Powered by Global Step Academy    
「日本でインターナショナルスクールに通わせたよ!」母親座談会

「日本でインターナショナルスクールに通わせたよ!」母親座談会

ニューヨークやパリ、ロンドンなどで配布されている海外の駐在員向けのフリーペーパーの「帰国便利帳」。定期的にインターナショナルスクール特集を組んでいます。そこで母親座談会「インターナショナルスクールに通わせたよ!編」をウェブで大公開。


海外の駐在員向けのフリーペーパー「帰国便利帳」

海外の駐在員向けのフリーペーパー「帰国便利帳」。
定期的にインターナショナルスクール特集を組んでいます。

そこで帰国便利帳の「インターナショナルスクールに通わせたよ!編」をウェブで大公開。

海外駐在中のお父さん、お母さんは帰国後のインターナショナルスクール生活をイメージしたいですね。

日本に帰ったら「我が子をインターナショナルスクールに通わせたい」とお考えの方もいらっしゃるはず。

日本に帰ったら、海外で受けさせた教育環境のとの兼ね合いなどから、「我が子をインターナショナルスクール(以下、インター)に通わせたい」とお考えの方もいらっしゃるはず。

今回は、それを実現させた2名のママと、日本にずっと暮らしつつもインターに通わせたママがご登場。
実体験を語ってくれました。アドバイスもいただきました!

Aさん 長男 イギリスに3年(現地校)

Aさん
長男 イギリスに3年(現地校)

帰国後、イギリス式インターに編入学→プライマリーイヤーを終了後、生まれ月の関係で日本の効率小学校に数ヶ月間編入学→都内の有名私立中学に入学。現在12歳

Bさん 長男&長女 イギリスに4年(現地の私立校)、アメリカに2年(現地校)

Bさん 長男&長女 イギリスに4年(現地の私立校)、アメリカに2年(現地校)

イギリスで受験し、現地私立校に編入学→帰国後、イギリス式インターに編入学→アメリカに行き、現地校に編入学→帰国後、再びイギリス式インターへ。

現在11歳と14歳。

Cさん 長女 海外在留歴なし

Cさん 長女 海外在留歴sない

Cさん自身が日本語教育を務めていた都内のインターに、幼〜中学まで在籍→中学を修了後、都内の有名私立校に入学→現在19歳(京都大学2回生)

お子さん達を日本にあるインターナショナルスクールに入学させた理由を教えてください。

Aさん 
うちの息子はイギリスで3年間、英語環境にいたのですが、帰国したのが小2の時だったので「このまま日本の公立小学校に編入学させてしまうと、むこうでの経験が思い出程度になってしまう」と思ったのがインターを選んだ1つ目の理由です。

あとは、夫の仕事の関係で日本と海外を行ったり来たりする可能性があったので、いく先々で教育スタイルがぶれるのがいやっだったというのうのが、もう1つですね。

そのまま海外の学校に戻っても、違和感がないだけの教育を受けさせたいと考えていたので。

Bさん 
うちの娘たちはイギリスとアメリカ、2つの国で現地の学校に通いましたが、帰国後はイギリス式インターに通わせようと決めていました。
英語の勉強というよりは、イギリスの教育スタイルがとても気に入っていたからです。

Aさん
Bさんのお子さんたちも私の子も「イギリスで現地の学校に行き、帰国後にイギリス式インターに編入」したのですが、自然な流れだと思います。
帰国後も、海外で受けさせていた教育スタイルを継続させてあげられるというのは、日本でインターに通わす大きな魅力でした。

Cさん
私は日本にあるインターで日本語教師をしていましたが、夫も私も、英語が特別喋れるわけでもありませんし、正直、「日本の学校でもいいかな」と思っていました。
でも、暗記ばかりじゃなく、子供達自身で考えさせて勉強したり、子どもたち同士を競わせずにのびのびと教育をするようなインターのスタイルがすごく好きだったので、「1年ぐらいお試しのつもりで体験させてみるのもいいかも」と思ったんです。
「その後どうしたいかは子ども自身に決めさせよう」と考えていましたが、娘には合っていたようで、結局、5歳から中学修了までをインターで過ごしました。

Aさん

帰国のタイミングと入学のタイミングは合いましたか?
うちは、夫は4月に帰国したのですが、学校が決まる夏までの間、息子と私の2人だけでイギリスに残りました。

Bさん

うちは2月に辞令が出たのですが、4月にはもう編入していましたね。

Aさん

それは娘さんたちが相当優秀なのね!
インターの場合、純粋な日本人は入学の優先順位が一番後回しになってしまうから、早め早めに動かないと枠がとれないっと言うでしょう?
うちは、「3月に移動の正式発表が出て9月の新学期に編入」という流れだったけれど、かなりギリギリでしたよ。

Bさん

現地で頑張って受験して、私立校に通わせていたのがよかったのかな。
問い合わせをして、学校が作ってくれたリファレンスを送ったら、すぐに「入れます」って。
だから試験も受けなくてよかったんです。

編入学前、学校見学には行かれましたか?

