Powered by Global Step Academy    
『世界に日本を伝えたふたりの研究者 ライシャワーとシェルビィ ちょっとだけケリー・チャン』

『世界に日本を伝えたふたりの研究者 ライシャワーとシェルビィ ちょっとだけケリー・チャン』

駐日大使を務めたエドウィン・ライシャワー。築地のアメリカンスクール・イン・ジャパンで学び、その後、オバーリン大学、ハーバード大学大学院へ進学しました。また、奥様はアメリカンスクール・イン・ジャパンの同窓生の松方ハルさんで、西町インターナショナルスクールの創設者松方種子さんのお姉さんです。


駐日大使を務めたエドウィン・ライシャワー

Wikipediaより引用

 築地のアメリカンスクール・イン・ジャパンで学び、その後、オバーリン大学、ハーバード大学大学院へ進学しました。

 また、奥様はアメリカンスクール・イン・ジャパンの同窓生の松方ハルで、西町インターナショナルスクールの創設者松方種子のお姉さんです。

 ライシャワーさんは、ハーバード大学で東アジア研究をしていましたが、当時、彼の指導を受けたひとりがドナルド・シェルビィ(Donald Shively)です。

 ライシャワーに師事したシェルビィは、米国における日本研究の第一人者でした。

 彼は主に江戸時代の文化を研究していましたが、特に近松門左衛門作の『心中天網島』を紹介し、高い評価を受けています。また、日本文化・伝統の保存のため、三井文庫へなど協力を惜しみませんでした。

シェルビィの経歴も、ライシャワーに似ています。

Wikipediaより引用

 シェルビィは、キリスト教宣教師の家に生まれました。
 宣教師として赴任していた日本(京都)で生まれ、神戸のカネデイアン・アカデミイで学び、卒業しています。

 同じくキリスト教宣教師の父を持ち、築地で生まれ、アメリカンスクール・イン・ジャパンで学んだライシャワーと似た環境です。

 カネデイアン・アカデミイを卒業後、ハーバード大学で学び、第二次世界大戦に従軍しました。
 戦後、ハーバード大学に復学し、修士・博士号を取得しています。

 カリフォルニア大学バークレー校で大学教員としてのキャリアをスタートし、スタンフォードからハーバード大学に戻っています。

 そして、1973年に創立されたハーバード大学の『エドウィンO.ライシャワー日本研究所』の二代目所長を務めました。

http://rijs.fas.harvard.edu/
エドウィンO.ライシャワー日本研究所

当時、数少ない東アジア研究者だったライシャワーとシルビー。

 日本で生まれ、宣教師の父を持ち、高校まで日本で学んだ二人は息が合ったのではないか、と思われます。

 駐日大使として外交に入ったライシャワーですが、シェルビィは大学教員としての道を歩み続けます。

 ハーバードで指導されていましたが、最後はカリフォルニア大学バークレー校で指導し、2005年に84歳の生涯を終えました。
 米国大陸の東から晩年は西へたどり着いたシェルビィ。

 シェルビィが晩年を過ごしたカリフォルニア。

 彼の目には、太平洋の先に生まれ育った神戸が見えたのかもしれません。

 シェルビィが学んだカネデイアン・アカデミイの校舎は、現在の六甲アイランドにあるキャンパスではなく、灘区の長峰台のようです。

シェルビィがライシャワー日本研究所の所長を務めた1981年から1983年。

当時は、自動車・半導体・農産物(米・牛肉・オレンジ)を代表とする日米貿易摩擦が起きていた時です。

 また、東京ディズニーランドが開園し、任天堂のファミリーコンピューターが発売された当時の日本。

 シェルビィの目に、日本はどのように映ったのでしょうか。

 ちなみにシェルビィがライシャワー日本研究所の所長を務めていた1983年に生まれたのが女優で歌手のケリー・チャン(陳 慧琳、Kelly Chen)。

 彼女は、その後カネデイアン・アカデミイで学んでいます。

 夏休みには地元のパン屋さんでアルバイトもしていたようです。

 ひょっとして、第二のケリー・チャンは、サマースクール「サマーファン@CA」でティーチングアシスタントをしているのかもしれません。

映画「冷静と情熱のあいだ」は、その後大ヒットしました。
インターナショナルスクールの卒業生たち。
その人生は、世界的です。

【参考リンク】
LinkIconエドウィンO.ライシャワー日本研究所
1973年に創立されたハーバード大学の日本研究所
http://rijs.fas.harvard.edu/

LinkIconニューヨークタイムズ ドナルド・シェルビィの追悼記事
http://www.nytimes.com/2005/08/24/books/24shively.html?_r=2&scp=2&sq=albert%20craig&st=cse&

“国際家庭教師サービス、国際サバイバル。今すぐ無料体験!”

