみ公園で宝探しをする2歳児クラスの園児たち。真剣な眼差しですね。
楽しみながら学びます。
創造性を育むペイント。園児の成長とともにカラーリング、ペインティング、ドリーイングも変化していきます。
「食物」をテーマで、農産物直売所に買い物に行く園児たち。この後、園児たちは買ってきた農産物を試食しました。
世界地図と生態系を理解する園児たち。
これも実験!家ではできないですね。コーラとメントス。
「食物」をテーマに、ピザを作って食べる園児たち。食品衛生と材料と調理。味覚も育ちますね。
恐竜まで遠足に登場する同校。テーマを楽しく、そして好奇心を通して育んでいるのが伝わってきますね。
パジャマパーティーももはや「家に帰りたくない」レベルですね。
七夕も、願いとともに多文化理解ですね。
今回、編集部がピックアップした探究的に学ぶセントラルフォレストインターナショナルスクールの面白さ。
写真からも伝わってきたのではないでしょうか。
セントラルフォレストインターナショナルスクールでは、個別入学相談も開催しています。
日本語・英語でも対応してくれるので、まずはお電話で見学からスタートしたいですね。
お問い合わせ
Central Forest International School
セントラルフォレスト インターナショナルスクール
〒242-0007 神奈川県大和市中央林間2-5-18
HP:http://central-forest.com/index.html
TEL:046-259-6440(日本語・英語でも対応)
E-mail:school@cfis.jp
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インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、日本経済新聞やフジテレビホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。