インターナショナルスクールのカリキュラムは、国際バカロレアだけではありません。
2014.03.31
インターナショナルスクールのおもしろさ。
それは、各校が自分たちのカリキュラムを作っている点です。
例えば、カリキュラムの基礎に米国、英国、カナダなどのナショナルカリキュラム(日本だと文科省が定めたカリキュラムです)を採用しているケース。
さらに米国型で学び、日本語は文科省の国語の教科書を採用する場合。
国際バカロレアを加える学校もあれば、国際バカロレア一貫校もあります。
さらに高校だと進学を見据えて、得意科目を伸ばすAPを選ぶことができるようにしている学校もあります。
国際バカロレアは、年齢によって3つのプログラムがありますが、高校2年生相当が2年間学ぶ「DP(ディプロマ資格課程)」が有名です。
DPで学ぶためには生徒にDPで学べる基礎を作っておく必要があります。
そのために国際バカロレアのMYP(中等教育プログラム)を採用するケースがあります。
意外と多いのが、国際バカロレアのDPの前にケンブリッジ(Cambridge)のIGCSEというプログラムを採用しているケースです。
IGCSEは、14歳から16歳を対象としています。
この後、英国版センター試験のAレベル、ASレベルと呼ばれる統一試験を受けて、大学へ進学します。
長くなりましたが、そのIGCSEの2012年の日本語の試験問題が掲載していたのでリンクを張ります。
日本語を第一言語とする生徒向けの試験問題です。
試験問題は2と3があります。
日本語なので、読みやすく、国語との違いも浮き彫りになっています。
パラパラと見るだけでも、おもしろい内容です。
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、日本経済新聞やフジテレビホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。