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【2022年】虎ノ門に1,200名規模のインターナショナルスクールが計画へ

【2022年】虎ノ門に1,200名規模のインターナショナルスクールが計画へ

森ビルが、東京都港区で再開発が進む虎ノ門に1,200名規模のインターナショナルスクールを誘致する計画がわかりました。虎ノ門ヒルズがあり、その周りに超高層3棟が建設され、東京オリンピック開催に合わせて日比谷線の新駅ができる予定です。六本木ヒルズ、元麻布ヒルズと再開発にインターナショナルスクールを誘致してきただけに注目です


東京都港区虎ノ門の再開発

東京都港区で再開発が進む虎ノ門地域。
森ビルが、虎ノ門に1,200名規模のインターナショナルスクールを計画していることがわかりました。

近くには、外務省の飯倉公館があり、サウジアラビア大使館などがあります。

なお、都心部にできるインターナショナルスクールの課題は、グラウンドですが、素案では約1,800m²のグラウンドも確保できる見通しです。

森ビルのプレスリリースより引用

現在、再開発に先行して、虎ノ門ヒルズが建っています。
さらにその周りに超高層3棟が建設され、東京オリンピック開催に合わせて日比谷線の新駅ができる予定です。

虎ノ門の再開発は、公共交通機関と一体開発することで国際競争力のある街づくりが進みます。

日本にある外資系企業の1/4が集まる港区

現在、日本にある外資系企業は約3,000社。
その1/4となる約800社が港区にあります。

また、港区の人口が約25万人に対し、外国人居者数は、約19,000人。
都心3区(千代田区、港区、中央区)の中で最も多くの外国人が住んでいます。

参考:千代田区 約2,600人、中央区 約5,600人

日本には、約150以上の駐日外国大使館がありますが、港区は、80カ国以上の大使館があります。

ちなみに都心3区(千代田区、港区、中央区)では、千代田区に13カ国、中央区に2カ国の大使館があり、80カ国以上の大使館が集まる港区との差は明らかです。

2020年に向かう国際教育

東京都では、2020年の東京オリンピックに向けて公共交通機関から教育までグローバル化に取り組んでいます。

教育では、外国語力の向上を推進し、国際交流で国際理解教育を推進するため、次代のグローバル人材育成に向けた学校の取組を支援する10校を「東京グローバル10」として指定しました。

この秋には、都立国際高校の国際バカロレアコースの第一期生がDP試験を受ける予定です。
また、東京大学の合格者数が急増する都立日比谷高等学校、初の都立小学校が開講予定の都立立川国際中等教育学校などが「東京グローバル10」に指定されています。

▼東京都は、港区白金に新国際高校を開校を計画。さらに江東区に英語村、立川市で国際教育の小中高一貫校を計画しています。

東京都が新国際高校、英語村、小中高一貫校と国際教育で放つ3本の矢に注目!

http://istimes.net/articles/919

東京都教育委員会が矢継ぎ早に打ち出す国際教育の軸。2020年の東京オリンピックを控え、英語村、新国際高校、そして、小中高一貫校も国際教育。東京都が攻める3本の矢についてまとめてみました。

都立国際高校の国際バカロレアコースが在京外国人の受け入れをしていますが、外国人の転勤族の子弟を受け入れるのは、一部を除きインターナショナルスクールが中心です。

都心3区でインターナショナルスクールが増加

外国人子弟の教育機関が少ないことで、駐在員にとって生活しにくい都市となり、結果的に都市の魅力が薄れ、外国からの投資が増えない点が課題となってきました。

そこで、2020年のオリンピックを契機に、世界の都市と比較して「東京」の国際競争力を高めるため駐在員の教育インフラとしてインターナショナルスクールの整備が進んでいます。

東京駅前にインターナショナルスクールが計画へ。

http://istimes.net/articles/871

東京駅前の八重洲口の再開発に伴い外国人向けのインターナショナルスクールが計画されていることがわかりました。東京都中央区八重洲二丁目の再開発では、竣工を2023年度としています。開校されるインターナショナルスクールの詳細は公開されていません。東京駅前にできるインターナショナルスクールとして注目を集めそうです。

