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イベントレポート【第1弾】米名門大8校(アイビーリーグ)現役合格の秘訣

イベントレポート【第1弾】米名門大8校(アイビーリーグ)現役合格の秘訣

ローラス インターナショナルスクール オブ サイエンスのサイエンスフェアで開催され、大盛況で終了した教育セミナー『Ivyリーグ現役合格の秘訣』。世界最高峰の大学を目指すにはどのような学生生活を送れば良いのか、当日のイベントレポートをお届けします。


ローラスの教育セミナー

先月、11/12(日)にローラスのサイエンスフェア内にて、教育コンサルタント会社(Foundation Global Education)による教育セミナーが開催されました。セミナーは、『IVYリーグ現役合格の秘訣』、『未来を拓くイノベーターの育て方』、『MITやCaltechを目指して』という3つのテーマに分けて実施されました。

当日参加された多くの保護者のお子様が、まだ乳幼児や幼児でしたが、プレゼンターの内藤雅史氏は、「今だけを見るのではなく、将来まで見越した教育を心掛けて欲しい。是非、お子様には日本の最高学府である東京大学ではなく、海外に目を向けてIvy Leagueに入学できる程に高い水準の教育を与えて欲しい。」と力強く話してくれました。

プレゼンター紹介

●内藤 雅史(Masafumi Naito)氏
内藤氏は、アジア(特に中国)で最大の人気と規模を誇る、教育コンサルタント会社Foundation Global Educationに所属する、日本人唯一の教育コンサルタントです。Foundation Global Educationは、世界中の有名大学やボーディングスクールにコネクションを持っています。有名大学やボーディングスクールの入試担当者から得た情報や独自の受験ノウハウを活かして、アジアを中心に世界中の生徒に進学アドバイスをしています。

アメリカ名門私立大学8校(Ivy League Colleges)

まず、アイビー・リーグ(Ivy League)とは、アメリカ合衆国北東部に所在する、名門私立大学8校からなる連盟の事です。

アイビー・リーグは創立年代が他校と比べて古く(中でも古いハーバード、イェール、プリンストンの創立年はそれぞれ1636年、1701年、1746年)、伝統的なエリート校として知られているため、"Ancient Eight"とも呼ばれています。アルファベット順にブラウン大学、コロンビア大学、コーネル大学、ダートマス大学、ハーバード大学、ペンシルベニア大学、プリンストン大学、イェール大学の8校から構成されています。

元々はスポーツ・カンファレンスでしたが、現在では大学受験や教育において「東海岸のエリート私立伝統校群」の名称として使われ、上流社会の象徴とされています。

なぜIvy Leagueは選ばれるのか

人々がIvy Leagueに憧れる理由として、下記4つが挙げられます。

①教育の質の高さ
Ivy Leagueいずれの大学も、The Center for World University Rankings(CWUR)が発表している、世界の大学ランキングで上位を独占しています。このランキングは、教師の質や論文引用数、研究投資、国際性、産学連携の項目からランク付けされており、Ivy Leagueそれぞれの大学が提供する教育の質の高さが伺えます。


②入学選抜
Ivy Leagueいずれの大学も、学部合格率は5.2%~12.1%という最難関です。世界中から各国のトップ層にランクされる学生を受け入れています。

ハーバード大学を2020年に卒業予定している生徒を対象にした、Foundation Global Educationの調査によると、40,000人の志望者に対して合格者数は2,056人。つまり約5.2%の合格率です。
さらに、合格者の中でアジア人が占める割合は26.6%で、その中でアメリカの市民権を持たない留学生の割合は12.6%です。これは、アジア全体で1学年たったの69人しか入学できていないという計算になります。中国やインドとの人口比も合わせて考えると、日本人にとっていかに狭き門だという事が分かります。

③栄誉
Ivy League各校の卒業生はIvy Leaguerと呼ばれ、彼らはアメリカのエスタブリッシュメント(既得権層)を構成し、政界・財界・官界・学界・法曹界に広範な人脈を形成しています。

Ivy Leaguerと他の最難関大学卒業生との根本的な違いは、前者がこの世界で最も知名度のある学閥・既得権層に所属しているという点です。さらに、数百年の歴史を通じ築き上げた大学の莫大な資産や強固な人脈を通じ、多大な社会的影響力を誇ります。

④キャリア構築
ハーバード大学を2020年に卒業予定している生徒を対象にした、Foundation Global Educationの調査によると、卒業生の初任給のボリュームゾーンは、5~7万ドル(約565~791万円)です。

アメリカで専門職の人材紹介や職業訓練を手がけている、Korn/Ferry International社による2017年春の調査によると、アメリカでの新卒全体の平均年収は、4.9万ドル(約547万円)。意外にも初任給だけ見ると大差が無いように感じます。

しかし、ここにはトリックがあります。昨年度のアクセンチュアのデータによると、2016年のアメリカの新卒の就職率は49%と半分以下。つまり、新卒の平均年収が4.9万ドル(547万円)というのは、卒業後にフルタイムの仕事に就けた人「だけ」の平均の数字で、全体を見れば就職できた学生のほうが少数派というわけです。

