Universal Design for Learning (UDL)とは?
「ユニバーサルデザイン」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
年齢や文化、身体の状況等の違いにかかわらず、誰もが使いやすいように配慮されたデザインのことです。
カナディアン・アカデミーでは、このコンセプトを学校生活や授業のプランニングにも取り入れています。
いわゆる伝統的なスタイルの学校では、全員が同じ方向に並んで座り、全員が同じ教材を使って同じ形のアウトプットを求められ、評価基準も同じで一人ひとりに応じた評価がされにくいことが多いです。
それに対してカナディアン・アカデミーでは学習ツールや教材に複数のオプションを用意することが多く、それぞれの生徒が自分に合ったスタイルを選択して学習を進めることができます。
カナディアン・アカデミーのUDL
では、一人ひとりに合わせた学びをデザインするとは具体的にどんなことをおこなっているのでしょうか?
いちばんわかりやすいのは教室のレイアウトです。
一つの教室の中に大きなローテーブル、一人掛けのハイチェアとテーブル、スタンダードな学習机など、席の選択肢がいくつかあり、その中から自分が一番集中しやすい場所を生徒が自ら選べるようになっています。
さらに、時間を測ることで集中できる生徒にはタイマー、周りの雑音がない方が集中できる生徒にはヘッドフォンなど、必要なツールを生徒がいつでも利用できるように用意しています。
‘My Personalized Learner Profile’も大切な取り組みの一つです。
カナディアン・アカデミーでは、先生が生徒一人ひとりを理解することと同じくらい、生徒が自分自身を理解することも大切だと考えています。
小学部5年生のクラスでは年度の初めに‘My Personalized Learner Profile’を記入します。
「得意なこと」「集中できないのはこんな時」「集中するためのストラテジー」などを記入しながら、生徒たちは自分に合った学び方について考えを深めていきます。
これをおこなうことで生徒は自分の学習スタイルを把握することができ、担任の先生もこのシートを活用してそれぞれの生徒の特性を理解しています。
授業の中でも「一人ひとりに合わせた学び」の例がたくさん見られます。
例えば、小学部5年生の生徒が自分でテーマを決めてリサーチから発表までをおこなう学習プロジェクトであるPYP Exhibition。
プロジェクトの途中、リサーチの結果をまとめてクラスに共有するという課題に対して、生徒は自分の得意なまとめ方を自分で選択することができました。
図で表現するのが得意な生徒はインフォグラフィック、レポーターのように書くのが楽しいという生徒は新聞形式、というように、自分の長所を生かした方法を選びました。
自分に合った形式を選ぶことで一人ひとりの良さを活かしたアウトプットができました。
インターナショナルスクールの環境とUDL
カナディアン・アカデミーには40カ国以上から集まった生徒がおり、これまでに学んできたカリキュラムも違えば学びのスタイルも一人ひとり違います。
そのように多様な生徒がいる環境の中で、UDLは一人ひとりの力を最大限に伸ばすための大切なポイント。
カナディアンアカデミーには、世界各国の学校で教えた経験から長年にわたってUDLの実践をしてきているスタッフがたくさんおり、生徒一人ひとりに合わせて学びを最適化できる環境を整えています。
ぜひ一度学校見学にお越しいただき、幼稚園から高等部までの生徒が生き生きと学ぶ様子をご覧ください!
お問い合わせ
Canadian Academy
兵庫県神戸市東灘区向洋町中4-1
Leading International School in Kobe - Canadian Academy
https://www.canacad.ac.jp/Leading International School in Kobe - Canadian Academy
Canadian Academy, Kobe | Kobe-shi Hyogo
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