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【体験型説明会が面白い!】ついに開校!国際高等専門学校の説明会

【体験型説明会が面白い!】ついに開校!国際高等専門学校の説明会

2018年4月に理工系リベラルアーツとして開校した「国際高等専門学校/International College of Technology(略称・国際高専/ICT)」。理工系リベラルアーツのボーディングスクールとして注目を集めています。編集部は、注目を集める国際高専の説明会に同行!体験型の説明会をレポート! 取材・撮影=干川美奈子 編集=村田学


ついに開校!理工系リベラルアーツの国際高専

ついに理工系リベラルアーツの国際高専が開校!。
編集部では、国際高専の学びに注目してきました。
2018年4月に開校した同校で初の説明会が開催されると聞き、編集部の干川記者が同行レポート。
その魅力に迫ります。

ちなみに同校では、国内外の中学生を対象に石川県白山麓キャンパスでAll EnglishのSTEAM系サマーキャンプ(6泊7日)を開催します。

デザイン思考をベースに、ドローン、3Dプリンター、レゴのEV3、遺伝子解析ツールなどの最新テクノロジーに触れるのみならず伝統工芸の体験も予定しています。

2019年6月24日(月)から6月30日(日)のサマ〜スクールです。

詳しくは、こちら!

Summer School 2019 国際高等専門学校 サマースクール

https://www.ict-kanazawa.ac.jp/admissions/campus_visit/ict-global-summer-camp-2019/?fbclid=IwAR0ascet9a1T2bKYYngcIu23qjlOXfKfKDmOpX1-5cm0budpyJ3BYj-zA-g

15歳から英語で学ぶ国際高専は、中学校を卒業して入学する高等教育機関です。 サマースクール を開催いたします。詳しくはこちらから。

そもそも国際高専は、高校やほかの高専とどう違うの?

今年から「英語で学ぶ欧米型全寮制スクール」や1年間の海外留学を取り入れた教育制度としてスタートした「国際高等専門学校/International College of Technology(略称・国際高専/ICT)」。

▼寮に戻っても共に学ぶ。国際高専の公式インスタグラムより引用。

将来を見据えて中学卒業後にどんな進学先に進もうかと考えている中学生の皆さんのなかには、注目しているという方もいるかもしれませんね。

一般的に高等専門学校(高専)に進学すると、5年間で高等学校(以下、高校)の学習内容に加え専門的な職業知識を身につけ、企業に就職したり、より高度な技術を学ぶために大学に編入したりといったコースを歩みます。

一般的な高校に進学して学ぶよりも企業の即戦力となるので、就職率がほぼ100%と高いことが最大のメリットともいわれています。

▼アメリカのローズ・ハルマン工科大学とロチェスター工科大学とマレーシア日本国際工科院(MJIIT)の学生と交流する学生たち。国際高専の公式インスタグラムより引用。

国際高専も前身となる学校が2つあって、1957年に開校した北陸電波学校、1962年に開校した金沢工業高等専門学校と、多くの卒業生を輩出してきました。

しかし、技術が進化して企業間の競争が激化しているいま、世界で活躍できる人材になるためには、常に問題を発見してそれを変革できる新しい技術を生み出せる人(=イノベーター)であることが、技術者に求められるようになってきました。そこで金沢工業高等専門学校は、国際高等専門学校と名称変更し、「国際理工学科」を設けて今年度から新たな制度とカリキュラムをスタートしたのです。

高専から大学院まで9年間の一貫教育を実施できるのは国際高専ならでは。

その内容はユニーク。
1、2年生は欧米型全寮制スクール、3年生はニュージーランドの国立オタゴポリテクニクへ留学、4、5年生は併設校の金沢工業大学の学生たちと共同研究を行います。国際高専卒業後は金沢工業大学の3年生に編入し、同大学大学院修士課程を目指すという「9年間一貫教育」を推奨しています。

この世界でも類を見ない全く新しい高等教育体制、面白そうですが「実際に入学した学生たちはどんな学び方をしているんだろう?」って気になりますよね。編集部では6月に行われた学校見学会に行ってきました。

その様子をレポートします。

アメリカ人の校長先生の流暢な日本語挨拶にホッとする

当日は金沢駅から無料バスの運行がありました。
記者も朝9時30分に金沢駅に集合し、バスで出発。保護者と一緒に参加している中学生もいれば、一人で参加している中学生もいて、みなさんちょっと緊張した面持ちです。

