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【武蔵新城に開校!】STEM教育のローラスインターナショナルスクールサイエンス武蔵新城校

【武蔵新城に開校!】STEM教育のローラスインターナショナルスクールサイエンス武蔵新城校

神奈川県川崎市の南武線武蔵新城駅にローラス インターナショナルスクール オブ サイエンス武蔵新城校が開校しました。同校を運営するのは、関東最大のSTEMインターナショナルスクールのローラスグループです。そのため英語とSTEM教育の2本柱の教育方針に特徴があります。完成したばかりのローラス武蔵新城校を見せてもらいました。


武蔵新城に開校!

JR南武線の武蔵新城駅にSTEM教育のローラス インターナショナルスクール オブ サイエンス武蔵新城校が7月下旬に開校しました。

同校を運営するのは、関東最大のSTEMインターナショナルスクールのローラスグループです。

そのため、ローラス インターナショナルスクール オブ サイエンス武蔵新城校(以下、ローラス武蔵新城校)も英語とSTEM教育の2本柱の教育方針に特徴があります。

天井が高く前面の窓が開放的な教室。広い!

現在、ローラスグループは、港区白金台、高輪、大田区田園調布など都内を中心に計8校運営しています。

日置校長によると、実は武蔵小杉校は毎年ウェイティングが出る程の人気校で、施設が手狭になってきているのが悩みの種でした。

グローバル思考があり、教育意識の高い保護者のニーズに応えるために、今回新たに武蔵新城に開校する事になったそうです。

同校がある武蔵新城駅は、武蔵小杉駅から南武線で溝の口方面に二駅目にあり、東急田園都市線の溝の口駅から一駅です。

多摩川の向こう側は上野毛、等々力、二子玉川があります。スクールバスも出ていて、非常に通いやすい環境です。

編集部は、完成したばかりのローラス武蔵新城校を見せてもらいました。

武蔵新城駅から徒歩3分

JR南武線の武蔵新城駅の北口を出て左に曲がり、溝の口方面へ南武線沿いに3分ほど歩くと、スクールカラーのネイビーに塗られた校舎が見えてきました。道路沿いの建物の一階がローラス武蔵新城校です。

外から見るとガラス張りの教室が見えます。

サマースクールの飾り付けの教室。外に止まっているのは、送迎用のスクールバス。

取材日は、雨でしたが、校舎の真ん中に天井付きのエントランスエリアがあり、これなら雨に濡れずにお子さんの送り迎えができます。

校舎は、事務室、手洗い場を囲むように教室があります。
道路から見えた教室に入ると天井が高く、フローリングから木のぬくもりを感じます。

裸足で歩いても気持ちよさそうです。

取材時は、一部の教室で7/31から始まるサマーキャンプの準備が進み、テーマである”Adventure World”に沿ったデコレーションが施されていました。各教室は、普段とは違う絵本のような世界観になっていました。

STEM教育の授業は、3つのアプローチ!

ローラスグループの最大の特徴として挙げられるのが「STEM教育」です。
STEM教育に関連する授業には、3つのアプローチがあります。

①子ども達の「なぜ?どうして?」を育むサイエンス

ローラスの生徒達は、月に1度、サイエンスルームを持つスクールを訪れ、サイエンスの専門講師であるデイビッド先生からサイエンスの授業を受けます。

授業は、科学的なプロセスを非常に重視していて、デイビッド先生は生徒達が論理的であること、実験や勉強をする習慣を身に付ける事を奨励しています。

カリキュラムは、生物学、化学、物理学、地球科学を含む全ての基本的な分野を網羅し、子ども達の「なぜ?」「どうして?」を育みます。

他の教室とは、ちょっと違った雰囲気の教室がありました。ここは、サイエンスルームです。実験をするため他の教室とは床材や机などが違います。今からサイエンスの授業だぞ!と子供達のマインドを切り替える仕掛けがあります。

②プログラミングとエンジニアリングを重視するSTEM

K3(年長)からSTEMの授業がプロジェクトベースで実施されています。
同校のSTEMの授業はプログラミングとエンジニアリングに特化しています。

生徒達は数か月のプログラミングとSTEMアクティビティを交互に繰り返します。

STEMアクティビティでは、他の科目と繋がっており、エンジニアリングが、自然や社会、地球問題などをテクノロジーで解決するためにどう対処していくか?を実践的に解決するアプローチを学びます。

