国際バカロレアには、ジョン・レノンのimagine が宿る。
1971年にジョン・レノンとオノ・ヨーコがリリースしたimagine。
その後、賛否両論がおきますが、今だに多くのインターナショナルスクールでも学校行事で謳われています。
▽ imagineのMV。Youtube公式より引用。
Imagine there's no Heaven
It's easy if you try
No Hell below us
Above us only sky
Imagine all the people
Living for today...
Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace
You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will be as one
■和訳
想像してごらん 天国なんて無いんだと
ほら、簡単でしょう?
地面の下に地獄なんて無いし
僕たちの上には ただ空があるだけ
さあ想像してごらん みんなが
ただ今を生きているって...
想像してごらん 国なんて無いんだと
そんなに難しくないでしょう?
殺す理由も死ぬ理由も無く
そして宗教も無い
さあ想像してごらん みんなが
ただ平和に生きているって...
僕のことを夢想家だと言うかもしれないね
でも僕一人じゃないはず
いつかあなたもみんな仲間になって
きっと世界はひとつになるんだ
1968年に創立された国際バカロレア
ジョン・レノンが世界平和を中心に書いたimaginですが、その歌詞と国際バカロレアの理念は、シンクロしています。
▽ 国際バカロレアの使命は、ジョン・レノンのimagineの曲に込められた平和的なメッセージを学ぶことで世界平和を目指しています。
国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。
この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。
IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。
ジョン・レノンとオノ・ヨーコが作中に「Above us only sky(僕たちの上には ただ空があるだけ)」のインスピレーションを感じたニューヨークのセントラルパークには、記念碑が掲げられている。
1971年にジョン・レノンが当時とそして、未来に向けたメッセージから50年。
2021年。
私たちは、それをSDGsとして追い求めているのかもしれません。
コロナ禍の世界で、心を揺らす歌に込められた想い。
それは、同時期に創立された国際バカロレアに込められているようです。
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。