1時間ほどバスに揺られると白山麓キャンパスが見えてきました。

金沢駅から1時間ほどで白山麓キャンパスに到着。

白山の麓で緑に囲まれた新キャンパスは、天井や床などに木材を使用し、温かみのある校舎です。

受付を済ませると、高専校舎入口横の窓際に100人以上が座れそうな大きな木の階段がありました。
在校生もミーティングなどで使っているというこの階段に座って、11時から学校紹介が始まりました。

はじめにルイス・バークスデール校長からの挨拶。流暢な日本語だったので、「英語で話があるのかな!?」と身構えていた参加者たちの空気が少し和らぎました。

説明をするルイス校長。

「世界をよくしていくためにイノベーションを起こす。そのための土台を作るのが国際高専です。
 5年で就職するのではなく、そこから金沢工業大学や大学院に進むことを目指してください。
 
 英語とイノベーションを一緒に学び、本校や留学、大学・大学院でさまざまなバックグラウンドの人たちと交流することで、社会や地球の課題を解決していく技術を作っていく。

 これからはそれが大切な時代なのです」とルイス校長。

一期生も説明会に参加し、場を盛り上げていました。

その後、各担当教員からの授業内容や入試、奨学金の説明が続きます。真剣に聞き入り、メモを取る中学生参加者の姿が印象的でした。

美味しいランチを囲んで、一期生や教員との距離がぐっと縮まった

学校紹介の後は、普段学生たちが食事をとっているビュッフェ形式のレストラン「ゴールデン イーグル カフェテリア(Golden Eagle Cafeteria)」で、お待ちかねのランチタイム。

「海外を含め、いろいろな学校の食堂で食べてきましたが、本校の食事はかなり美味しいと思いますよ」と学校紹介のときにも向井守副校長が太鼓判を押していたので、参加者たちもワクワクした様子。

この日のメニューは、「ミートボールのトマト煮(Meatball with Tomato Sauce)、ハーブパスタ(Herb Pasta)、イタリア風野菜(Italian Vege)、オレンジ(Orange)、なすとしめじのスープ(Eggplant & Mushroom Soup)、白飯(Rice)」でした。

英語と日本語でメニューが書いてあったり、イスラム教徒の方でも食べられる食品マークがついていたりと、日本の学校とはちょっと違う雰囲気です。

イスラム教向けのハラルフードも並ぶ。

日差しが降り注ぐ明るいカフェテリアで、参加者たちは教員や在校生たちと会話を楽しみながら食事をしました。

外国人の教員と同じテーブルになった中学生参加者たちはちょっと緊張しながら、1年生と同じテーブルになった参加者たちは、くだけた様子でお互いのことを話しながら盛り上がっている様子でした。

もちろん味も美味しく、みなさん完食していました。

英語で学ぶ授業、ついていけるの!? 不安な気持ちで体験

ランチの後は、「エンジニアリングデザイン(Engineering Design class)」の授業を体験しました。

“エンジニアリングデザイン”とは、専門知識を持ってユーザーのニーズを明らかにするために観察し発見した問題点やそれを解決するにはどうするべきかをチームで考えて実行する、「課題発見・解決型の教育」のことです。

国際高専のカリキュラムの中心となる科目で、授業は英語で行われます。

▼化学の授業風景。国際高専の公式インスタグラムより引用。

国際高専では4、5年生の希望者が「ラーニングエクスプレス」という国際交流活動も行っています。

これはシンガポールやタイの学生と一緒に、東南アジアの村でホームステイをしながら、地域の問題解決策に挑むというもの。

例えば手作業でコーヒー豆を栽培しているタイの村では、豆の収穫機械や水を撒くホースの提案などを村人に行いました。
こうした活動が、まさにエンジニアリングデザインです。

ラーニングエクスプレスは、グローバルな体験重視型の工学教育。
​国際的に活躍できる、実践的なエンジニアの育成をめざしています。

見学会当日に課題とされたのは「猪が学生寮に現れたら、どうやって侵入を防ぐか」でした。

初めにテーブルごとで課題解決の意見を出し合い、付箋に対策案を書いて1枚の紙に貼っていきます。

その後、「スクラッチ」というプラグラミングソフトを使って、パソコン画面上で猪が現れたら檻を作ったり、大音量を流したりすることで侵入を防ぐといったプログラムを組みました。