この記事の記者

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。

関連する投稿


【港区】にあるインターナショナルスクール(幼小中高)4選

【港区】にあるインターナショナルスクール(幼小中高)4選

東京都港区は、麻布、芝、赤坂、高輪など高級住宅地です。大使館や国際機関が多く、外国人向けのショッピングセンターなども多く、芝公園、有栖川宮公園など自然も豊かです。そのため、多くのインターナショナルスクール、プリスクールがあります。編集部は、早速、港区にあるインターナショナルスクールをリストアップしました。なお、保育・幼稚部のみのプリスクールはリストに入っていません。


【説明会】12/14 六本木アメリカンスクール・イン・ジャパンELC アーリーラーニングセンター

【説明会】12/14 六本木アメリカンスクール・イン・ジャパンELC アーリーラーニングセンター

1902年創立のアメリカンスクール・イン・ジャパン。東京都調布市にメインキャンパスがあり、六本木にELC(早期教育)キャンパスがあります。日本を代表するインターナショナルスクールのアメリカンスクール・イン・ジャパンのまとめです。


【西町】10/13 フードフェアから知る名門インターナショナルスクールの世界〜西町インターナショナルスクールのフードフェア〜

【西町】10/13 フードフェアから知る名門インターナショナルスクールの世界〜西町インターナショナルスクールのフードフェア〜

東京都港区にある西町インターナショナルスクールは、幼稚部から中等部までの男女共学校のインターナショナルスクールです。幼稚部から中等部までの教育課程がある名門インターナショナルスクールです。毎年秋に開始されているフードフェアでは、一般参加ができ、各国自慢のフード、ドリンク、ゲーム、アクティビティが大変な人気です。


【フードフェア】10/7(土)西町インターナショナルスクールのフードフェアが開催!

【フードフェア】10/7(土)西町インターナショナルスクールのフードフェアが開催!

東京都港区にある西町インターナショナルスクールは、幼稚部から中等部までの男女共学校のインターナショナルスクールです。幼稚部から中等部までの教育課程があり、人気のスクールです。毎年秋に開始されているフードフェア。各国自慢のフード、ドリンク、ゲーム、アクティビティが用意され人気です。


【サマー】カネディアン・アカデミイのサマープログラム 2017

【サマー】カネディアン・アカデミイのサマープログラム 2017

神戸の国際バカロレア一貫校のカネディアン・アカデミイでは、サマープログラムを6月から7月までインターナショナルスクール在校生、英語で学んできた経験のある生徒向けのSummer Experience 2017と7月下旬から日本の学校に通う生徒も参加できるSummer Fun@CAを開催します。


最新の投稿


2027年4月、サレジアン国際学園小学校に初心者向け新クラス「SG」誕生の理由とは?

2027年4月、サレジアン国際学園小学校に初心者向け新クラス「SG」誕生の理由とは?

英語経験の有無が、小学校入学の入口を分けてしまう現実があります。英語で学べる小学校への関心が高まる一方、サレジアン国際学園小学校のインターナショナルクラスでは志願者の多くが帰国生やプリスクール出身者でした。こうした状況を受け、同校は、2027年4月、英語未習からでも段階的に世界基準へ接続する新クラス「SG」が始動します。日本語を土台に基礎を築き、徐々に英語へ移行する設計です。日本型インターナショナル教育の進化が進んでいます。


変化する帰国枠入試における算数の役割 ー 主体的な学習姿勢が育てる帰国生の力

変化する帰国枠入試における算数の役割 ー 主体的な学習姿勢が育てる帰国生の力

近年の帰国枠中学入試では、英語力を前提としながらも、国語と算数が合否を左右する重要な科目として位置づけられる傾向が強まっています。本稿では、英語資格による試験免除制度の広がりや、英語で得点差がつきにくくなっている現状を踏まえ、算数の出題内容や難度がどのように変化しているのかを整理しました。あわせて、学校ごとに異なる試験形式や求められる力に着目し、帰国生一人ひとりの学習背景や到達度に応じた学習設計の必要性を示しています。さらに、クラスメイトと学ぶ過程の中で、算数を「できるようになる」だけでなく、「学ぶこと自体を前向きに、楽しさを伴って捉えられるようになる」経験が、帰国生ならではの主体的な学習意欲を高めることにもつながる点を論じています


言葉が広げる子供達の可能性

言葉が広げる子供達の可能性

何気ない大人の一言が、子どもの可能性を閉ざす言葉にも、未来を開く言葉にもなります。何気なく使っている大人の声かけは、学びへの姿勢や自信を静かに形づくっています。本コラムでは、家庭と学校の言葉が重なったときに生まれる、子どもの成長の力を紐解きます。


ビジョン 2035】第9の柱:テクノロジーとグローバル・パートナーシップの活用

ビジョン 2035】第9の柱:テクノロジーとグローバル・パートナーシップの活用

テクノロジーとAIが英語教育を根本から変えようとしています。最新の英語ラボでは、生徒が自分の発音を録音して即座にフィードバックを受け、海外の生徒とリアルタイムで協働プロジェクトに取り組むことが可能です。AIツールは日本人特有の発音の課題を特定し、個別指導を提供。教室の壁を越えて、自宅でも継続的に学習できる環境が整いつつあります。ビジョン2035の実現には、こうした技術を数学や理科と同じように日常的に活用することが鍵となります。未来の英語教育がどう進化するのか、その最前線を紹介します。


【ビジョン 2035】第8の柱:帰国子女の強みを活用する

【ビジョン 2035】第8の柱:帰国子女の強みを活用する

日本は毎年約1万人の帰国子女を受け入れており、彼らは高度な英語力と異文化適応力を持つ貴重な国家資産です。しかし、継続的な支援がなければこれらのスキルは急速に低下します。ビジョン2035の目標達成には、既に高い英語力を持つ生徒の能力維持が最も効率的です。学校での専門プログラム、政府支援、成功事例の共有を通じて、この未活用の強みを最大限に活かし、日本全体の英語教育水準を向上させる連携した取り組みが必要です。


“生徒募集!KAインターナショナルスクール”