Bさん

実は行けてないんです。
入学してから初めて行きました。
ホームページを見たら悪くなさそうな学校だったので、いいかなって(笑)。

Aさん

うちは3校候補があったのですが、5月に一時帰国して、3校とも見学に行きました。

Cさん

私の場合は、自分が働いていた学校なので見学の必要はありませんでしたが、いい部分を間近で見て知っている一方で「やっぱり日本の教育は優れている」と感じる部分もあって…正直迷いましたよ。

Aさん

基礎の反復という意味では、日本の教育は素晴らしいですよね。

Cさん

特に算数教育に関しては日本の方が優れているかな、と感じますね。
ただ、日本の"お受験"のような風潮が私は嫌いだったので、最終的に子どもをのびのびと教育してくれるインターを選びました。

Aさん

うちは帰国後、日本語の文字教育のために8歳頃から進学塾に入れていたのですが、まわりに感化されて、いつの間にか「自分も当然、日本の中学を受験するもの」と思っていたみたいです。

Cさん

インターから日本の中学校に入れることに抵抗はありませんでした?

Aさん

受験した中学の入学要件を満たすために、数ヶ月ですけど公立小学校に行かせた経験もあったので、抵抗はなかったですね。
それと夫の立場が変わって、家族帯同で海外に行くことも今後はなさそうかな、というのが見えてきたので、逆にこのまま日本的な教育をうけさせないというのもどうなんだろう、って。

今通っている中学は男子校なんですが、欧米系の教育を日本語でやっているだけみたいなところがあるので、そういった意味でも息子には合っているのかな、と思います。
あとは、「団結してみんなで1つのことを成し遂げる」、「みんなのために努力する」という日本の学校らしい感覚が新鮮で、楽しいみたいです。

Cさん

うちの娘の場合は、「海外には行かないから日本の学校に行きたい」と言い出して。インターで中学修了後、日本の私立高校に行ったのですが、帰国子女ではないので義務教育終了試験を受けなければいけないんですね。その試験を受けるために区にお願いをしにいくのですが……いろいろ言われるんですよねぇ。
「日本人なのに、帰国子女でもないのに、必要もないのに、義務教育を受けさせずにインターに通わせていたのに、なんで今さら戻って来るんだ」って。

Aさん

頭きますよね、あれ!

Cさん

うちはインターがたくさんある区だったのでまだよかったですが、区によっては担当者と喧嘩になったり、何年か前は「罰金を払った」なんてケースもあると聞きました。

Aさん

帰国してインターに入れる段階でも、区に報告に行かなければならないんですけど、「あなたは法律違反をしている」と言われますからね。
「今後、戻したいと言っても、日本の学校には戻れませんよ」という脅かしにサインをさせられるんです(苦笑)。

Aさん

帰国してインターに入れる段階でも、区に報告に行かなければならないんですけど、「あなたは法律違反をしている」と言われますからね。
「今後、戻したいと言っても、日本の学校には戻れませんよ」という脅かしにサインをさせられるんです(苦笑)。

Bさん

あった、あった!

Aさん

公立小学校に通わせていた時は「国際社会、国際社会」とあれほど言っていたのに「こういう経歴の人間には冷たいんだな」と、その時はつくづく感じました。

帰国後、インターへの編入学を考えている方にアドバイスをお願いします。

Aさん

日本人枠はただえさえ少ないので「今度帰国するので、入れますか?」ぐらいの軽いお伺いメールだと「日本人に枠はありません」とビシッと断られる可能性が高いです。
「うちはこういう過程で、子どもにはこういった教育を受けさせてきて、だからそちらの学校に通わせたいです」という熱意を伝えれば、先方にも本気度が分かっていただけるのではないかなと思います。

Cさん

公平性を重視する方々が多いので「誰々さんを知っている」といった日本的な"コネ"のアピールも嫌う傾向にありますね。

Aさん

あとは、早め早めの行動でしょうか。
入学にあたって、学校側とのやりとりが必要になってきますが、インターはお休みが多いですからね。書類のやりとりをするだけでも、あっという間に時間が経ってしまうので、少なくとも半年ほど前から動いておくことをおすすめします。

Bさん

あとは、母親がブレないことね(笑)!

Cさん

おっしゃるとおり。
人と比較するのではなく、どんな選択をしても「うちの子はこうなんです」と胸を張れる教育スタイルを貫いてあげることがベストなんだと思います。

「滞在中から知っておきたい日本の教育! 帰国便利帳」(2016年秋冬号)より転載

編集/帰国便利帳編集部、桃井さおり、イラスト/すぎやまえみこ

詳しくは帰国便利帳WEBも参考にしたいですね。

帰国子女を応援するマガジン -帰国便利帳-

http://www.kikoku-benricho.com

帰国子女を応援するマガジン - 帰国便利帳 - 帰国子女のための教育情報が満載、世界9ヵ国14都市無料配布(日本人学校、進学塾、日本食料品店、日系書店等)

“国際家庭教師サービス、国際サバイバル。今すぐ無料体験!”