この授業を通して、問題解決型の思考とエンジニアリングの理解を深めています。

▼アメリカのオバマ元大統領は、教育改革にSTEM教育を推進しました。写真は、ホワイトハウスでモールス・センダックの絵本を朗読するオバマ元大統領。公式インスタグラムより引用。

③コンピュータの機能を操作する方法を学ぶICT

ICTとは、情報(information)、通信(communication)に関する技術(Technology)の略語でほぼITと同じ意味です。

同校では、ICTの授業もK3(年長)から実施されています。この授業を通して、生徒達はキーボーディングスキルを磨き、コンピュータの機能を操作する方法を学びます。

現在、インターネットが普及し、情報が簡単に手に入るようになりました。

今後、技術が進歩していくことで、従来の教育で行っていたような知識を持つことよりも、情報をどう効率よく集められるかということが重要になってきます。

早い段階からICTを取り入れることで、デジタル機器を使いこなし、情報活用能力を育成する事が期待できます。

▼モデルのカーリー・クロスは、「コード女子」。世界の女性にSTEM教育とICT教育の重要性を説くだけではなく、自ら「Kode With Klossy」というSTEM教育プログラムを開発し、コードキャンプなどを開催しています。

編集部は、この3つのアプローチが同行のSTEM教育の醍醐味だと考えています。

他とは違う唯一無二のSTEM教育、つまり「なぜ?」「どうして?」を生み出し、探究学習へと導き、実践する仕組みがグループ全体であること。

それがローラスの特徴であり、さらに校名に「インターナショナルスクール オブ サイエンス」と付けられている理由のひとつではないでしょうか。

カリキュラム コーディネーターのジョン先生にちょっと質問!

ローラスグループのカリキュラム・コーディネーターをしているジョン先生に、帰宅後の親子での過ごし方についてお聞きしました。

カリキュラム コーディネーターのジョン先生。

ジョン先生:お子様に直接、園で何を学んだのか?どのように感じたのか?など色々と積極的に質問して欲しいと思います。

一日を振り返る事で、お子様は自分の中で失敗と成功した要因を分析していきます。

失敗と成功は、何も学びだけではなく、お友達とのコミュニケーションの仕方、自分の感情がどのように動いたのか、などお子様の心身を含めた全体の振り返りにつながります。
その振り返りが重要です。

園からデイリーレポート、ウィークリーレポートが出されるので、いつどのように学んだのか、を保護者様はご存知ですが、直接、お子様に聞くことで、大好きなお父さんやお母さんが自分に興味を持ってくれているという自己肯定感につながります。何よりもお子様の成長を学びの側面だけではなく、感情面でも共有できます。

英語で質問できるのであれば、英語で。日本語でももちろん、お子様は喜んで話してくれるはずです。

親子の絆を強める成長を、ダイレクトに感じられるのでおすすめです。

制服のサンプルが並んでいました。ブレザーの制服と夏服、さらにロゴ入りのバックパック、帽子がかわいいですね。

編集部:現在、先行して白金台校でサマースクールが実施されていますが、授業で子供達の反応など印象的なことはありましたか?