英語で行われる授業ではありますが、日本人の先生方もサポートに入ってくれるうえ、グループで相談しながら進めていけたので、参加者たちは難なく課題をクリアしていました。

教室を移動して、次に体験したのは「英語で学ぶサイエンス&テクノロジー(English STEM class)」の授業。

こちらも国際高専の特徴的なカリキュラムで、科学、技術、工学、数学を統合的に英語で学ぶことで、理工学的思考力を育てることを目的にしています。

この日の学習テーマは「π(パイ)」、つまり円周率についてでした。スライドを見ながら、円周率が発見された歴史の説明を受けます。その後、円柱の円周を測ったり、円柱と直方体の体積を量ったりすることで、実際に円周率が約3.14であることを検証しました。

スライドも先生の解説も英語で行われますが、日本人の先生が間で日本語でも説明をしてくれるので、参加者たちも安心した様子で学んでいました。

新しくて充実の設備に「うらやましい」の声。キャンパスや寮の見学ツアーへ

見学会が行われた白山麓キャンパスは、半円形の高専校舎と体育館、学生寮がそれぞれ2階の渡り廊下でつながっています。

校舎向いには金沢工業大学地方創生研究所の施設「KIT Innovation Hub」もあり、今後は大学と国際高専とのコラボレーションも期待されています。

3年生で全員が参加するニュージーランド留学について、展示やDVDで紹介を受けました。

生物、物理、化学など、さまざまな展示がありました。

「Maker Studio」にはレーザー加工機があり、学生は自由に使うことができます。

3Dプリンターを使い、課題を仕上げている一期生。

パソコンは一人一台貸与されますが、パソコン室「Computer Lab」もありました。

ボルダリング「Bouldering Wall」は体育の授業のほか、放課後も行えるそう。10級~1級まで難易度もさまざま。

英語が苦手でも大丈夫なの?

「心配なのは、英語の授業がこんなにあったらついていけないこと」という方もいるかもしれません。
記者もその点についてはどのくらいの英語力が必要なのか疑問に思っていたところ、一期生の男子学生から

「僕はもともと英語が得意でしたが、同級生のなかには入学時にまったく話せなかった子もいます。それでも授業についていっていますし、2カ月ですごく上達して、いまは話せるようになっていますよ」。

English STEMの授業で使う実験室。

English STEMの教員からも「サイエンスを英語で学ぶから難しいのではなく、サイエンスが難しいしいんです。つまり、英語は英語の授業で学んでも、English STEMで学んでも同じなんですよ。日本人の教員もサポートに入っていますから、英語自体は入学時に話せなくてもなんとかなります」という説明がありました。

3年生はニュージーランドで最も歴史のある高等教育機関「国立オタゴポリテクニク」へ全員が1年間留学します。

約7000人いる学生は、現地生のほか、海外からの留学生も多いそうなので、さまざまな英語の発音や各国の文化と接することになるでしょう。

白山麓キャンパスでのボーディングスクール生活は、自分に自信をつけ、海外の学生たちとも対等に考えを述べあい、議論して、いいアイデアを出し合える、そんな礎を築けるのではないでしょうか。

返済不要の奨学金制度、あります!

「こんな教育なら受けてみたいけれど、授業料が支払えるのかな…」という方にも、返済不要の4つの奨学金制度「ICTリーダーシップアワード奨学生制度」が設けられています。

リーダーシップアワード

1.ICTリーダーシップアワード Golden Eagle奨学金
3年生を対象として、140万円の奨学金を受けられます。ニュージーランド留学時の授業料の一部として取り扱います。定員は3名です。

評価基準は、1年生~2年生の成績と、SDGs(※)スタートアッププログラムの参加、積極的なリーダーシップ、自己成長の学内外への発信です。

(※)SDGs(Sustainable Development Goals)は、国連全加盟国が合意した世界を変えるための17の目標。国際高専では金沢工業大学と連携し、身近な課題と地球規模課題を結び付けた社会実装型の教育研究プロジェクトを推進します。
2017年12月、金沢工業大学は第1回ジャパンSDGsアワードにおいてSDGs推進副本部(内閣官房長官)賞を受賞しています。