編集部の調べでは、インターナショナルスクールの空白地であった千代田区に2018年4月に千代田インターナショナルスクール東京が開校に向かうのを皮切りに、日本橋の再開発でもインターナショナルスクールが開校計画されています。

▼都心3区でインターナショナルスクールの計画が進む。

虎ノ門のインターナショナルスクール計画を含め、千代田区、中央区、港区と都心3区にインターナショナルスクールが計画されています。

インターナショナルスクールとコラボする森ビル

都心の再開発とインターナショナルスクールは、グローバル戦略の一つとなっていますが、虎ノ門の再開発も手がける森ビルは、先駆者です。

森ビルは、六本木ヒルズの再開発で、アメリカンスクール・イン・ジャパンのELCを誘致、開校。
六本木ヒルズから近い元麻布ヒルズの再開発では、西町インターナショナルスクールを誘致し、開校ています。

外国人駐在員が住むレジデンス棟に近いところにインターナショナルスクールの幼児部を作ることで、外国人駐在員が子育てしやすいようにしています。

虎ノ門再開発では、幼児部から中学校までのインターナショナルスクールを計画しています。

どのようなインターナショナルスクールができるのか?

現在、都心部にインターナショナルスクールは増加傾向にあります。
インターナショナルスクールもカリキュラムも様々で、編集部の分析では都内に少ないのが、下記の2つスクールです。

1、イギリス系カリキュラムのスクール
2、海外のボーディングスクールの分校

イギリス系のスクールとして、ブリティッシュ・スクール・イン東京がありますが、厳密に言うとインターナショナルスクールではありません。

海外のインターナショナルスクールはイギリス系のカリキュラムを採用しているところも多く、東京に駐在してもイギリス系のカリキュラムで学びたいニーズが近年増えてきました。

その背景には、インドや中東など旧英国の植民地だった国々の急速な発展があります。
経済成長とともに、インドや中東など旧英国の外国人が来日するケースが増えており、そのニーズに対応しきれていないと考えられています。

また、東京だけではなく日本には、現在のところ海外のボーディングスクールの分校がありません。

シンガポール、香港、バンコクなどアジアの主要都市には、ボーディングスクールの分校がありますが、東京および日本にはありません。

アジア間の国際競争力を考えると、首都東京にボーディングスクールの分校がない現実は、不自然です。

今後、海外からの駐在員が住みたい都市になるためには、ボーディングスクールの分校の開校が待たれます。

こちらも参考にしたいですね。

【千代田インター】先生も来日。校舎も明らかに!千代田インターナショナルスクール東京

http://istimes.net/articles/1024

東京都千代田区に2018年4月に開校予定の千代田インターナショナルスクール東京(以下、CHIST)の校舎ができてきました。また、先生方も来日し、オープンスクールの日程も公表されました。開校に向けて注目が集まるCHISTの続報をお伝えします。

ボーディングスクールのスゴイ学費。世界トップに人脈を作るには、やはりお金がかかる?

http://istimes.net/articles/775

世界トップの子弟が学ぶボーディングスクールの学費とはどのくらいかかるのでしょうか。中学校・高校で培った人脈は、一生続きます。ボーディングの学費とその施設を中心にまとめました。

インターナショナルスクールの「トリセツ」〜7分30秒で丸わかり〜

http://istimes.net/articles/805

インターナショナルスクールとはどんな学校なのか?どのように学ぶのか?どのような生徒が通っているのか?また、どのような保護者が通わせているのか?などインターナショナルスクールについて取材を通してまとめました。乳幼児が通うプリスクールではなくインターナショナルスクールについてのまとめです。

インター受験の成功術〜プリスクールからどうやってインターに合格するか?

http://istimes.net/articles/845

プリスクールからインターナショナルスクールを受験した場合、どのように対策を考えれ良いのでしょうか?意外と知られていないインター受験術。その方法と対策についてまとめました。インターナショナルスクールの小学部に進学したい、と考えたら一読してください。

この記事の記者

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。

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