いままで受けてきた教育と、将来の教育の方向性について
- 最近教育事業を起業することとなり、将来の教育の方向性に関する様々な議論に興味を持って接し始めました。
- 特に、子供たちに将来身に着けて欲しいスキルにはなにかを模索しています。
- そのプロセスの中で、自分自身が受けてきた教育とインターナショナルスクールの教育を対比しながら将来の教育の方向性にも考えを巡らせています。
いままで受けてきた教育=正解を求める訓練
改めていままで経験してきた教育と受験戦争を振りかえると、そこでは常に”正解“にいかに早くたどり着くことが優先され、その訓練を積んできたように思います。
一方で、将来大勢の子供たちが働くことになる会社や企業に目を向けると、そこではほとんど全てが ”いままでになかった” 製品やサービスやビジネスモデルを作ることが主な目的となっており、競争力の源にもなっているのが現実です。
”いままでになかった” 画期的な製品やサービスの例としては 懐かしのVHS レコーダー、ウォークマン、ファミコン、iPod、iPhone, 数々のゲームアプリ(例えばポケモンGO)などがすぐに思いつきます。
これらは、“正解を求める“ 方法では決して生まれてこなかったであろうイノベーションであり、会社や企業に勤めて初めて ”正解のない“ 問題に直面し、試行錯誤しながら”イノベーションスキル“を学ぶ方が多いのではないでしょうか?
このことから、いまの”詰め込み型“ 教育から学ぶスキルと、グローバルビジネスリーダーや企業経営者が若い人たちに求めているスキルがとつてもなく乖離しているように思えてなりません。
26年間勤めた外資系大手メーカーの研究職でも、常に“Innovation (技術革新)” と “Obsolete the way we currently follow (古いやり方・いままでのやり方を捨て去る)” を要求されていました。
しかし、“正解を求める”教育を受けた経験では一体どこから手を付けていいのか検討もつかず、入社当時の新製品開発のプロジェクトで悩んだ日々を思い出します。
今後必要とされる教育=探求的な学び
自分自身が経験してきた教育とは対照的に、メーカーでの海外勤務の関係で娘たちが通うことになったインターナショナルスクールの教育方法に触れ、まさに”目から鱗”の体験をすることになりました。記事はこちら
http://istimes.net/articles/717
こどもたちは小さいころから“探求な学び”を体験し、既に”正解の無い“課題に取りくみながら”考える力” を日々鍛えています。これこそまさに自分が新製品開発部門で日々行っている事でした。
この体験が、新入社員の頃、同じ時期に入社した欧米人の社員たちのことを思い出させてくれました。
その当時は、彼らが新製品開発にかかわる仕事の中で、自分よりもいろいろな面から”成熟“していたように漠然と感じていました。
教育の違いや学んできたスキルがその後の人生に与える影響、それを、インター教育を知ることにより深く考えさせられました。
もちろん、新しい製品やアイデアを生み出すための基礎知識は必要であり、その知識を学ぶ教育はこれからも必要です。
しかし、今は様々な情報が一瞬のうちにインターネットで検索出来て、技術革新がかつてないスピードで進む世の中。
その世の中では、“何かを知っている”ことよりも、持っている知識や経験をもとに、それらを融合して、新しいものや価値を生み出していく”探求型“スキルが今後より大切になってくると思われます。
そして、そのスキルは、子供たちが将来どのような職業についても必ず役に立つはずです。
昨今、文部科学省が提唱する“アクティブラーニング”(能動的学習)や”2020年大学入試改革“に関する記事が様々なメディアで話題になっており、日本の教育も今後、”探求型“に舵を取り始めることに大いに期待をもっております。
それと共に、自身の教育事業でも、この”探求型“スキルを伸ばす経験ができるプログラムを作り上げていきたいと思っております。
お問い合わせ
子供たちが自分自身の人生のリーダーになり、グローバル市民として豊かに生き抜くためのスキルを学ぶことができる経験を、ワークショップなどを通して提供する。
会社名: WINGS EDUCATION 合同会社
URL:http://wings-edu.strikingly.com
E-mail: han.s@wings-edu.com
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頭の良さだけでは成功できない?21世紀になって見えてきた非認知スキルの重要性
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