ジョン先生:そうですね、サマースクールのサイエンスの授業で、バイオスフィア(Biosphere)作りのワークショップが印象に残っています。

授業では、瓶の中にひとつの生態系を作りました。水と砂、光合成で酸素を生み出す藻、タニシ、そして海老です。

このバイオスフィアを約1時間で作りましたが、私たちが住んでいる地球と同じです。

バイオスフィアは良い生態系のバランスがとれていると、水を交換したり、日々お世話したりする必要はありません。

ただ、生態系が崩れてしまうと水が腐ったり、生物が死んだりしてしまいます。

バイオスフィア(Biosphere)の授業の一コマ。

ジョン先生:子供たちは自宅に持ち帰りましたが、いわば手のひらに乗る「地球」をどのように自分で守っていくか。

作る中で生態系の要素と役割を学びますが、自宅に帰ってからも海老の様子やタニシ、そして水の状態などから身をもって「生態系」を日々実感していくと思います。

編集部:編集部:確かに園から帰っても、自然科学の探究が続きますね。
バイオスフィアは、自宅でも体験しながら学ぶ象徴的なプログラムですね。

お忙しいところありがとうございました。

完成した直後の教室内。9月から教室が生徒の作品とともに鮮やかに彩られます。楽しみですね。

9月2日(土)に同校でSTEM教育の公開イベントが開催されます。

授業の面白さの一部を記事で読まれた方におすすめなのが、9月2日(土)に同校で開催されるSTEM教育イベントです。

ゲストにローラスグループの日置麻実校長とサイエンス顧問の朝日良典先生、元ABC Cooking Studioの代表取締役を務め現在、オンライン教育のGlobal Step Academyの代表取締役を務めるモントゴメリー・道緒氏が登壇します。

13:00に開場となる第一部では、国内のインターナショナルスクールを卒業後、アメリカの大学で起業論を学び、その後、外資系金融機関に勤務し、日本で最大の料理教室であるABC Cooking Studioの代表取締役を経て、現在、オンラインで国際教育を実施する株式会社Global Educational Partners 代表取締役モントゴメリー道緒氏が「STEM教育とインターナショナルスクール」について語ります。

第二部では、第一部でモントゴメリー氏の話を受けて、実際に乳幼児かSTEM教育を実施しているローラスグループの「英語で学ぶことで、身につく学びとは?」をテーマに日置麻実校長、朝日良典先生、モントゴメリー道緒氏のお三方にお伺いします。

第三部では、実際にローラスではどのように学び、学校生活を送るのか。
同校の学校説明会を通してお子様がどのように学ぶのか、を具体的に考えていきます。

▼こちらからお申込みください。

お問い合わせ

ローラス インターナショナルスクール オブ サイエンス 武蔵新城校

〒213-0013 神奈川県川崎市高津区末長4丁目24-18 プリモ壱番館1階
URL:http://www.laurus-school.com/school_list/#sec_musashi
TEL:044-322-0182
FAX:044-322-0183
最寄り駅:JR南武線 武蔵新城駅
アクセス:JR南武線「武蔵新城」駅から徒歩3分

園庭の遊具には、クライミング用の遊具もあり、木の感触を感じながら身体能力を育てます。PEの専門講師もいるので、身体能力の向上も期待できますね。

こちらも参考にしたいですね。

【サイエンス・サマー】ローラス・インターナショナルスクールのサイエンスサマースクール

http://istimes.net/articles/940

白金台にあるローラス・インターナショナルスクール・オブ・サイエンスで、サイエンス・サマースクールが開催されます。同校は、東京都内で青山・高輪・西馬込・久が原・田園調布・武蔵小杉など計7校でインターナショナルスクールを運営するローラスグループの初等部です。

【校舎見学】ローラス・インターナショナルスクール・オブ・サイエンス小学部

http://istimes.net/articles/766

バイリンガ・サイエンス・インターナショナルスクールを田園調布など7カ所で運営する株式会社バイリンガは、2015年4月に港区白金台に小学部のローラス・インターナショナルスクール・オブ・サイエンスを開校しました。同校は、1歳半から6歳までの未就学児童のプリスクールとキンダーガーテンで有名です。

ローラス・インターナショナルスクールで開催されたサイエンス・フェアレポート

http://istimes.net/articles/843

東京都港区にあるSTEM教育を推進するローラス・インターナショナルスクールで開催されたサイエンス・フェア。当日は、バイリンガグループの生徒から近所の小学生など多くのお子さんが集まりました。プログラミング教育と英語が文部科学省の学習指導要領になるのが2020年。ますます注目が集まるSTEM教育を感じるフェアでした。

ローラスのSTEMアカデミーは、英語・日本語でプログラミングとロボットが学べる!

http://istimes.net/articles/841

東京都港区にあるローラスインターナショナルスクールのSTEM Academyでは、英語と日本語でプログラミングの基礎を学び、最先端のゲームやロボットなどの制作を楽しめます。英語を学ぶESLも一緒に学べるから便利ですね。

この記事の記者

インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。

プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。

国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。

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