つまり、ハーバードの学生は、大多数の生徒が新卒で職を得る事が困難なアメリカで就職できており、さらに平均年収以上の初任給をもらっている事になります。

Ivy Leagueに入学するには

厳しい選抜について理解した上で、それではどうすればIvy Leagueに入学できるのか、入学までのプロセスを5段階に分けて説明していきたいと思います。

通常、日本の大学では、入学試験の結果が最重要視されていますが、海外の大学は、このピラミッドの一番上に向かう程、重要性が増してきます。つまり、通常の学校の成績やテスト結果よりも、教師からの推薦書やエッセイや面接といった生徒個人の能力や資質、魅力が重要になってくるのです。

(1)学業成績(SAT, ACT, GPA)

ハーバード大学を2020年に卒業予定している生徒を対象にした、Foundation Global Educationの調査によると、合格者の平均的なSAT(Scholastic Assessment Test)、ACT(The American College Testing Program)、GPA(Grade Point Average)のスコアは下記の通りです。

このスコアは、いずれも全受験者の中で比較的高いエリアに位置している事が、獲得点数と入学した大学のグラフと比較するとお分かりいただけるかと思います。

アメリカ留学と各テスト| 日米教育委員会 EducationUSA

http://www.fulbright.jp/study/directory/test.html

日米教育委員会は日米両政府からの拠出金により運営され、日米の人物交流による相互理解の促進を目的に、フルブライト奨学金事業、アメリカ留学に関する相談サ-ビス事業を行っています。

上記が一般的な各テストの受験スケジュールですが、内藤氏は「Grade 9(日本でいう中学3年生)よりも、できるだけ早いタイミングから受験対策(SATやACTのテスト対策)を始めて欲しい。」語ります。なぜなら、これらのテストはあくまでピラミッドの一番下の部分。要件を満たされていて当然の部分であり、大きく時間を割く要素ではないからです。

(2)校内/校外の課外活動

日本とは異なり、学生生活における全ての活動が、生徒のバッググランドとして大きく点数になり、成績に反映されます。例えば、クラブ活動や学外での弁論大会、ボランティアなどです。

生徒は、単にテストの成績を上げる事だけではなく、①自分が夢中になるものを見つけ、②プロジェクトを立案し、③実施し、④そのインパクトを評価していく必要があります。特に、生徒が志望している大学の学部専攻に近しい活動をしている程、評価が高くなります。

例えば、文学部を志望している生徒がいたとします。①文章を書くことが好きな生徒なのであれば、②作家クラブを設立し、③共著者を募り、自費出版してみて、④読者からの感想を記録する事、などが評価の高い活動にあたります。

また、休暇中も、無為に過ごすのではなく、サマーキャンプや大学のサマープログラム、企業のインターンシップに参加してみたり、独自でテーマを決めて研究に没頭するといった経験も大事です。

(3)学校同士のコネクションと、教師やカウンセラーからの推薦状

海外の大学では、生徒のみならず、生徒が在籍している学校も考査対象になります。日本と違い、世界はコネクションが幅を利かせる社会なので、有名大学とのコネクション(推薦枠)が多い有名ハイスクール程、入学できる可能性が高まります。

上記の表は、ここ3年間のアメリカの名門大学への入学者数です。アメリカの有名ボーディングスクールはアメリカの大学に強いコネクションを持ち、イギリスの有名ボーディングスクールはイギリスの大学に強いコネクションを持っている事が分かります。

さらに、在籍している学校の教師とカウンセラーからの推薦状も必要です。常に講師やスクールカウンセラーとは良い関係を築き、生徒自身の事を深く理解してもらうように努めたいですね。

(4)出願用エッセイ

生徒の魅力を最大限に引き出してくれる、出願用のエッセイをどう仕上げていくかも非常に重要になります。提出するエッセイ自体は200字程度の簡易なものですが、最低1枚のエッセイに対して、5枚の下書きを書くと言われているので、相当量のライティング能力が必要になります。ネイティブに比肩する英語力が必要という事になります。

(5)面接

最後に面接です。実は、面接は必須ではありません。加点される場合もあれば、その逆も然りなので、戦略的に選択していきたいところです。
面接官は、①生徒の英語力が成績や個人的なストーリーと一致しているかどうか、②生徒がその大学に適しているかどうか、の2点が考査対象になります。

成績は今一歩だけれども、プレゼンテーションが抜群に上手な生徒は、是非選択したい機会です。

(6)具体的な出願スケジュール

最後に、こちらが具体的な出願スケジュールです。①学業(SAT, ACT, GPA)、②校内/校外の課外活動キャリア、③教師やカウンセラーからの推薦状、④エッセイ、⑤面接対策を全て高3の11~12月までに整えて入学オフィスへと挑みます。

学校生活で心掛けたい事

『Ivyリーグ現役合格の秘訣』というテーマで色々とご説明してきましたが、一番重要なのは、お子様の将来の選択肢の幅を広げ、価値を最大化できる学校と経験を選び続ける事です。

その為には、可能な限り早いタイミングで将来を考え、お子様の先天的な個性や能力、興味に沿ったキャリアを選択し、学業スコアと貴重な経験を積み重ね、大学の評判や理想の専攻を天秤にかけながら、最終的な志望校を選定していきたいですね。

この記事の記者

7歳息子と3歳娘の母親。普段は都内にあるインターナショナルスクールのマーケティング部で働いています。

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