2.CWIE海外コーオプ教育奨学金
4年生、5年生を対象として30万円の奨学金を受けられます。海外コーオプ教育先(海外でインターンシップをしたい人)の授業料の一部として取り扱います。定員は4名です。

評価基準は、前年度までの成績、CWIE(Cooperative and Work-Integrated Education for Innovation Minds 産学連携教育)の理解、海外企業での課題と就業体験への取り組みです。

3.ICTリーダーシップアワード Gold奨学金
各学年で30万円の奨学金を受けられます。次年度の授業料の一部として取り扱います(5年生は金沢工業大学編入時の授業料の一部)。定員は各学年10名です。

評価基準は、受講全科目の成績(4段階評価の3以上)、学内外の多様な活動、積極的なリーダーシップ、自己成長の学内外への発信です。

4.ICTリーダーシップアワード Silver奨学金
各学年で25万円の奨学金を受けられます。次年度の授業料の一部として取り扱います(5年生は金沢工業大学編入時の授業料の一部)。定員は各学年10名です。

評価基準は、受講全科目の成績(4段階評価の3以上)、学内外の多様な活動、積極的なリーダーシップ、自己成長の学内外への発信です。

(備考)
1と3又は4は同時に給付を受けられます。
2と3又は4は同時に給付を受けられます。
3と4は同時に給付を受けられません。
2は複数回給付を受けることはできません。
1と2は同時に給付を受けることはできません。

国際高専の学校見学会レポートはいかがでしたか?

興味を持ったみなさんは、ぜひ8月18日(土)、19日(日)に開催される学校見学会、8月20日(月)~22日(水)に行われるサマースクールに参加してみてください。

申込み締切りは7月31日(火)です。

たった2年の寮生活はもったいない?次回は、国際高専のデザインセンス溢れるボーディング(寮)を特集します。

▼開校前に公開されていた下記のパース図。果たしてこの通りになったのでしょうか?
 デザインセンス溢れる校舎は、次回の特集を楽しみにしてください。

お問い合わせ

国際高専専門学校 事務局
〒921-8601金沢市久安2-270
HP:https://www.ict-kanazawa.ac.jp
電話、メール時は「インターナショナルスクールタイムズを見た」とお伝えすると便利です。
TEL:076-248-1080
FAX:076-248-5548
Email:admissions@itc-kanazawa.ac.jp

▼詳細は、公式ホームページで確認ください。

お問い合わせ 国際高等専門学校

https://www.ict-kanazawa.ac.jp/request/

15歳から英語で学ぶ新しい高等教育機関誕生。国際高専は、中学校を卒業して入学する高等教育機関です。

こちらも参考にしたいですね。

ガリレオとニュートンがSTEMの本質だ!国際高専のトークセッションが面白い!

https://istimes.net/articles/948

2018年4月に理工系リベラルアーツのボーディングスクールとして開校予定の国際高専。第一回のキックオフイベントが2017年5月に開催。英語でボーディングスクールで学ぶSTEM教育とはどのような学びでしょうか?STEM教育の楽しさを感じる金沢工業大学の大澤学長とバークスデール校長のトークセッションをお伝えします。

2018年4月に理工系リベラルアーツのボーディングスクールが開校。国際高専のスゴイ挑戦とは?

https://istimes.net/articles/939

2018年4月に開校予定の国際高等専門学校。石川県白山に開校されます。世界から学生を募集し、英語で理系を中心とした専門教育を受けることができます。3年次にはニュージーランドの理系大学に1年間留学します。高専として合計5年間を学び、大学へ編入学もでき、海外の大学にも進学するルートが拓けます。

Discussion Panel with The International College of Technology, K

https://istimes.net/articles/975

What is it like to study under the STEM program at an English boarding school in Japan? KIT President Osawa and Principal Barksdale talk

【オープンキャンパス】ついに明らかに!2018年4月に理工系リベラルアーツのボーディングスクールとして国際高専が開校

https://istimes.net/articles/997

2018年4月に開校予定の国際高等専門学校。オープンキャンパスが8/19(土)、9/16(土)、10/14(土)開催されます。世界から学生を募集し、英語で理系を中心とした専門教育を受けることができます。3年次にはニュージーランドの理系大学、大学への編入学もでき、海外の大学にも進学するルートが拓けます。

この記事の記者

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、日本経済新聞やフジテレビホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。

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