この記事の記者

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。

関連するキーワード


帰国生

関連する投稿


【インタビュー】フレンズ帰国生母の会

【インタビュー】フレンズ帰国生母の会

30年以上の海外生活教育相談から積み重ねたもの海外赴任先のアドバイス、帰国子女入試・編入など海外生活教育相談を中心に活動してきたフレンズ。そこには、保護者だからできる思いと経験がありました。


国立で初の国際バカロレア認定校 東京学芸大附属国際中等教育学校

国立で初の国際バカロレア認定校 東京学芸大附属国際中等教育学校

2007年4月に開校した東京学芸大学附属国際中等教育学校。ハーバード大学やプリンストン大学などアイビーリーグから東京大学まで幅広く進学しています。前身の附属大泉中学校、高等学校大泉校舎は、帰国子女教育のパイオニアで「国際社会の第一線で活躍する人材を育成」しています。


最新の投稿


英語を強みにする中学受験 ― 求められる力と学年ごとの準備設計

英語を強みにする中学受験 ― 求められる力と学年ごとの準備設計

英語を強みにした中学受験が広がる一方、難関校が求める力は資格試験では測れません。渋渋・渋幕・広尾学園などでは英検1級でも不合格になることがあります。アカデミックな文章を読み解き、論理的に書き、深い思考を示す総合力が問われるためです。こうした力は短期間では身につきません。中学年では内容理解しながら読む経験を積み、学習語彙に触れることが重要です。高学年では英語で学ぶ場面を増やし、5年生で要点をまとめる力、6年生で実践的対策へと段階的に進みます。 学年ごとの役割を理解し、適切なタイミングで準備を重ねることが受験突破とその先の学びにつながります。


KAISにおける「ビジブル・ラーニングについて」  KAISで実践される、研究に基づいた指導とは

KAISにおける「ビジブル・ラーニングについて」 KAISで実践される、研究に基づいた指導とは

学校選びで最も大切なのは「この学校で子どもは本当に学んでいるのか」という問いです。KAインターナショナルスクールは、世界最大規模の教育研究に基づく「ビジブル・ラーニング」を実践し、日本初の認定校となりました。このアプローチでは、子どもたちが「何を学び、なぜ大切か」を常に理解し、基礎から応用へと段階的に成長します。教師は「この教え方は機能しているか」と問い続け、効果的なフィードバックで子どもの成長を加速させます。目標が明確で成長が見える環境では、子どもたちは受け身ではなく主体的な学習者へと変わります。本記事では研究に裏付けられたKAISの教育実践を具体的にご紹介します。


【ビジョン 2035】第5の柱: 英語にふれる機会を増やす

【ビジョン 2035】第5の柱: 英語にふれる機会を増やす

英語力向上には週1回の授業だけでは不十分です。2023年の研究で、わずかな量でも毎日英語に触れることが不定期な学習より効果的であることが証明されています。学校では英語の校内放送やサイン掲示、イングリッシュデーなど日常に英語を組み込み、プロジェクト学習や選択授業を英語で実施することで「受け身」から「能動的」な学習者へ変わります。家庭でも英語番組の視聴や音楽を流すなど、継続的な環境づくりが重要です。英語を試験のためではなく、日々の生活で役立つ道具として実感できる環境が、子どもたちの真の英語力を育みます。本記事では具体的な実践方法を紹介します。


【ビジョン 2035】第4の柱: 正しい第一歩を踏み出すために

【ビジョン 2035】第4の柱: 正しい第一歩を踏み出すために

日本の英語教育の大きな課題は、学習初期からカタカナで英単語を教える点です。カタカナは日本語の音体系で設計されており、英語本来のリズム・強勢・母音を歪めてしまいます。一度カタカナ版の音が定着すると修正に何年もかかり、聞き取りや発音の障壁となります。幼少期は音声発達の敏感期であり、正しい発音習得に最適です。ネイティブ音声教材やフォニックス、オーディオブックを活用し、カタカナに頼らない「本物の英語」で学ぶことが、ビジョン2035実現への確かな第一歩となります。 (文字数:200文字)


学校は社会の縮図 小さな国際コミュニティが教えてくれること

学校は社会の縮図 小さな国際コミュニティが教えてくれること

インターナショナルスクールは多様性が前提の小さな地球。子どもたちは共感力や協働する力を自然に学びます。家庭では「なぜこの学校を選んだか」という対話が重要で、比較ではなく価値観の共有が子どもの挑戦を支えます。「今日何を学んだ?」と問いかけ、「自分も他人も違いがある」という視点を育てることが国際教育の本質です。学校には移動の多い子どもたちに質の高いインクルーシブ教育を提供し、地域に根ざした存在として社会への責任を学ぶ場となることが求められます。


“生徒募集!KAインターナショナルスクール”